2010年代のアニソンフェスを振り返ってみた
今や当たり前になったアニソンフェス。首都圏でも地方でも、様々な会場でアニソンシンガーや声優が集まることも珍しくはなくなりました。
しかしアニソンフェスの歴史は意外と浅く、2000年代はAnimelo Summer Liveや2009年に始まったANIMAX MUSIXなど数えるほどしかなかったと言われたら驚く人も多いでしょうか?
つまり、2010年代はアニソンフェスの拡大期! しかしどんなアニソンフェスがあったのか、振り返る資料がないんですよね。アニソン文化を振り返るにあたって、小規模なアニソンフェスも、1回だけ開催されて終わってしまった泡沫フェスも、すべからく記録されるべき!
そんなわけで、2010年代に開催された様々なアニソンフェスを振り返っていきましょう!超長いので時間があるときに読んでください!
3大アニソンフェス
Animelo Summer Live
今年で15回目の開催となった、言わずと知れた日本最大のアニソンフェス。通称アニサマ。詳細はWikipediaでも見てもらえればいいですが、アニサマが行われるまでは複数のレコード会社を横断した大規模なアニソンフェスはありませんでした。そのため、2005年の初回公演の成功は業界内外に大きなインパクトを残したんですよね。
さいたまスーパーアリーナで8月末に3日間開催という現在の形になったのは2013年から。水樹奈々やJAM Project、LiSAといったアニソン界を代表する面々から、鈴木雅之や氷川きよし、WANDSといった大物歌手も参戦するなど、日本最大のアニソンフェスの肩書は伊達ではないラインナップとなっています。
そしてアニサマといえばコラボやサプライズゲストが最大の見どころ。2017年のSOS団、2019年の放課後ティータイムの出演は大きな話題となりました。個人的には2015年のメロキュアが反則でしたね。あの演出は泣く。
近年では12月ごろにダイジェスト版がNHK BSプレミアムやBSフジで放送されたりしているので、現地に行ったことはないけどテレビで見たことあるという人も多いのでしょうね。来年はどんなアニサマが見られるのか、非常に楽しみです。
ANIMAX MUSIX
BS/CS放送のアニマックスが2009年から主催するアニソンフェス。「アニメミュージックの魅力を世界へ」というコンセプトのもと、横浜と関西で毎年開催されています。
「ANIMAX MUSIX」最大の特徴は、出演アーティストがファン投票で選ばれた楽曲をカバーする「FAN SELECTION」のコーナー。東山奈央とJUNNAによる「いけないボーダーライン」といった王道な選曲から、Geroとi☆Risによる『うまるちゃん』OPテーマといった変化球など、かなりバラエティ豊かなチョイスとなっています。
出演者は昔はアニソン歌手の割合が多かったのですが、最近は声優アーティストや作品ユニットも多数出演していますね。ちなみに珍しいところでは及川光博が出演していた時期もあったんですよ。生で見るミッチーはかっこよすぎました。
ほかにも開演前にDJ和によるDJブースがあったり、前夜祭で一般人のカラオケ大会を開催して優勝者に本番ステージに上がってもらう企画があったり、様々な企画を行ってフェスを盛り上げています。今年も大盛況に終わったので、来年の開催も期待が高まりますね。
リスアニ!LIVE
アニソン専門の音楽雑誌「リスアニ!」が2010年から主催している音楽フェス。 「ライブハウス武道館」をコンセプトに日本武道館で毎年行われており、アーティストのワンマンライブを再現するようなセットリストが魅力の一つです。アニサマやアニマックスと比べると1組当たりの楽曲数が多く、ノンタイ楽曲も歌われる率が高いことも特徴です。
「リスアニ!」はソニーミュージックの子会社であるエムオン・エンタテインメントが発行していることもあり、出演アーティストはソニー系が多め。2017年~2019年には3日間開催になったりもしましたが、現在は2日間開催に落ち着いています。
派生イベントとして、ライブハウスでの近距離戦をテーマにした「リスアニ!CIRCUIT」、アニソン系オールナイトDJイベント「リスアニ!ナイト」、音楽ライブ、DJ・VJプレイ、ブース展示などを複合展開する回遊型イベント「リスアニ!PARK」が開催されているほか、北京・上海・ソウルで海外公演も行われました。
アイマスやラブライブ!も生バンドで披露する、そんな「リスアニ!LIVE」が私は大好きですよ。やっぱり生バンドは強い。
女性向けアニソンフェス
Original Entertainment Paradise "おれパラ"
2008年から始まった、毎年12月に両国国技館で開催される男性声優アーティストによる合同ライブイベント。小野大輔、鈴村健一、森久保祥太郎、岩田光央(2013年まで)、寺島拓篤(2014年以降)がホストとなり、ゲストとともにライブを作り上げています。
「ランティスレーベルの男性声優たちによる音楽の祭典」と銘打っていますが、2012年頃からはゲスト出演者として他のレコード会社のアーティストも参加しています。主なゲストは下野紘、羽多野渉、豊永利行、2HEARTS、SCREEN modeなど。
2012年からは神戸でも開催され、2017年には10周年記念特別ライブとして夏に富士急ハイランド・コニファーフォレストで初の野外ライブが行われました。
3大アニソンフェスは男性出演者が少ないので、男性声優のみに特化したライブイベントというのは非常に貴重だし、それが10年以上続いているというのもすごいこと。当初は女性客ばかりでしたが、最近は男性客も徐々に増えているそうです。2020年代も末永く続くイベントになりそうですね。
LisOeuf♪ Party
アニソン雑誌「リスアニ!」が発行する、女性向け作品に特化した音楽雑誌「LisOeuf♪(リスウフ)」。そのリスウフがプロデュースしたライブイベントで、2016年冬にTOKYO DOME CITY HALL、2017年秋に日本青年館ホールで開催されました。
リスアニがプロデュースしていることもあって、SCREEN modeやオーイシマサヨシ、DearDream、PENGUIN RESEARCH、アイドルマスターSideMなどライブパフォーマンスに定評のあるアーティストが揃いました。珍しいところでは佐香智久、ツキクラ、『バンドやろうぜ!』のOSIRIS、野島健児なども出演していましたね。ソニー枠が使えると強い。
昨今様々な女性向け作品が盛り上がりを見せていることもあって「LisOeuf♪」自体は現在も発行されていますが、2017年に開催されて以降イベントの音沙汰がないのは寂しいところ。フェスに呼ぶとなるとスケジュールの問題や予算の関係でハードルは高いのでしょうかね?
老舗アニソンフェス
スーパーロボット魂
ANIME JAPAN FESが主催するアニメソング・特撮ソングのライブイベントのうちの一つ。その名の通り『スーパーロボット大戦シリーズ』などのロボットアニメの楽曲が歌われるライブイベントで、ほかにも「スーパーヒーロー魂」「スーパーアニソン魂」「スーパー戦隊“魂”」などの派生イベントも毎年開催されています。歴史はかなり古く、「スーパーロボット魂」は1997年から行われているんですよ。
開催時期は「スーパーロボット魂」がゴールデンウィーク近辺、「スーパーヒーロー魂」「スーパーアニソン魂」が8月10日前後、「スーパー戦隊“魂”」が11月上旬とほぼ固定。東京と大阪の2か所で開催してくれるのもうれしいですね。出演者は水木一郎、堀江美都子、影山ヒロノブ、MIQ、たいらいさお、遠藤正明、福山芳樹、森口博子、鮎川麻弥、串田アキラなどベテラン勢が集結しています。Zepp TokyoやなんばHatchといったライブハウスで聴く熱いアニソンは格別です。
アニソン女子部
2000年から始まった、堀江美都子がプロデュースする女性アニソンシンガーのみの音楽イベント。上述したANIME JAPAN FESが主催するイベントですが、このイベントはタイトル通り女性シンガー・女性声優のみしか出演できません(一部例外あり)。
古き良きアニソンが披露されるのが魅力で、堀江美都子、大杉久美子、金月真美、三重野瞳、吉田仁美、日髙のり子、米倉千尋、Salia、bless4など、アニソン界の大御所が多数出演しました。ライブ以外にも演劇パートがあったり、2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震の被災者支援としてチャリティーCDの販売もされるなど、様々な試みがされてきました。
2018年の12月をもってファイナルとなってしまいましたが、こういったベテランの方たちを一挙に見る機会もそうそうないので、また何かの折に復活してくれたらなと思います。
コンセプトアニソンフェス
ANI-ROCK FES.
アニプレックスが主催するアニメ作品のロックナンバーを届ける音楽フェス。2016年に第1回が幕張メッセ イベントホールで行われ、1日目は『銀魂』、2日目は『NARUTO-ナルト-』の楽曲のみを披露しました。アニメ系のアーティストはほぼ登場せず、SPYAIRやDOES、いきものがかり、FLOW、スキマスイッチといったロックバンドやJ-POPのアーティストが出演。アニソンフェスとしてはこれまでにない試みだったこともあり、2018年に行われた第2回では規模を拡大してさいたまスーパーアリーナで開催されました。
第2回は『ハイキュー!!』と『銀魂』をフィーチャー。チケットもソールドアウトでしたし、3回目の開催もありそうですね。
Nendoroid 10th Anniversary Live
2016年に開催された、その名の通り2頭身のフィギュア「ねんどろいど」の10周年を記念した音楽フェス。ちょっと何を言っているかわからないけど、大丈夫。私も最初に企画を聞いた時はよくわからなかった。
ねんどろいどシリーズに縁のあるアーティストが出演しており、七森中☆ごらく部、Trident、Prizmmy☆、Prism☆Box、Wake Up, Girls!、ミルキィホームズ、アイドルマスターシンデレラガールズ、そしてMay'nとかなり豪華なラインナップでした。ちなみにMay'nは「May'nのねんどろいど」が出ているので、ちゃんとねんどろいどと関係はあるんですよ。10周年で行われたので、次行われるとしたら15周年か20周年でしょうか?
