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深夜学園!!〜第9話〜プロの領域!家庭科部!

注意⚠️

こちらの小説はキャラ崩壊が凄まじいです。

ご注意してください

今回は特に多いです


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生徒「いい匂いだなあ〜」

部員2「ケーキいる人!」

ここは家庭科部。料理、裁縫あらゆる家庭科好きの集まる部活

他の部活に比べて設備が良いという訳では無いが料理オリンピック金賞、コーディネートコンテストベストデザイン賞などなど数多くの賞を総ナメしている。

部員1「先輩!ここどうしたらいいですか?」

ねりあめ「どれどれ?ここはこうして……」

今日も一日が平和に終わると思っていた。

あの時までは……

ガラガラ ドォン!

勢いよく扉が開きまるで仁王像を彷彿させるようにたつ神々しいナニカがいた

部員3「誰だ!!」

部員達の目がドアに集まる

牛「俺は入部希望アシュライノ!ビーフストロガノフ作りながら馳せ参じるぜ!」

そこには6本の腕を巧みに動かし、ビーフストロガノフを作る牛がいた!

ねりあめ「その……作ってるのはビーフストロガノフですか……?」

困惑しながら尋ねる

牛「YES!食う?」

自信満々に答えて鍋から1杯ビーフストロガノフをよそいねりあめに差し出す

生徒12「いろいろツッコミどころ多くて草」

ねりあめ「で、ではお言葉に甘えて、、」

牛のよそったビーフストロガノフを受け取り口に流し込む

ねりあめ「!!」

ねりあめに電流走る!!

ねりあめ「お、美味しすぎます!!」

柔らかすぎず固すぎない牛肉が口の中でほろける。また、濃厚なソースと白米の組み合わせは反則級!!まさに神の作り出した代物と言っても過言ではない

牛「美味い?」

ねりあめ「美味しすぎます!!これを一体どう作ったんですか!?」

ねりあめはいつになく興奮して聞く

牛「ん?あー牛肉は自分で調達。あとはこれで作った」

そう言って牛は食材のようなものレジ袋を出す。


ねりあめ「ほとんど……特売!?」

牛「YES!スーパーでやってたから作った!」

ねりあめ「なん…と…」

思わず膝から崩れ落ちる

ねりあめ(これほどの料理を1人で手軽に作るなんて…しかも高級な食材などは一切使っていないなんてありえません!)

落ち込むねりあめ。しかし!この悔しさが火種にねりあめの中の闘志が燃え上がる。

ねりあめ「アシュライノさんと言いましたね?」

牛「おう!」

ねりあめ「あなたに料理勝負を挑みます!!」


うわ〜イェーイキャーキャー

ラリス「今日もみんな楽しそうにやってるな」

ラリス「みんなおはよう」

家庭科部顧問ラリスが笑顔で入る

わさび「さあ始まりましたクッキングバトル         牛VSねりあめ!!」

ラリス「!?」

部員ではないわさびが何故かマイク片手に謎の実況をしていて困惑する

わさび「実況は私わさびだいふくが努めさせていただきます!」

ラリス「え?どゆこと?」

ますます困惑するラリス

ねりあめ「負けませんよ!」

牛「その言葉そっくり加工せずお返しするぜ!」

お互いに闘志を燃やす

ラリス「どゆこと?」

まだ分からないラリス

わさび「審査員はこちらの御三方ー!」

わさび「総本山財閥の御曹司であり、将来美食家になりたいという総本山 神護そうほんざん しんごさん!」

ここに来て新キャラ登場!

