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『おせんべいくんとぷりんちゃん』

『おせんべいくんとぷりんちゃん』 一話

昔々、あるところに、おせんべいくんとぷりんちゃんという男の子と女の子がいました。

おせんべいくんは小さい頃から、ひとと接するのが苦手で、うまく他人と喋ったり、遊んだりすることができず、幼稚園や学校でも、みんなの輪の中に入れず、ひとといると、ひどく消耗し、つかれてしまいました。

ぷりんちゃんは、反対に、誰とでも簡単に打ち解け、すぐに仲良くなれる才能の持ち主でした。

ぷりんちゃんの周りにはいつも笑顔が溢れ、常に三四人の友達がついていました。クラスではリーダー的な存在で、役員や係なども率先して行いました。

続く

https://note.mu/aspe/n/n2bce49c30ded