深夜学園!! 第5話 欲と代償の池
ねえ。知ってる?
裏山の奥地にある池の前で
「カーバタフギカーバ!いスゲズックンタンポンアカーバカーバ」
って唱えると頭がプレゼントの怪人ギフターが現れるんだって
その怪人は
何かを代償に願いを叶えるとか…
NT「ここがその池?」
えんぴつ「へえー池結構綺麗にしてんじゃん。」
2人の少年が池の前にくる。
NT「最近刺激少ないしね。ちょっと試してみますか。」
彼らも話を試しに来た愚かなもの達だ!
NTandえんぴつ「バーカバーカアンポンタン!クッズ!ゲスいばーか!ギフターばーか!」
ギフター「馬鹿にしたな!!!」
湖が赤く染まりプレゼント頭の怪人ギフターが出てくる
えんぴつ「逆さまで呼んでも来るのかフムフム。」
NT「案外しょぼいね」
ギフター「えっと、、、帰っていい?」
出てきた瞬間ディスられまくるのでギフターの堪忍袋はパッツパツです。
NT「帰るな!怪人!」
ギフター「ハイハイ。ご要件はなんですか!」
キレ気味に聞く。
えんぴつ「それはだな!」
……
しばしの沈黙
NT「決めてなくね?」
えんぴつ「そうだった」
ギフター「ぶっ殺すぞ。」
ギフターの堪忍袋はピッチピチです。
NT「うーん」
えんぴつ「無難に仲間が欲しいとか?」
NT「それでいいや」
滅多にない機会であるのにそんな願いでいいのかい?
NT「池の魔人!新しい仲間が欲しい!」
ギフター「池の魔人じゃないです。とりあえず代償を払え。」
そう代償を払わなければいけないのだ!
NT「うーん…あ!」
NTはなにか思いついたように草むらの中を探る
NT「これでどうだ!」
NTは草むらからバッタを拾い上げる
ギフター「うげ!そ、そんなのじゃ取引は成立しません。」
ギフターが戻ろうとすると
NT「それってあなたの感想ですよね?」
ギフター「へ?いやそんなのじゃ成立しません」
NT「そんなのってバッタだって尊い生き物じゃ無いですか。それなのに成立しないって言うのはおかしいんじゃないですか?」
ギフター「でも」
NT「何かそういうデータあるんですか?」
NTはギフターに威圧をかけている
えんぴつ(さっきからこいつ言ってること無茶苦茶なんだよな…)
ギフター「わ、わかりましたそのバッタでいいですよ。」
NT「へへっありがとうございまーす」
NT達は去っていった。
えんぴつ「ていうかウマ娘のこと頼めばよかった!!」
ギフター「ッチ!釣れねえなあ」
怪人ギフター
非常に冷酷でクズでゲスな怪人。代償さえ払えばなんでも叶えてくれるが、実は代償なんて本当はいらないらしい。いつかこの能力で世界を支配しようとか。
ギフター「ったく…どいつもこいつもくだらねえ願いばっか…これじゃいつまでたっても良いもんが手に入んないじゃねえか。」
えー何気に今日はイライラしているのでこのキャラを不遇にします。
アセビ「ここっすかね…」
ギフター「おっ!獲物が来たぞ!」
ギフターは池の中に消える。
アセビ「カーバタフギカーバ!いスゲズックンタンポンアカーバカーバ」
ギフター「私を呼んだのはあなたですか?」
アセビ「あなたがギフターサンッスよね?お願いがあるッス!」
何か切羽詰まった様子。
ギフター「なんですか?」
アセビ「実は実験に使う機械をある人が壊して…明日実験なのにこのままじゃ出来ないッス!」
ギフター「わかりました。では何か代償をください」
そう言われるとアセビは鞄から銀の液体の入った瓶を出す。
アセビ「これでいいスか?」
瓶に入っていながら禍々しいオーラを放つそれにギフターは少し恐れながら聞いた
ギフター「そ、それはなんですか?」
アセビ「水銀ッス。」
ギフター「元素記号hgの?」
アセビ「そうッス。じゃあ…さよなら水銀」