アニソンAAA
「Act Against AIDS(略称:AAA)」は、1993年から音楽業界を中心に行われているエイズ啓発運動です。12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、多くのアーティストが「AAAコンサート」を開催しています。
「アニソンAAA」はJAM Projectが中心となり、2012年から毎年開催されています。第1回はZepp DiverCity Tokyoで行われ、JAM Project、石川智晶、佐藤ひろ美、ZAQなど22組のアーティストが出演しました。
基本的にはランティス勢やSOLID VOX(現ハイウェイスター)所属者が多く名を連ねていますが、第2回ではPENICILLINのHAKUEI、第3回では流田Project、第4回は森口博子なども参加していました。また第5回からは「JAM Projectとゆかいな仲間たち」と合体したイベントとなり、アーティストがコスプレをして演奏・歌唱するのが定番になっています。岩田光央のコスプレが毎回やばかったですね。。。
ちなみにAAA自体が2020年7月に活動終了するため、アニソンAAAも今年でラスト。ゆかいな仲間たちは続くと思いますが、やはりちょっと寂しいですね。
A-FES
2012年3月に幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールで行われた大型アニソンフェス。アニソンフェスとしては珍しく、入退場自由、飲食エリアあり、タイムテーブル事前発表といったスタイルで行われたフェスでした。COUNTDOWN JAPANなどで有名なロッキング・オンが制作協力したからというのもあるのでしょうね。出演はGRANRODEO、妖精帝國、nano.RIPE、OLDCODEX、黒崎真音、angela、茅原実里、ALI PROJECT、JAM Project。
1アーティスト少なくても4曲、多くて7曲披露とボリュームも十分でしたね。もともとは2011年3月に開催予定でしたが、東日本大震災の影響で延期してしまったといういきさつがあります。ロッキング・オンは最近またアニメに近づこうとしているので、もしかしたら2回目があるかもしれません。
アニソンキング
2009年から2013年まで毎年大晦日に開催された年越しアニメソングライブイベント。当初は「アニソン紅白」という名前でしたが、第4回から「アニソンキング」という名前になりました。
新曲だけでなく往年の名アニソンを歌うことも多く、毎年30曲以上、多い時には100曲も歌われたりするなど、紅白という名前を冠しているだけあってセトリはかなり充実していました。テレビ中継もされたりと大みそかの定番になりかけたのですが、スポンサーのキングランが撤退(?)したこともありそれからは開催されていません。アニメ業界関係ない会社だったのに5年間もスポンサードしてくれたことに感謝です。
声優紅白歌合戦
こちらは声優に特化した紅白歌合戦で、2019年4月に舞浜アンフィシアターで開催。声優の中田譲治が発起人となり、司会を諏訪部順一と植田佳奈が務め、若手からベテランまで18名の声優が出演しました。なぜか声優ではない中川翔子が出ましたがそこはご愛敬。井上喜久子・ほの花親子の競演だったり、井上和彦や大塚明夫、堀内賢雄、日髙のり子といったなかなか生歌を聴けない方もいたりと、濃いライブイベントでしたね。2020年の開催も決定していますよ。
あにゅパ!!
2017年にサービスが開始されたアニソンのサブスク「ANiUTa(アニュータ)」によるライブイベント。第1回は2017年5月に国立代々木競技場 第一体育館で、第2回は2018年5月に幕張メッセ イベントホールで開催されました。
May'n、Wake Up, Girls!、Aqours、ALI PROJECT、fhána、i☆Ris、内田真礼、ワルキューレなどが出演。ANiUTaはフライングドッグとランティスが主導したサービスということもあってか(?)、ワルキューレやAqoursを出演させたのはさすが。
AnimeSong×ToyBox
「アニソンとLIVEで最高の楽しさを体験する」というコンセプトで行われるライブイベントで、第1回は2019年6月に神田明神ホールで、第2回は2019年12月に開催。TRUE、オーイシマサヨシ、ZAQ、ChouCho、佐咲紗花、eufoniusといった実力派アーティストが出演し、オールスタンディングで盛り上げていく形式でした。コラボやカバーもあって、なおかつライブハウスのような熱量があるというのが差別化要素かな?評判が良かったので、3回目以降も期待大です。
Songful days
イープラスが主催したアニソンライブイベント。2018年3月に両国国技館で行われました。出演は茅原実里、May'n、Kalafina。3組のみの出演ということもあって、1組当たりの持ち時間は45分~50分とかなりのボリューム。ラストに3組で「鳥の詩」を歌うという豪華なイベントでした。第2弾もありそうですがどうでしょうか?
キャラソンJAPAN
キャラソンに特化したアニソンフェスイベント。キャラソン特化とはいうものの、徳井青空、福原香織、今井麻美、若井友希、日岡なつみといった人気女性声優の他に、BACK-ONやHi!Superbといったアーティストも出演しており、「キャラソン特化とは?」とも思ったり。
2019年2月から3月にかけて東京・札幌・名古屋・福岡・大阪の5か所で開催予定でしたが、3公演終了後、突如福岡と大阪公演の中止アナウンスが流れ、それっきりに。中止の理由ははっきりはしていませんが、宣伝が足りず客入りが悪かったためというのが大方の意見ですね。
コンセプトはよかったのでどこか他のところが同じような企画をやってくれるといいのですが…。
作品・企画のアニソンフェス
JUMP MUSIC FESTA
2018年に開催された週刊少年ジャンプの創刊50周年を記念したライブイベント。ANI-ROCK.FESと似ていますが、こちらは少年ジャンプ作品全般を対象としたイベントです。
GRANRODEOやFLOW、きただにひろしのほか、KANA-BOON、SPYAIR、家入レオ、サカナクション、Little Glee Monster、欅坂46など、普段のアニソンフェスでは見られないアーティストが多数参加しました。
『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『BORUTO ボルト』『ブラッククローバー』『バクマン。』『黒子のバスケ』『北斗の拳』『ドラゴンボール改』など、多くのジャンプ作品の主題歌を披露。ただ、ジャンプとは全然関係ないドラマ主題歌やCM楽曲がセトリの3分の1以上を占めているなど、フェスのコンセプトとしてそれはいいのかとも思いますが、満足している人も多かったようなので需要には合致していたのかなぁという気もしています。
バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル
バンダイナムコエンターテインメントのアニメ・ゲーム作品の主題歌を披露するライブイベント。2019年10月に東京ドームで開催されました。レコード会社ではなくゲームレーベルのフェスとしては史上最大です。
出演作品は『アイドルマスターシリーズ』『ラブライブ!サンシャイン!!』『テイルズ オブ シリーズ』『アイカツ!』『機動戦士ガンダム40周年プロジェクト』『コードギアス 反逆のルルーシュ』。アイマスシリーズはシンデレラやミリオンライブなど派生作品もすべて出演したため、「実質アイマスフェス」なんて呼ばれたりもしましたが、蓋を開けてみれば『ラブライブ!サンシャイン!!』のGuilty Kissは会場をMAXに盛り上げ、『アイカツ!』は各シリーズの代表曲を惜しげもなく歌い、『テイルズ オブ シリーズ』は作品の魅力を存分に伝えるなど、未履修の作品の魅力を存分に伝えることができたフェスだったのではないかと思います。
2020年も東京ドームで開催予定。楽しみですね。
バンダイナムコ アニメキャンプ2014
バンナムフェスの前身になった(と思われる)、2014年に開催されたトーク&ライブイベント。『機動戦士ガンダム』『ラブライブ!』『ガールズ&パンツァー』『アイドルマスターシンデレラガールズ』などの作品をフィーチャー。放送中の作品もラインナップに入っていたりと、ガンダム以外はどちらかと言えばトークの比重の方が多かったですね。
DENGEKI MUSIC LIVE
アスキー・メディアワークス創立20周年記念イベントとして、2012年に初開催。 『灼眼のシャナ』『とらドラ!』『ソードアート・オンライン』『キノの旅』『とある魔術の禁書目録』『あずまんが大王』『シスター・プリンセス』『ラブライブ!』など、数多の電撃作品の主題歌を2日間にわたって披露。映像化されないということもあって、すべての楽曲でアニメ映像がバックに流れたのは素晴らしかった。「これぞアニソンフェス!」という王道感のあるライブでしたね。
2018年には創立25周年を記念して2回目が開催。2012年のライブは20年の歴史を表現したセットリストでしたが、今回はこの5年間で新たに作られた作品をフィーチャーした内容に。『魔法科高校の劣等生』『ストライク・ザ・ブラッド』『さくら荘のペットな彼女』『天使の3P!』『ラブライブ!サンシャイン!!』などの楽曲が歌われました。次は30周年に期待かな?
