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AIと人間

 初めまして、麻生です!

 今月のテーマは「AI時代で人である自分が活躍するために」ということで、AI時代である現代で僕達がどのようにAIと差別化を図り、将来活躍していくことができるかについてまとめてみました。

①. そもそもAIって?AIとは矛盾の塊
.特化型人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)と汎用型人工知能(GAI:Growing Artificial Intelligence)
③.新たな局面
.人と触れ合う仕事は最後まで生き残る

 最近では、自動車会社とIT企業による自動運転の開発や製薬メーカーによる新薬の開発など、様々な分野でAIの導入が検討されており、AIについてテレビや新聞、ネットの記事でよく見るようになりました。

 僕自身も、就職活動で将来、AIに携わりたい!と思い、トヨタ自動車の自動運転の部門に応募したこともあったので、今回のテーマは初めてなのですが、その時に少し勉強したからか、少し馴染み深く感じました。
 でも、本当はAI自体には興味がなくて、「移動時間も勉強できる車」があったら面白いなと思っての事でした。

 余談なんですが、トヨタ自動車は今年の東京オリンピックの開幕式で、
完全自動運転車(簡単に言うと、ハンドルが全くない車)を世界で初めてお披露目すると明言しており、とうとうAIの導入が本格的になってきたなと感じています。

①. そもそもAIって?AIとは矛盾の塊
 AI、AIと最近よく聞きますが、
 そもそも「AI」とは「Artificial Intelligence」の略称です。直訳すると「人工知能」。
 でも正直、「人工知能」って一口に言われても、はっ?何なの?ってなります。
 

 だって「知能」って元々、生物学的な言葉じゃん!。

 コトバンクで調べてみると、以下のように出てきました。
「知能(英:Intelligence):生物学的立場からは新しい環境に対する先天的および後天的な適応可能性と定義され,また心理的機能の面から知覚,弁別,記憶,思考などの知的な諸機能の複合としても定義される。」

 やっぱり「知能」は生物学的な言葉でした。

 僕が何を言いたいかというと、
 人間は言葉の中に矛盾が生じているとき、その言葉に対して興味を持ちやすいとされています。(例えば、終わりの始まりとか永遠の18歳とか。。。)
 
 「人工知能」とはまさに矛盾

 なぜなら、「知能」という生物学的な言葉の頭に、対義語の「人工」付いているからです。よくよく考えてみると、誰だってよくわかんないけど、興味を持つ理由がわかった気がしました。
 
 そんなよくわかんない言葉だからこそ、
 
 今、「AI:人工知能」についてしっかりと認識しておかなければならないのかなと思いました。

②.特化型人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)と汎用型人工知能(GAI:Growing Artificial Intelligence)

 AIには、大まかに2種類存在します。

1.特化型人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)
2.汎用型人工知能(GAI:Growing Artificial Intelligence)

 1.特化型人工知能とは、ある限られた目的に特化して能力を発揮する人工知能のことです。
 代表的なものでいうと囲碁AI「Alpha Go」です。囲碁で相手に勝つことだけを目的として、膨大な数の対局データを学習して最強の囲碁AIに君臨しましたが、囲碁以外のことは何ひとつとして人間に勝つことはできません
 先程、お話しした自動運転車に導入されるAIはこれに当たります。

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 2.汎用型人工知能とは、人間と同等の能力を持った人工知能のことです。
 代表的なものでいうとソフトバンク社の「Pepper」です。人間と会話をしたり、ダンスをしたりといろいろなことができますが、人間と同等の能力を持っているわけではありません。

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 特化型人工知能がある一定の完成形に到達しているのに対し、汎用型人工知能は、完成形と呼べるものは現段階では存在していません。

 この汎用型人工知能の完成形こそが、最終的にAI(人工知能)が目指すゴールであり、このゴールに達したとき、私たち人間とAI(人工知能)の関係性はまた新たな局面を達すると考えれています。

③.新たな局面

 この新たな局面のことを「シンギュラリティ」と言います。

 シンギュラリティとは人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念を指し、別名「技術的特異点」とも呼ばれています。

 シンギュラリティの発生により、様々な職種がAIに奪われると予想されており、AIの導入により雇用の減少貧富の差の拡大といった社会問題に繋がると予想されています。

AIに代替する可能性が高い職業と代替する可能性が低い職業は以下の通りです。

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④.人と触れ合う仕事は最後まで生き残る
 かつてコンピュータが登場した時にも、多くの仕事がなくなるといわれました。実際、コンピュータに置き換えられた仕事もありますが、一方でIT関連の仕事が多く誕生しました。AIも同じように、多くの仕事が消える半面、新しい仕事が生み出されると思います。そんな中で人に接する仕事は、AIが普及しても優位に立てるでしょう。

 人にぬくもりを感じるからです。医療現場なら看護師。教育では、保育士や小学校教諭は、最後まで残るでしょう。成長期の子供には、コンピュータよりも心を持った人間のほうがふさわしいからです。

 では今後のAI時代に、個人としてどう立ち向かえばいいのか。それにはよく考え、果敢にチャレンジして自分を変えていくことです。人が将来活躍するためには、自分が得意とすることを軸にして、そこから派生する分野を伸ばし、人特有の付加価値をつけることです。


そうすればAI時代でも、社会が求め、活躍できる人材になれると思います。