神護「よろしく頼むよ。僕の舌を唸らせる食べ物が作れるかなまあこの僕を前にして緊張しないか心ば……」

わさび「ありがとうございました。次!ローカにいたから適当にスカウトしたジャムおじさん!」

ジャムおじ「なんか美味いもん食えると聞いてきた」

ジャムおじはまだ何やるのかを知っている訳ではないが、目を輝かせている

わさび「最後に家庭科部顧問!ラリス先生ー!」

ラリス「え?私?」

突然指名されて困惑するが、黒服に無理やり座らせられる

ラリス「なに!?黒服までいんの!?」

ますます困惑する

わさび「さて、これから審査員の皆さんには牛とねりあめ先輩の作った料理を食べてもらいます。」

ラリス「そういう事か」

ラリスは理解した

わさび「それぞれの料理が10点満点中、何点か目の前にあるホワイトボードに書いていただきます。」

ジャムおじ「何か知らんがとにかく沢山食えってことだな!」

そのトンチンカンな言葉を聞いてわさびは軽蔑したような目でジャムおじを見る

わさび「気を取り直して、まずこちらの料理から!」

黒服たちが審査員の前に食器を並べていく

わさび「尚公平な判断のため誰が作ったのか言いません。では、最初の料理オープン!」

右の皿に被せられている銀のクローシュをとる

ラリス「こ、これは……」

そこには大きな牛丼が置かれていた

ラリス(おそらくこれを作ったのはねりあめ。アシュライノが牛丼を作るのはまず有り得ない。何故なら彼は牛!同胞を煮込むなんて以ての外だ。)

名探偵ラリスの再来である

ラリス(というとこの料理を作ったのはねりあめになる。なぜ牛丼?これはおそらくアシュライノに見せしめるため、ねりあめ「私に逆らったらどうなるかわかりましたね?」そういう意図が読み取れる。恐ろしい!)

恐ろしい推理力だが全て間違っている

これを作ったのはアシュライノこと牛だ。

ラリス「い、いただきまーす!」

牛丼を口に入れる

ラリス「グッ……ヴァ!」

ラリスは苦しそうに胸を抑える

だが顔は少し幸せそうであった

ラリス「お、美味しすぎる…」

神護「これぐらいで美味死しかけるとはするとは情けないですねえ先生。この牛肉とライスのコン……」

ジャムおじ「お、もう要らねえなら食うぞ」

ジャムおじは神護の丼にスプーンを刺してあっという間に平らげた

神護「うわあああああああああああ」

ジャムおじ「うめえ!」

審査員の反応はそれぞれだが高評価である


控え室

牛「へっ!このまま勝たせてもらうぜ!」

牛は自信満々に腕を組んで牛丼の残りを食べている。

ねりあめ「そう簡単に勝利はさせませんよ。」

ねりあめは自信ありげに言う

どちらも自信満々だあ!


ラリス「ふう美味しすぎて死にかけた。」

わさび「ではお次の料理オープン!!」

左の皿に被せであるクローシュをとるとそこにはランプのような飴細工があった

ラリス(飴細工はねりあめの得意分野だが、さっきの料理からしてこちらは牛の作ったもの。飴細工を食べるということは壊す。つまりねりあめのプライドをズタズタにするという意味が込められている。恐ろしい!!)

神護「この飴細工は美術点は非常に高いですね。精巧に作られてい……」

ジャムおじ「お、食わないなら貰うぞ。」

ジャムおじは神護の皿に手を伸ばし飴細工を持ち上げると口に放り込んだ。

神護「あああああ!!」

ラリス「!……」


一方その頃ねりあめと牛は……

牛「なかなか上手いなこの飴細工!」

ねりあめ「そちらこそ素晴らしい牛丼です!」

さっきまで少しバチバチしていた2人だが、お互いの料理を食べ、認めあっていた。

牛「俺の負けだ。飴細工最高に美味かったぜ!俺にも教えてくれよ。」

ねりあめ「あなたの牛丼、ビーフストロガノフも超絶美味でしたよ。私にも牛料理のコツを教えてください。」

2人は笑顔で挨拶を交わした。

赤い夕日、救急車の音をバックに2人の友情?が生まれた

次回予告!!

矢田「イメチェンしただ!」

アズオリン「お、お前は誰だ!」

ヨル「私に楯突くってことですか?」

クール「もう影薄メガネとは言わせない……!」

次回!今日からおれは!

















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