FANTASIA ANNIVERSARY LIVE 2019
2019年1月に豊洲PITで行われた富士見ファンタジア文庫の30周年を記念したトーク&ライブイベント。『スレイヤーズ』『冴えない彼女の育てかた』『デート・ア・ライブ』『東京レイヴンズ』『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』の5作品をピックアップし、キャストトークとアーティストライブが行われました。
ライブパートは合計8曲しか歌われなかったのでトークパートの方がメインなのは否めませんが、林原めぐみと奥井雅美の「Get along」と「KUJIKENAIKARA!」を披露した時点で優勝確定なので特に問題ないかなとも思いました。やはり長年愛されている作品があるのは強みですね。
ANISON HISTORY Japan!!
2016年3月に2日間開催されたアニソンイベント。新人からベテランまで、アニソンの歴史を担ってきたアーティストが一堂に会したフェスで、2日間3公演で計35組が出演しました。セトリはWikipediaに載っていますよ。
後日NHK BSプレミアムで「アニソンヒストリージャパン」という番組名でこのライブの模様を放送。これがアニソンプレミアムの布石になった可能性もあるんですかね。
AFFT 2017 アニメ100周年記念 トーク&ライブ ~ 翼を持つ者たち ~
アニソンヒストリージャパンはアニソンの歴史を振り返るイベントでしたが、こちらは日本のアニメ誕生から100周年を記念した企画。2017年に日本アニメーションの魅力を世界へ向けて発信するプロジェクト「アニメNEXT100」という企画が立ち上がり、その企画の一環で2017年10月に新宿MARZでトーク&ライブイベントが開催されました。井上あずみ、堀江美都子、水木一郎、米倉千尋といったベテランが集結した回と、Wake Up, Girls!、TRUE、Minamiの3名が集まった回がありましたね。
大型イベント内のアニソンフェス
@JAM
2011年に初開催。2013年から毎年5月末にZepp DiverCity Tokyoで行われている、アイドルとアニソンに焦点を当てたポップカルチャーイベント。初回はアイドルとアニソンを一つのステージに集めたコンサートを行っていたのですが、ファン層の違いもあって融合できず、2回目からはアニソンDayとアイドルDayの2日に分けてライブが行われています。
2018年まではアニソンDayが行われていましたが、2019年は行われず。このままアイドルイベントになってしまうのかな?
ニコニコ超会議内 超音楽祭
2012年から毎年GWに開催しているニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議」内のライブステージイベント。出演者はアニソンオンリーというわけではありませんが、ニコニコの性質上多くのアニソンアーティストがこれまで名を連ねております。
ニコニコ動画のイベントのためライブステージもネット中継されており、しっかり映像として残っているのが一つの売りですね。アイドルマスターはこの日限りのユニット内ユニット(はいさいフューチャースター、蒼黒の美声楽団)を結成してすぐ解散したり、2014年には”I've Special Unit”が1時間にわたりI'veの名曲を披露したり、話題になるステージも多くありました。
2019年は「アニサマワールド in ニコニコ超会議2019」と題して10組のアーティストが出演しました。来年はどんな催しが行われるのか、楽しみですね。
ANISON GENERATION~アニジェネ~
エイベックスが主催する「a-nation」の一つで、2012年・2013年に国立代々木競技場第一体育館で開催されました。エイベックス主催ですがエイベのアーティストはayamiと、しいて挙げるなら栗林みな実くらいで、ほかにはKOTOKO、fripSide、中島愛、ALTIMA、岸田教団&THE明星ロケッツ、ZONEなどが参加。
セトリは結構よかったのですが、当日にモニターという名のタダ券を配っていたり、株主優待席がアリーナAで、アーティストのFC枠が後方席というのもあって悪評を買っていましたね。。。2013年は平日開催ということもあって客入りは振るわず。翌年から別のライブが行われることになります。
あに☆ぱら ~anime paradise~
アニジェネから名前を変え、2014年から開催された「a-nation」のアニソンライブフェス。昨年の客入りから学んだのか、会場は国立代々木競技場 第二体育館になりました。出演は新田恵海、佐藤聡美、長妻樹里、ハート♡インベーダー、i☆Ris、ミルキィホームズシスターズ。
第2回は名古屋、第3回は仙台で行われましたがそれ以降は行われず。今はエイベックスやDIVE Ⅱ Entertainmentのアーティストも充実していますし、もし復活するとしたらなかなか濃いメンツになりそうですがどうでしょう?
音魂 VOICES IN THE BREEZE
神奈川県逗子海岸の海の家に建てられたライブハウス「OTODAMA SEA STUDIO」で開催されるライブイベント。数あるライブの中でアニソンに特化したのが「音魂 VOICES IN THE BREEZE」です。
初回は2012年に「夏の浜辺の一本勝負!アニソン meets アイドル!VOL.1」という名前で行われました。その名の通りアニソンとアイドルが混ぜられたライブだったんですよね。その後はアニソンアーティストは基本的に一つにまとめられ、2015年は「だから海って特別な場所なのかな」、2016年は「海に恋して」といったタイトルを辿りながら、2018年から「音魂 VOICES IN THE BREEZE」という名前で開催されています。
海を背にしてライブを行うので開放感があり、夏フェスとしてはなかなか貴重な体験ができます。来年も開かれるかな?
レコード会社主催のアニソンフェス
KING SUPER LIVE
キングレコードが主催するアニソンフェスで2015年に初開催。2000年代にスターチャイルドフェスティバルが開催されたことはありましたが、当時の三クリも含めたキングレコード全体の音楽フェスはそれまでありませんでした。
第1回は水樹奈々、宮野真守、堀江由衣、angelaなど22組が出演。特に林原めぐみの出演のニュースは、古のオタクたちに驚きをもって受け止められました。『まさか林原めぐみがお金が発生するライブに出演するとは!』と。「残酷な天使のテーゼ」「Give a reason」「嵐の中で輝いて」といったアニソンの名曲はもちろん、普段のアニソンライブでは見られない「甲賀忍法帖」や「for フルーツバスケット」を生で聴けた時間はまさに至福でした。
2017年には上坂すみれ、小倉唯、水瀬いのりの3組のみが出演した「KING SUPER LIVE 2017 TRINITY」、第3回は東京ドームで18組が出演した「KING SUPER LIVE 2018」が開催。第3回ではPritsの再結成もありましたね。
キングレコードは昔からアニメに深くかかわっていることもあり、参加するお客さんの年齢も幅広いのが特徴。世代を超えて楽しめるのがアニソンの素晴らしさなのだと改めて感じました。
LIVE NEXUS
「KING SUPER LIVE 2015」後にスターチャイルド主催で開催されたライブ。上坂すみれと小松未可子のツーマンライブとして2015年9月に開催されました。
スターチャイルドレーベルのアーティストの「繋がり」や「連鎖」をテーマにしていましたが、この10か月後に小松未可子がトイズファクトリーに移籍したため、「繋がりとは…」と思った人もいるかも。2016年2月にスターチャイルドレーベルが消滅したため、「LIVE NEXUS」もこの1回のみで終了となりました。
ランティス祭り
アニソンレーベル大手のランティスが5年に1回開催している音楽フェス。茅原実里、GRANRODEO、スフィアといった所属アーティストはもちろん、キャラクターソングを歌う声優など作品ユニットも一堂に参加する大型ライブとなっています。
第1回目は2009年に富士急ハイランド・コニファーフォレストで2日間開催。第2回となる2014年は「つなぐぜ!アニソンの“わ”!」というコンセプトのもと規模を拡大し、東京、東海、大阪、東北の4か所で合計9日間開催されました。東海の初日は大雨と落雷で会場が停電し、あわや中止寸前のところまでいったりもしましたが、今思えばなかなか体験できないことだったなと思います。
2019年の第3回は幕張メッセで3日間開催。しかし、豪華な出演者にもかかわらず持ち曲の披露が1曲だけのアーティストが大勢いたり、休憩が最大50分もあったりと、参加した方の評判はあまり良くない結果となってしまいました。次の2024年では今年の評判を覆すような素晴らしいフェスになることを期待します。
ちなみにフェスのテーマ曲である「Starting STYLE!!」は、すべてのアニソンフェスのテーマ曲の中でも群を抜いて素晴らしいと個人的には思っていたり。ライブの締めにみんなで歌うのにぴったりなんですよね。
深窓音楽演奏会
”大切に育てられた音の数々”を披露するランティス発信の音楽祭” というコンセプトで開催されている音楽ライブイベント。2014年に初開催され、2020年3月に第6回目の開催が控えています。6回のうち、ChouChoとfhánaは皆勤賞、nano.RIPEが4回、TRUEとGARNiDELiA、Mia REGINAがそれぞれ1回ずつ参加。GARNiDELiAはランティス所属ではありませんでしたので、この出演には驚いたものです。
アーティストの代表曲はもちろん、アコースティックアレンジされた楽曲が歌われることもあり、まさに「音楽演奏会」という名にふさわしいイベントとなっています。
Lantis New Generation LIVE
2019年11月に行われた、ランティスからデビューする新人アーティストをお披露目するライブイベント。出演は仲村宗悟・ニノミヤユイ・Liyuu・鈴木愛奈・熊田茜音で、TSUTAYA O-EASTで行われました。
ランティスは定期的に新人アーティストがデビューしていますが、何組か集まっての合同ライブイベントは初めてだったのではないでしょうか。今後もこういった合同お披露目イベントが行われるかはわかりませんが、結構評判が良かったので次もあるかもしれませんね。
P's Live!