アセビは水銀の入った瓶を開けて中の液体を湖に流そうとする。
ギフター「やめろおおお!!」
ギフターは咄嗟に瓶を弾く瓶は穴に落ちて見えなくなる
アセビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!水銀が!!何するんッスか!」
アセビは必死に穴を広げて瓶を取ろうとするがもう遅い。瓶は奈落の底に消えた。
アセビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」
ギフター「お前がそんな毒を投げるからだよ!弁償して欲しければ代償を払え!」
アセビ「な、なら…硫酸で。」
硫酸の瓶を投げる。
ギフター「何をする!!」
瓶を思わず弾き飛ばすがアセビに思いっきり中の硫酸がかかる。
アセビ「……」
ギフター「あ…お、お前が悪いんだ!これに懲りたら帰れ!」
ギフターはアセビを早く返そうとする。が、
アセビ「……フフ…」
ギフター「?」
アセビ「アハハハハ!!これッスよ♡やっぱり毒は最高ッス♡」
ギフター「うわあああ!!」
アセビの様子に思わず腰を抜かす。
アセビ「やっぱり毒はいいッスねえ♡♡アハハハハ♡♡」
ギフター「わかった!わかった!から願いは叶えるから帰ってくれ!!」
……
ギフター「はあ…」
結局代償は無しで機会はもちろん水銀、硫酸、追加に沢山の薬品を渡すことになってしまった。
ギフター「これじゃ大損だ…クソ!あの変態紫め!」
そんなこんなしているうちにもう辺りは暗くなってしまった。
ギフター「ッチ…もう誰も来やしないか…(愚ぅぅぅ」
お腹の音が鳴る。彼はここ1週間何も食べていないのだ!
ギフター「何か、、、何か食べ物が欲しい」
そう思っていると向こうに人影が見える
ラリス「しっかし学校広いなあ…見回りにものすごく時間がかかったよ…」
見たところ教師のようだ
ギフター「クソ…教師かよ」
ギフターは教師の前では絶対にでない。
何故なら見られると色々面倒になるからだ。しかし…
ギフター「あの袋ってまさか…」
ラリスは左手に1つのレジ袋を持っていた。中はよく見えないが確実に弁当が入っている
そう予想した時ギフターは咄嗟に襲いかかっていた
ラリス「…!?」
ギフター「その食い物よこせ!!!」
ギフターがラリスに飛びかかったその時!
ラリス「不審者!」
ラリスがギフターに向かって赤い液体の入った袋を投げる。それに怯んで動きが止まる。
ギフター「うわ!鉄臭い!」
次の瞬間ギフターにかかった血液が固まり拘束される。
ギフター「グギギ!!何をすんだ!」
身体を動かそうとするが血が固まっていて動けない
ラリス「まさか本当に不審者がいるとは…スヴェトラーナ先生に連絡。」
……
スヴェ「……っでこいつがその不審者って訳か」
ギフター「不審者と言うなああ!!」
スヴェ「うっし、通報するぞ」
ピーポーピーポー
ラリス「それにしてもあの人なんか見覚えがあるんですよねえ、、、」
スヴェ「んあ…そうなのか?」
ラリス「うーんま、いっか」
スヴェ「なんかあいつ他人に大切な人を代償に死んだ奴を復活させてやるって嘘の取引提案した後自分の好きな人復活させて取引相手煽り散らかしてそうだったな。」
ラリス「確かに。その後取引相手にフルボッコにされてそう。」
スヴェ「HAHAHA!!そしたら面白そうだな」
刑務所
ギフター「クソ!いつかまた復讐しに行くぞ!」
次回予告
えんぴつ「転校生がくるってよ!」
芭蕉「カバディ部に入れ!」
牛「転校生の最初の友になる!牛!馳せ参じるぜ!」
次回!メントスコーラは流行遅れ?
次回もサービスサービス!!
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