三森すずこ、竹達彩奈、内田真礼らが所属するポニーキャニオンが主催するレーベルフェス。2014年に第1回がゆうぽうとホールで行われ、2017年までに5回開催されました。
第2回と第5回は規模を拡大し横浜アリーナで開催され、上述したアーティストのほかに、七森中☆ごらく部、讃州中学勇者部、SHOW BY ROCK!!、KiRaReといったアニメ作品発のユニットも参加し、約9千人のお客さんとともに大いに盛り上がりました。
最後に開催されてから2年以上経っていますが、この間に石原夏織や鬼頭明里がソロデビューしていたり、男性声優アーティストも下野紘、福山潤、土岐隼一と揃ってきているので、近いうちに第6回の開催もあるかもしれませんね。
かどみゅ!
”KADOKAWAアニメを【映像×音楽】で体感するライブ・イベント” というコンセプトで2016年9月にNHKホールで開催されたイベント。その名の通り、アニメ映像をバックに角川作品の主題歌を27曲披露しました。
上述したようにKADOKAWA作品をフィーチャーしたイベントなので、自社所属のアーティストに限らず茅原実里、石田燿子、Machico、西沢幸奏といった他レコード会社のアーティストも参加しました。また、作品ユニットでは『NEW GAME!!』や『ストライクウィッチーズ』『くまみこ』も出演。角川は様々な作品にかかわっているので、今後も定期的に行われてほしいですね。
メディアファクトリーミュージックRRESENTS Vol.1「ゆい、ひとみ、このみ、女子3人寄ればアニソンPARTY!!」
2014年に赤坂BLITZで行われた、メディアファクトリー所属アーティスト(当時)の榊原ゆい、原田ひとみ、鈴木このみの3人によるスリーマンライブ。1人4曲+コラボ7曲という、結構ボリューミーな内容でしたが、残念ながら2回目はありませんでした。
現在はメディアファクトリーのレーベルはKADOKAWAレーベルに統一され、MYTH & ROIDやOxTなどが所属しているので、今後は純粋なレーベルフェスも行われる可能性もあるでしょう。
MUSIC THEATER
ANIPLEXなどを抱えるソニーミュージックグループが開催した大型レーベルフェス。2017年5月にさいたまスーパーアリーナで初開催されました。
第1回はLiSA、Kalafina、TrySail、FLOW、ClariS、T.M.Revolutionなど20組が出演。『ソードアート・オンライン』『キルラキル』『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』『機動戦士ガンダムUC』『ギルティクラウン』など、ソニーの代表作の主題歌が5時間にわたって披露されました。
第2回は2019年に「SACRA MUSIC FES.2019 -NEW GENERATION-」という若手アーティストを推すコンセプトのもと、幕張メッセイベントホールで行われました。GARNiDELiA、斉藤壮馬、TrySail、PENGUIN RESEARCH、ReoNaなど14組が出演したほか、シークレットでLiSA、藍井エイル、EGOISTといった実力者も参加しました。
現在のアニメを語るうえでソニーミュージックは欠かすことはできません。ソニー主催の様々な音楽フェスも行われていることですし、3回目の開催も期待したいですね。
犬フェス!
Victorのアニメレーベル・Flying Dogが主催するレーベルフェス。2019年2月に武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで第1回が開催されました。Victorは昔からアニメ作品にかかわっているため、『マクロスシリーズ』『機動戦士ガンダムSEED』『勇者王ガオガイガー』『創聖のアクエリオン』『コードギアス 反逆のルルーシュ』など、アニメの歴史を語る上で外せない作品の主題歌が多数歌われました。坂本真綾、中島愛、May'n、ワルキューレ、AKINO with bless4のほかに、シークレットでSee-SawやTridentが復活を果たすなど、夢のような1日となりました。菅野よう子がインフルエンザで不参加となったのは残念でしたが、それをいじる坂本真綾が見れたのは貴重な場面だったかも。
同年10月に行われた第2回は、第1回とは異なりスタンディングで若手女性アーティストを中心に編成。鈴木みのり、JUNNA、東山奈央、沼倉愛美、諸星すみれらのほかに、作品ユニットとして『きんいろモザイク』からRhodanthe*、『私に天使が舞い降りた!』からわたてん☆5が参加し、2Daysで行われました。
長い歴史があるレーベルなだけに、今後も定期的な開催を期待したいですね。
TOHO animation RECORDS the LIVE
映画の配給・製作大手である東宝のアニメレーベル「TOHO animation」内の音楽レーベル。レーベルの歴史は意外と浅く2013年からで、2019年12月に初めてのレーベルフェスが恵比寿ザ・ガーデンホールで開催されました。出演は大原ゆい子、(K)NoW_NAME、佐伯ユウスケ、YURiKA。
レーベルフェスながらアットホーム、演者に言わせれば ”親戚感” のある暖かい雰囲気で行われ、『弱虫ペダル』『リトルウィッチアカデミア』『からかい上手の高木さん』『BEASTARS』『君の名は』などの作品主題歌が歌われました。YURiKAが直々にカバーを申し出た「恋のヒメヒメぺったんこ」が一番のサプライズだったかも。
ブシロードライブ
2009年から行われているブシロードが主催する音楽ライブイベント 。2013年までは「ブシロードカードゲームLIVE」というタイトルで、ブシロード関連のアーティストや、『カードファイト!! ヴァンガード』『フューチャーカード バディファイト』のアニメ主題歌を歌ったアーティスト、『ヴァイスシュヴァルツ』に参戦している作品の楽曲が披露されました。2010年にはミルキィホームズのエルキュール・バートン役を決める公開オーディションも行われましたね(佐々木未来が受賞)。
2014年にはミルキィホームズの単独ライブとの2部構成で横浜アリーナで開催。2015年は単独イベントとして行われましたが、2017年4月はブシロードライブ、スクフェス4周年記念ステージ、ミルキィホームズ単独ライブの3部構成で、2017年7月は戦略発表会と一緒に行われるなど、純粋なライブイベントとしては行われていなかったりします。
2018年からは「ブシロード DJ LIVE」が新たに始まりましたが、純粋なレーベルライブは2018年以降行われていません。『BanG Dream!』『D4DJ』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』といったIPが好調なので、特に宣伝する必要がないと判断したのかもしれませんね。
NBCUniversal ANIME×MUSIC FESTIVAL
NBCユニバーサル(旧パイオニアLDC、ジェネオン)のアニメ制作事業25周年を記念した行われたアニソンライブ。2018年2月にさいたまスーパーアリーナで開催されました。所属アーティストのfripSide、黒崎真音、やなぎなぎ、Luce Twinkle Wink☆のほかに、旧所属アーティストのKOTOKO(当時はワーナー所属)、タイナカサチ、石田燿子なども出演。さらに『がっこうぐらし!』『うらら迷路帖』に出演した声優の出演、引退した川田まみの1日限りの復活や、別レコード会社であるALTIMAが出演するなど、25周年を祝うにふさわしいお祭り感満載の一夜となりました。6時間も行われた長丁場なイベントで、「付いてこれるやつだけが付いてこい!」という攻めに攻めたセトリがすごかったです。
同年6月には市川市文化会館 大ホールでAFTER PARTYが開催。文字通り後夜祭として行われましたが、こちらでも35曲を歌唱。いやはや、NBCのすごさを実感させられました。
Holy Party Night!
2017年12月に豊洲PITで行われたライブ。企画がZERO-Aと日本コロムビアだったので、ある意味レーベルライブの枠内と言ってもいいかも。出演はpetit milady、Pyxis、山崎エリイ、村川梨衣。
クリスマスが近かったこともあり、 「赤鼻のトナカイ」「恋人がサンタクロース」といったクリスマスソングも多数披露されました。こういうコンセプトライブもたまにはいいですね。
科学アドベンチャーライブ
『CHAOS;HEAD』『シュタインズ・ゲート』『ROBOTICS;NOTES』といった、MAGES.(5pb.)からリリースされている科学ADVシリーズの作品をフィーチャーしたライブイベント。
後述する「Live5pb.2011」の”科学ADV・ライブステージ”を第0章とし、2012年から正式にスタートしました。第2回は2015年、第3回は2018年、第4回は2020年(2019年予定だったが台風の影響で振替)に開催。ライブパートはもちろん、生アフレココーナーもあるなど、科学アドベンチャーシリーズの世界観にどっぷり浸れるライブとなっています。2017年に行われた「CHIYO-ST. LIVE 2017 -GENESIS-」も、実質科学アドベンチャーライブといっても過言ではないかな?
Live5pb.
5pb.(MAGES.)が主催する、2008年から開催されていたレーベルフェス。毎年秋ごろに行われ、いとうかなこ、彩音、今井麻美、原由実、nao、Zweiといったアーティストが出演しました。
2016年を最後に開催はなく、近年は「科学アドベンチャーライブ」に取って代わられています。5pb.Recordsのブランド名もMAGES.に統合されてしまったので、この名前で今後ライブが行われることはないでしょう。
Kiramune Fes
男性声優が所属するバンダイナムコアーツのレコードレーベル・Kiramuneが主催するライブイベント。通称キラフェス。
2009年からほぼ毎年行われ、2014,15,17,18年は横浜アリーナ、2016年はさいたまスーパーアリーナ、そして10周年となった2019年はメットライフドームで行われました。アニソンレーベルフェスがドームで開催されたのはKING SUPER LIVEに続いての快挙です。これまでの出演者はCONNECT、入野自由、神谷浩史、浪川大輔、柿原徹也、岡本信彦、Trignal、吉野裕行、SparQlewほか。
レーベルの性質上、キラフェスの入場者は女性が多数を占めています。昨今の女性向けコンテンツのライブイベントも続々とドーム開催が決まっており、女性向けコンテンツの集客力の高さには毎回驚かされますね。
番組主催のアニソンフェス
アニソン!プレミアム!Fes
NHK BSプレミアムのアニソン番組『アニソン!プレミアム!』が主催するフェス。『アニソン!プレミアム!』は2018年の年末特番として放送され、2019年4月からクールごとにレギュラー放送になりました。これまで2018年と2019年に1回ずつ開催されています。ライブの模様は特番として放送されました。
フェスではありますが、NHKの他のイベントに漏れず、観覧はチケット購入ではなく無料の抽選応募のみ。なので行きたくても行けないという人も多かったはず。
アニぱら音楽館 EXTREME LIVE
『アニぱら音楽館』は2001年から2017年まで放送された長寿アニソン番組。番組内でもライブコーナーがメインでしたね。
ライブは2002年から行われていましたが、当初は番組の公開収録というかたちでした。EXTREME LIVEと銘打ち始めたのは2005年の第5回からで、2012年の第9回まで不定期に開催されました。影山ヒロノブ、遠藤正明、サイキックラバー、きただにひろしなど男性出演者が多かったのも特徴ですね。セトリはWikipediaにも載っていますよ。
2015年には女性出演者を集めた「SPLASH LIVE! GIRLS SUMMER 2015 produced by アニぱら音楽館」も開催。atsuko(angela)、織田かおり、下川みくに、近江知永、StylipS、田所あずさ、田辺留依などが参加していました。
ミュ〜コミ+プラス presents アニメ紅白歌合戦
ニッポン放送の人気番組『ミュ〜コミ+プラス』のイベントとして2012年から2017年まで代々木第一体育館で毎年開催。「ミュ〜コミ+プラスがやりたいことやっちゃう夢の一日!歌あり!トークあり!企画あり!」という触れ込みで行われ、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記アナとスフィアが司会となり、赤組と白組に分かれてパフォーマンスを行いました。
赤組と白組に分かれているにもかかわらず明らかに女性出演者の方が多かったのはいまいち解せないところではあります(笑)。男性出演者はSuGやMUCC、KEYTALKなど普通のアニソンフェスでは見ないようなアーティストが選出されてたりしてましたね。あと浅沼晋太郎を便利に使いすぎではないかと思ったりもしました。
また番組イベントでもあるので、番組内コーナーの「変態音響監督」も行われていましたね。
COMCHA FES
文化放送の人気アニソン番組『こむちゃっとカウントダウン』が主催するライブイベント。2011年に渋谷O-EAST、2014年、2017年に日比谷野外大音楽堂で開催されました。
パーソナリティの櫻井孝宏と井口裕香のほかに、鈴村健一、水瀬いのり、angela、茅原実里などこむちゃファミリーの面々が多く出演しました。このフェスの一番の注目点は、普段は歌わない櫻井孝宏がライブパフォーマンスを披露していることだと思うんですよ。こむちゃのオリジナル曲って結構いい曲多いですよね。
Anison Days Festival
BS11で2017年から放送されているアニソン番組『Anison Days』。森口博子と酒井ミキオとゲストアーティストによる軽快なトークと、楽曲の魅力を引き出す生ライブが評判の番組です。
番組主催イベントとして2018年10月に新宿BLAZEで、2019年5月に『Live「Anison Days」Day1』としてシアター1010で、2019年9月に新宿文化センター大ホールでイベントが行われています。MCの2人のほかに、オーイシマサヨシ、鈴木みのり、TRUE、亜咲花などが出演しました。オーイシさんは今のところ皆勤賞ですね。
鶴松屋フェス
TRUEとアナウンサーの八木菜緒によるラジオ番組『鶴松屋』によるトークライブイベント。2017年11月24日にTSUTAYA O-EASTで行われました。
出演はTRUE、八木菜緒、茅原実里、PENGUIN RESEARCH。TRUEさんのライブのバックバンド「鶴の音楽隊」も引き連れての生歌披露でした。八木アナの歌の上手さに驚いている人も多かった。
アニソン・ハンター SPECIAL LIVE!!
BSフジで2014年10月から2015年9月まで放送されていたアニソン番組が主催したフェスで、2015年10月に品川インターシティホールで行われました。なぜ番組が終了した後にフェスをやったのか。
出演はパーソナリティを務めていた浅沼晋太郎、芹澤優、坂本英三のほか、i☆Ris、AMG坂本歌劇団、きただにひろし、佐咲紗花、ZAQ、田所あずさ、春奈るな、Yun*chiが出演。AMG坂本歌劇団はこの番組で結成された新人ユニット。何名かは今も声優として活躍しています。
現在BSフジでは『アニソンラバーズ』という後継(?)アニソン番組が放送されていますが、そちらもフェスとかやるんですかね。
APTEMI∑ FES-アルテミスフェス
テレビ朝日系列で放送中の『musucるTV』が後援として2017年3月にEXシアター六本木で開催。出演は鈴木このみ、TRUE、西沢幸奏、川村ゆみ、Lyn、佐々木李子。
ペルソナシリーズを歌うお二人がフェスに出演するのは珍しかった。ただ平日の19時開催のフェスということもあって、当日スタンディングからシート席に変更になったりと、客入りはなかなか苦戦してしまいましたね。
MUSIC B.B.Presents『アニソン B.B.』
1999年から全国31局で放送中の老舗音楽番組。ブレイク前のアーティストを主に取り扱い、飯田里穂や逢田梨香子もナビゲーターを務めていました。2017年12月に番組主催の音楽フェスとして10年ぶりに復活。アニソンに特化したのはこの時が初めてでした。
第1回はTSUTAYA O-EASTで開催し、aki、飯田里穂、河野万里奈、鈴木このみ、TRUE、新田恵海、春奈るな、むらたたむ、Raychellが出演。
第2回は2018年7月に同じ会場で行われ、逢田梨香子、aki、亜咲花、綾野ましろ、いとうかなこ、小野早稀、大西亜玖璃、高柳知葉、河野万里奈、上月せれな、邪神ガールズ、春奈るな、三浦祐太朗、むらたたむ、レディビアードが出演。2回目はアニソンフェスとしてはだいぶ珍しいメンツになってましたね。
ライブダムカンパニー「BLAZING SONIC 2017」
ネット番組『ライブダムカンパニー』が2017年に主催したアニソンフェスイベント。吉岡茉祐、田中美海、小林竜之、青山吉能、青木志貴、亜咲花、VALSHE、シークレットでMAHO堂が参加しました。MAHO堂はさすがにサプライズすぎました。LIVE DAMのイベントということもあり、カバー曲が多めのイベントでしたね。
その他アニソンフェス
ANI-CUBE
オーイシマサヨシが主催したアニソンイベント。オーイシさんがアニソン業界にどっぷり浸かり始めたくらいに行われ、第1回が2015年1月、第2回が2015年7月に開催されました。Tom-H@ckや岸田教団のichigo、A応P、鈴木このみ、RABなどが出演。オーイシさんが忙しくなってしまったからか第3回は開催されていませんが、(TMRのイナズマロックみたいな)アーティストが主催するフェスって貴重だし、視点も違うので色々やってほしいなと思います。
A-POP PLUS
アニメ専門チャンネルのAT-Xが主催する音楽フェスで、2015年に開催されました。出演者は石田燿子、玉置成実、ChouCho、鈴木このみ、鷲崎健(MC)。フェスでは珍しく昼夜2回公演で、昼の部を「HEROINE STAGE」、夜の部を「HERO STAGE」としてセトリも変えて行われました。
2016年1月には「LIVE A² 2016 -アニぱら音楽館×A-POP PLUS-」という名前の通りアニぱら音楽館とタッグを組んでのライブも開催されましたね。
DESTINY CALLING Vol.1 ‐アニソン meets ロック !!!‐
2015年10月に新木場Studio Coastで開催。タイトル通りアニソン×ロックという組み合わせのライブイベントで、米倉千尋、妖精帝國、YOFFY(サイキックラバー)、Fuki、NoBといった実力派アーティストやアニソンDJが出演しました。
アニ☆ソン! NO ANIME, NO LIFE.
タワーレコードの「NO ANIME, NO LIFE.」キャンペーンの一環として、2013年5月に渋谷O-EASTで開催されました。タワレコ初のアニソンイベントで、上坂すみれ、三澤紗千香、南里侑香、ALTIMAの4組が出演。
ライブイベントはこの1回のみでしたが、アニサマテーマソングを専売したり、アニソン関係者のトークイベントを開催したり、タワレコはアニソンとの関わりを強くしていますよね。
声優グランプリ presents ライブグランプリ
老舗声優雑誌「声優グランプリ」が主催したライブイベントで、2019年5月に恵比寿ガーデンルームで開催。アニ☆ゆめproject、Kleissis、NOW ON AIRの3組の新人声優ユニットが集まりました。声優雑誌が主催する音楽フェスはおそらくこれが初めてだったんではないでしょうか?
ゲーム音楽フェス
PRESS START
桜井政博、野島一成、植松伸夫、酒井省吾、竹本泰蔵の5名が企画者となって行われたゲーム音楽のオーケストラコンサート。2006年から2015年まで毎年行われ、『ファイナルファンタジー』『星のカービィ』『マリオブラザーズ』『世界樹の迷宮』『大乱闘スマッシュブラザーズ』『ポケットモンスター』など数多くのゲーム音楽が披露されました。
近藤浩治、小林啓樹、甲田雅人、古代祐三、田中公平、下村陽子、なるけみちこ、椎名豪、桜庭統といったゲーム音楽好きなら知らない人はいないであろう面々もゲストとして登場するなど、オーケストラ好きにも、ゲーム音楽好きにとっても魅力的なコンサートでした。2015年に演奏された「PRESS START さよならメドレー」は、桜井政博曰く各方面からの演奏許可を取る "許諾地獄" だったそうですが、27曲もメドレーにしていたらそれはそうなるよなぁと。
JAPAN Game Music Festival
ゲームメーカー、ゲームサウンド制作会社が一堂に会した音楽フェス。PRESS STARTと異なるのは、オーケストラではなくバンドサウンドに特化している点ですね。2013年にZepp Tokyoで、2018年にディファ有明で開催し、ZUNTATA、Lien、菊田裕樹、伊藤賢治、岩垂徳行、Crush40、Falcom jdk BANDなどが出演しました。
2019年からはスピンオフ企画である対バンライブ「FACE to FACE」が開催されました。定期公演に向けた動きもある感じなのかな?
4starオーケストラ
株式会社2083が企画する、2011年から4年に1度開催されているゲーム音楽の祭典。様々なゲーム音楽がオーケストラで演奏され、植松伸夫やなるけみちこ、菊田裕樹、光田康典、岩垂徳行、古代祐三、柳川和樹なども参加しています。演奏される作品は『メルルのアトリエ』『MOTHER2』『UNDERTALE』『ファイナルファンタジーシリーズ』『キングダムハーツ』『塊魂』などバラエティ豊かで、2015年の公演では複数会場で演奏が行われたりもしました。
2017年にはバンドフェス「Return to 4star」も開催。こちらは再来年も開催されるでしょうか?
SUPER GameSong LIVE
アニサマを主催するMAGES.と文化放送が共同主催したゲームソングライブイベント。2012年にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催されました。
アーティストではなく作品がフィーチャーされ、アニサマ同様メーカーやレーベルの垣根を超えたライブイベントとなりました。作品の幅も広く、『アイドルマスター』『シュタインズ・ゲート』『サクラ大戦』といった王道なものから、『君が望む永遠』『夜明け前より瑠璃色な』『キラ☆キラ』『暁の護衛』といった美少女ゲームまで様々なタイトルの楽曲が歌われました。
Blu-ray化もされたのですが、2回目は行われずこの1回限りで終了したのは残念。今こういったフェスをやるなら、スマホゲームが中心になったりするのでしょうか?
#ゲフェス !~GAMESONG FESTIVAL
「ゲーソンを世界へ!」というコンセプトで行われたゲームソングに特化したフェスイベント。第1回は2019年7月に代官山UNITで行われました。出演はYURiKA、Suara、佐咲紗花、栗林みな実。
メンツから予想されるようにいわゆるギャルゲーや美少女ゲームの楽曲が多く歌われました。この手のフェスだと歌唱曲数は少なくなりがちですが、ゲフェスは1組あたり6~7曲披露されたのでその手の不満は無し。またYURiKAとSuaraで「WHITE ALBUM」を、佐咲紗花と栗林みな実で「Rumbling Hearts」をコラボするなど、絡み自体も十分ありました。2回目以降も行われてほしいですね。
美少女ゲーム音楽フェス
B.G.M Festival
bambooと佐藤ひろ美が発起人となって実現した美少女ゲーム音楽のライブフェス。B.G.Mは「美少女ゲームミュージック」の略です。bambooさんがメーカーの代表ということもあり、ライブの主役はアーティストではなく、あくまでもゲームメーカーであることが前面に押し出されており、アリスソフト、OVERDRIVE、CIRCUS、Navel、minori、ニトロプラス、フロントウイング、Keyなどが出演しました。
2011年4月にvol.0として試験的に開催され、2012年に9月に独自路線を貫くブランドを集めた「EDGE」、王道ブランドを揃えた「PRIMAL」、そして深夜に開催された「MIDNIGHT PARTY」の3公演を開催。私は全公演に参加しましたが、深夜のチュパ音No.1決定戦で腹を抱えて笑っていましたw
またEDGEとPRIMALの開場前には電気外祭りとのコラボレーションとして、物販や屋台の出店、野外ステージでのライブも行われました。
採算度外視だったこともあってか、vol.2以降は開催されませんでしたが、「こういうことをやりたいんだ!」と周りを巻き込んで実現していったbambooさんは本当にすごいと思います。ちなみにB.G.Mの名前は次に紹介するライブにとある事情で引き継がれることになります。
P.C.M Live!(現B.G.M Live!)
美少女ゲームソングシンガーのAyumi.(旧オリヒメヨゾラ)が発起人となって行われたライブフェス。「B.G.M Festival」がゲームメーカーを主役にしているのに対し、「P.C.M Live!」はPCゲームのアーティストが主導するというコンセプトになっています。
2011年から2018年まで毎年開催され、これまでAyumi.、佐藤ひろ美、橋本みゆき、霜月はるか、榊原ゆい、大島はるな。ave;new feat.佐倉紗織、はな、佐咲紗花、Ceuiなどが出演。2017年の大阪公演はクラウドファンディングで開催資金を集めたり、PCゲーム業界の新人歌手を育成するために自薦・他薦を問わず出場してほしい歌手を募集したり、かなりユーザーと目線が近いイベントだったなと思います。
ちなみに「P.C.M. Live!」という名前が他社の商標侵害となるとして、2015年に名称を「B.G.M Live!」に変更したという経緯があります。Ayumi.さんはbambooさんに「B.G.M」の名前の使用許可を得ているので、そこに関しては問題ありません。
2016年からは、音泉で「美少女ゲームMUSIC ON AIR!」という美少女ゲームミュージックを盛り上げるためのラジオ番組が放送中。最近のB.G.M Live!のツイッターはラジオの更新botになっているので、何かしら今後の動きがあるといいのですが…。
EGG -Extra Games Garden
2015年から開催されている美少女ゲームメーカーの合同ライブ。通常のメーカー同士の持ち出しでは資金面で定期開催が難しくなるため、初回からクラウドファンディングを利用しながらライブが開催されています。第2回は2016年、第3回は2018年に行われました。
「B.G.M Festival」と同じくゲームブランドが主導となるフェスで、CIRCUSやNavel、Lump of Sugar、SAGA PLANETS、ぱれっとといったベテランブランドの他に、まどそふとやAzurite、eRONDOといった新興メーカーも参戦するなど、結構バランスの取れたラインナップでした。あと、ライブのテーマソングのクオリティがとても高くて個人的には気に入っています。
このフェスに出演したいくつかのメーカーが倒産していたりもするので、定期開催のハードルはなかなかに高いんだろうなというのはひしひしと感じてしまいます。第4回は是非とも開催してほしいですが、果たしてどうなるでしょう。
声優・アーティスト事務所主催のフェス
KENPROCK Fes
声優事務所の賢プロダクションが2017年にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催したライブイベント。「いつかはこのメンバーで、音楽イベントをやりたいね!」と焼肉とビールを片手に始まった企画で、賢プロの所属声優や、声優ユニットなどが集まりました。GRANRODEO、SCREEN modeといったフェスでよく見る面々の他に、斎賀みつき feat.JUST、勝杏里、佐藤拓也、阿部敦、しちみなどなかなかアニソンライブでは見ることができない方々もいて、声優事務所のバラエティ豊かさが垣間見えました。また、せきとこにしの関智一といった、賢プロダクション以外の声優も出ていたりして、結構自由だなと思ったり。
最後に社歌を歌うイベントってのもそうそうないだろうなぁ。
MUSIC ENERGY
歌手・声優が所属する芸能事務所のスペースクラフトが主催したライブイベント。2012年~2014年に3回行われました。出演はKalafina、南里侑香、春奈るな、結城アイラ、織田かおりなど。
ラインナップを見てわかる通り、出演者の歌唱力の高さが際立つライブイベントで、そんな方々が持ち曲はもちろんアニソンカバーも披露するのですから、耳が幸せでないわけがありません。
Anisong Ichiban!!
ホリプロ所属の声優が出演したライブイベント。厳密にいえばフェスではないでしょうが、事務所主催のイベントということでカウントしました。
大橋彩香、木戸衣吹、山崎エリイ、田所あずさ、Machico、京香、大木貢佑が出演。2013年10月から2014年3月までは月1で行われ、それ以降は不定期開催。まだ本格的に売れる前でしたが、今見ると豪華メンツですよね。
基本的に歌われるのはアニソンカバーで、本人希望が反映された楽曲が並んでいました。セトリはニコニコ大百科が一番詳しいです。2014年6月と2016年10月には拡大版として「Super Anisong Ichiban!!!!」を開催。また、地方公演も積極的に行われました。最後の開催は2017年10月の松戸公演。
ちなみに2016年にサイリウム投擲事件があり、一時期サイリウムやペンライトが禁止になったのですが、2018年頃から公式ペンライトのみですが解禁されています。
ミュージックレインフェスティバル
スフィア、TrySailなどが所属する事務所・ミュージックレインが主催したライブイベント。2017年に幕張メッセイベントホールで開催されました。出演はスフィア、TrySail、CHiCO with HoneyWorksのほか、各ユニットのソロ7人とHoneyWorks。スフィアとTrySailでお互いの曲をカバーするなど、事務所のつながりが見えるライブでした。
ミュージックレインは年末に「Music Rainbow」というイベントを開催していますが、今年はスフィアとTrySailの他に、CHiCOとhalcaも出演し、より事務所の結束を強めようという意図を感じました。これに更に先日発表された3期生も入ってくると思うと、ミューレの今後がますます楽しみですね。
音楽事務所主催のフェス
MONACAフェス
岡部啓一、神前暁、石濱翔、田中秀和などが所属する有限会社MONACAが主催する音楽フェス。2016年4月に大宮ソニックシティ 大ホールで行われました。
作曲した本人が演奏し、彼らが手掛けた歌モノのほかに、BGMも演奏される贅沢なライブでした。歌パートのゲストアーティストとして、『アイカツ!』からSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!、『アイドルマスター』から765PROとシンデレラガールズの先発メンバー、そしてWake Up, Girls!の7名が参加。サプライズで『ハナヤマタ』の5名が登場するなど、豪華なセットリストでした。
MONACAの楽曲はさらに増えていますし、この間に『NieR:Automata』の音楽で全世界のゲームメディアが選ぶゲームアワード“The Game Awards"の”Best Score/Music”を受賞するなど、世界的な評価がますます高まっています。次の開催が待ち焦がれますね。
IVE RADICAL ENSEMBLE OF 15th ANNIEVERSARY
音楽制作集団・I’veの15周年を記念したライブイベント。2015年3月に東京ドームシティホールで行われました。KOTOKO、川田まみ、島みやえい子、IKU、詩月カオリ、C.G.mix、MOMO、SHIHOといった面々が出演。4時間で54曲と、ほぼノンストップなライブとなりました。
I'veはこの後に川田まみが引退し、結成時のメンバーである中沢伴行も卒業&独立。なかなか厳しい状況ではありますが、I'veの音楽は素晴らしいものが多いので、今後も周年イベントがあれば開催してもらいたい。
Angel Note Live
美少女ゲーム主題歌を数多く手掛けるAngel Noteのライブイベント。2016年に新宿BLAZEで開催されました。出演は榊原ゆい、中山♡マミ、Riryka、神代あみ、tohko、葉月、なかせひな。懐かしめのエロゲ楽曲も披露されるなど、なかなか貴重な機会でした。
project lights LIVE PARTY
音楽制作ブランドのproject lightsが2018年・2019年に開催したライブイベント。出演者は宇佐美日和、保科めぐみ、塩出美彩希、kaoruなど。2019年はゲストで織田かおりとDucaも参加しました。
地方アニソンフェス(関東・甲信越)
がたふぇす 超アニソンライブ
2010年から新潟県新潟市で毎年開催されている複合方アニメイベントで、コスプレステージや声優・漫画家のトークショーなど様々な催しが行われています。そのイベント内で行われているのが「超アニソンライブ」です。
「超アニソンライブ」が初めて行われたのは2018年と意外と最近で、井口裕香、黒崎真音、中島愛、Machico、MYTH & ROID、Luce Twinkle Wink☆、MICHIが出演しました。2019年は残念ながら台風の影響で中止に。来年以降に期待ですね。
ちなみに、がたフェスは新潟市出身のアニソン歌手・石田燿子がアンバサダーを務めていて、超アニソンライブが開催される以前にも何度もスペシャルライブが行われています。石田さんはいつ見てもお声が変わらなくてすごいよなぁ。
アニソン・ドリーム in ニイガタ 2010 1st ACTION
新潟県のキョードー北陸が企画したアニソンライブイベント。2010年に新潟市産業振興センターで行われました。出演者は橋本みゆき、飛蘭、妖精帝國、椎名へきる、美郷あき、GRANRODEO、JAM Project。ほぼランティス勢ですね。JAMとGRANRODEOで「SOULTAKER」を歌ったり、橋本みゆきと飛蘭で「微熱S.O.S!!」をコラボしたり、結構セトリも凝った内容となっていました。
ちばアニメフェスティバル2017~ちばアニ伝説 今始動!~
2017年3月に千葉市民会館で行われたライブフェスで、出演は綾野ましろ、いとうかなこ、ELISA、Ceui、MICHI、みみめめMIMI、米倉千尋。1組あたり5曲歌われ、結構ボリューミーなセットリストとなりました。今のところこの1回のみの開催ですが、2回目はあるのか?
JAPAN POP CULTURE CARNIVAL 2017 in MATSUDO feat. ANISON
「千葉県松戸市発のサブカルチャー」を目指して2017年1月に開催されたアニソンライブで、同市出身のmilktubがプロデュースを担当していました。出演は遠藤正明、きただにひろし、流田Project、Zwei、AiRI、milktub、OxT、Gero、原田ひとみで、bambooさん周りが多い人選でしたね。
bambooさんらしいアイディアだと思ったのは、松戸市在学・在住の高校生を『400字以内で「アニソンがどれだけ好きか」を書いて応募』したら無料入場が可能という特典を付けたこと。どれだけの高校生が来たのかは気になりますね。
地方アニソンフェス(中部)
アニエラフェスタ
長野県で行われている野外アニソンイベント。長野県塩尻市のアニメグッズ会社「アニエラ」が主となって2017年から毎年開催されています。会場は第1回は白馬岩岳スノーフィールド、第2回・第3回は佐久市駒場公園。第1回は台風18号が直撃したこともあり、規模を縮小して開催。第2回は無料エリアも含めると約3000名、第3回は新聞発表によると5000名が来場したそうです。
歴代出演者は亜咲花、TRUE、豊永利行、ChouCho、寺島拓篤など。長野出身の真田アサミや大森日雅、白井悠介も出演経験があります。アニソンライブの他にもDJステージやマフィア梶田のトークショーも行われたりしましたね。
現時点で地方アニソンフェスの中では一番勢いがあるイベントだと個人的には思っています。やはり野外ライブは開放感抜群ですよ。来年はどんなラインナップになるのか期待です。
FM長野開局30周年 ANILIVE 2019
その名の通りFM長野の開局30周年を記念したアニソンライブイベント。2019年1月にCLUB JUNK BOXで行われ、新田恵海、伊藤かな恵、YOFFY(サイキックラバー)、NOW ON AIR、上月せれなが出演しました。出演者全員が長野県出身でというのは珍しい(NOW ON AIRは飯野美紗子のみ長野県出身)。
そして第2回が2019年9月に行われました。出演者は羽多野渉、寺島惇太、佐藤拓也。こちらも波多野さんと寺島さんが長野出身と、地元出身者をそろえた格好に。ここまで地元出身者にこだわったライブフェスもなかなかありませんね。
金沢アニソンフェス
テレビ金沢が主催するアニソンフェスで、2016年から毎年開催。2016年~2018年は本多の森ホールで行われましたが、2019年はアニメソングと温泉とのコラボレーションとして小松市の粟津温泉で開催されました。なぜ?
鈴木このみ、May'n、TRUE、黒崎真音、AIKATSU☆STARS!といった実力者や、地元出身の寺島拓篤、アニソンフェスでは珍しいTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDやBRADIOといった面々などが名を連ねており、メンツ的にはかなり面白いラインナップとなっています。私も2017年に参加しましたが、一組あたりの楽曲も多くて満足度は高かったですね。
アニソンJ-Circuit@金沢
2010年と2011年に金沢の北國新聞赤羽ホールで行われたアニソンフェス。出演は影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、栗林みな実、美郷あき、米倉千尋、石田燿子、喜多修平という、SOLID VOX所属者ばかりのラインナップでした。お察しの通りJAM Projectのメンツがほぼ揃っているので、JAMの楽曲も披露されたりもしましたね。福山芳樹の代わりを栗林みな実が務めるというのもなかなか…w
FUKUIアニソンまつり
2012年に福井県・みくに未来文化館で行われたアニソンフェス。藍井エイル、春奈るな、結城アイラ、瀬戸麻沙美の4組が出演しました。瀬戸麻沙美は『ちはやふる』と『TARI TARI』つながりですね。
2012年だと藍井エイルも春奈るなもデビューしたばかりで、瀬戸麻沙美にいたっては当時まだ10代。結城アイラが一番歌っていましたね。結城アイラの「LEVEL5 -judgelight-」なんてもう聴けないんじゃないだろうか。
ナゴヤアニソンフェス
2014年から2017年にかけて愛知県名古屋市で行われたアニソンフェス。2014年、2015年、2017年は8月に行われる「世界コスプレサミット」の企画の一つとして開催され、2016年はなぜか2月・8月・12月と短めのスパンで行われました。
2016年12月に行われたX'masパレードは、否定的な意味で話題になりましたね…。3日間開催と銘打っておきながら2日間開催に変更、直前まで出演アーティストが決まらない、アニソン無関係な地元のバンドが多数参加、最速先行の支払を郵便振込にさせる etc…。2016年8月は名古屋城での野外ライブで評判が良かっただけに、落差が激しすぎました。
2017年を最後に開催されていませんが、名古屋出身の筆者からすると、正直もう開催しない方がいいと感じています。。。
ナゴヤサブカルスーパーライブ
愛知県のラジオ局・ZIP-FMの番組「サブカルキングダム」 が主催する音楽フェス。「ナゴヤをアニメの聖地に!」を合言葉に2015年から定期的に開催されています。
これまでに鈴木このみ、綾野ましろ、MYTH & ROID、CHiCO with HoneyWorks、ChouCho、TRUEなどが出演。2019年に行われた第4回はGARNiDELiAしかアニソンアーティストがいませんでしたが、2020年2月のライブはオーイシマサヨシ、OxT、PENGUIN RESEARCHが出演予定です。
ちなみに新進気鋭のサブカルアーティストを集めた「サンクチュアリ」という派生イベントも開催しており、そちらには亜咲花、みみめめMIMI、佐々木李子、和島あみ、Yun*chiなどが出演。こちらは開催頻度が高くありませんが、今後も開催されるのかな?
Super★Premium
名古屋のD-FACTORYが主催するアニソンシンガーとアイドルによるライブイベント。2009年に第1回が行われ、2018年までに計7回開催されています(2019年の第8回は台風の影響で中止)。これまでの歴代出演者はAKINO with bless4、ChouCho、玉置成実、ChouCho、桃井はるこ、ELISA、藍井エイル、三澤紗千香など。
一公演当たり50組のアーティストが出演し10時間におよぶステージを繰り広げますが、タイムテーブルは直前まで非公開。しかもアイドルの割合の方が多いので、どちらかのジャンルが好きな人にはちょっと辛かったりします。ただ「各地の精鋭が名古屋に集結」と謳うとおり出演アーティストの実力は高いので、ライブパフォーマンスで退屈になることはありません。
今後も定期的に開催されていきそうですね。
DERAGAYA! FESTIVAL
2016年から名古屋市近郊で開催されている人気声優や2.5次元俳優のトークショーイベント。愛知出身の岸尾だいすけがホストを務めるトークショーが毎回好評です。
2019年8月に3日間にわたるイベントが開催され、音楽ライブは1日目に行われました。出演はガールズフィスト!!!!、AKINO with bless4、鈴木このみ、A応P、古谷徹、中川翔子。なかなか珍しいメンツもいましたね。
地方アニソンフェス(関西)
京Premium Live
2018年から京都ロームシアターで開催される、「近距離で届ける白熱のライブ」をテーマにしたアニソンフェス。地方フェスとしてはラインナップがとても豪華で、2019年はKOTOKO、藍井エイル、伊藤美来など2日間で計19組が出演します。黒崎真音などが所属している株式会社一二三が制作協力しているのも、この豪華さの理由の一つなのでしょうかね。京都出身の声優・伊藤彩沙がアンバサダーを務めていて、ライブのMCも担当しています。
このライブの姉妹イベントとして「FANJ Premium Live」というのも存在します。こちらの方が歴史は古く、2015年から行われています。タイトル通りライブハウスの京都FANJで開催されていて、キャパが少ない場合はFANJ、多い場合は京Premium Liveで棲み分けしている感じかな?
京都アニソンスペシャルライブ
「京都国際マンガ・アニメフェア」、通称 ”京まふ” が主催するアニソンフェス。2016年8月に第1回、2017年6月に第2回がKBSホールで開催されました。歴代出演者はRay、AiRI、南條愛乃、鈴木このみ、黒崎真音、ZAQなど。
ちなみにこのライブ以前はは水樹奈々やミルキィホームズが行った平安神宮の奉納ライブを手掛けていました。2018年からはライブイベントは行われていないけど、京まふはいつも盛況ですので今後また復活したりしないかな?
みるくらりあっと
オタク系音楽レーベル「milk record」が主催するアーティスト・声優が一堂に会するアニソンフェス。「萌えの祭典」と自称しているように主に男性向け作品の楽曲が披露されているイベントです。
2008年に西日本最大級のアニメ・ゲームの定期ライブイベントとしてスタートし、2016年まで毎年行われていました。2012年の第5回までは桃井はるこやMOSAIC.WAV、ave;new feat.佐倉紗織、naoなどPCゲーム系のアーティストが多く出演していたのですが、2013年からはWake Up, Girls!やかと*ふく、三森すずこ、内田真礼といった一般声優の割合が増えていきました。
基本的には大阪で開催されていたのですが、2011年の第4回は東京でも開催。また「MilkLariat Special」と題して3回ほど東京でも2000人規模の会場でライブが行われたりもしました。
現在はアニクラの「MILK BACK DROP」の運営がメインとなりつつあります。地方発のライブとしてはかなり大きくなっていたと思ったのですが、なかなか難しいですね。
V-STATION THE LIVE! Passion!! 2018
「ラジオ大阪開局60周年記念」「1314V-STATION20周年記念」の名目で、ラジオ大阪のアニラジ枠「V-STATION」のパーソナリティが結集して2018年7月に神戸ワールド記念ホールでライブを開催。岩田光央、鈴村健一、森久保祥太郎、浪川大輔、上坂すみれ、駒形友梨、国府田マリ子、宮村優子、Poppin'Partyなどが出演しました。
ラジオ局が主催のライブイベントということで、ラジオ番組発の主題歌が披露されたり、MCだけに参加する声優がいたり、なかなか独特なフェスでした。
nonstop アニソントレイン 祭
大阪城サマーフェスティバルの一環として大阪城西の丸庭園で2012年8月に3日間開催されたイベント。有名アニメソングLiveを主軸に、コスプレ、グルメ屋台、出張メイドカフェ、自由参加型の即売会なども同時に楽しめるというのが触れ込みでした。
出演はきただにひろし、佐咲紗花、五條真由美、谷本貴義、高取ヒデアキ、橋本みゆき、美郷あき、結城アイラ、yozuca*など20組。大阪城をバックにかなり近い位置で行われる野外ライブだったため、満足度は高かったそうです。
MBS たいバーン!!LIVE~アニソン編~
タイトル通り大阪の放送局・MBSが主催したライブイベント。アニソン編のほかにもバンド編やラブソング編なども開催されていました。
出演はAIKATSU☆STARS!、i☆Ris、鈴木このみ、TRUE、長妻樹里。会場は梅田クラブクアトロでした。アニソン編は2015年7月行われた1回のみで、「たいバーン!!LIVE」の企画自体も2016年で終わってしまったのは残念です。
SHIGA ANISON STADIUM ~シガスタ~
e-radioエフエム滋賀が新たに立ち上げたアニソンイベント。2019年11月17日に滋賀県・野洲文化ホールで開催されました。出演は亜咲花、尾崎由香、楠田亜衣奈、駒形友梨、ChouCho、Machicoの6名。尾崎由香、楠田亜衣奈、駒形友梨のフェス出演は珍しかったですね。1人あたり30分の持ち時間で、比較的余裕のあるステージングでした。先日終わったばかりですが、2回目もあるかな?
「萬画の国・いしのまき」スペシャル・アニソンLIVE
「姫路・石巻 “縁” 展示会」 の連動イベントして、2017年と2018年に兵庫県姫路市で開催されました。2017年は遠藤正明、石田燿子、Gero、2018年は影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろしが出演。2時間ライブなのに参加費無料という太っ腹なライブでした。事前申し込みのみとはいえすごすぎるだろ。
地方アニソンフェス(北海道)
きたまえ↑札幌☆マンガ・アニメフェスティバル
2012年から2015年まで札幌で開催されていた大型マンガ・アニメフェスティバル。なんといっても目玉は豪華なアーティストを集めた開放感のある野外ライブでした。初回は地元・札幌出身のKOTOKO、川田まみ、Larval Stage PlanningなどのI've関連アーティストや桃井はるこが出演し好評を収めたことで、2013年からは2日間開催となりました。
藍井エイル、綾野ましろといった北海道出身アーティストはもちろん、小松未可子、GRANRODEO、FLOW、LiSA、angela、春奈るな、中島愛、May'nといった面々が出演し、しかも1人4~5曲は歌えたのでボリュームも満点だったんですよね。
赤字だったこともあって2016年以降は流れてしまったのは残念。地方イベントはどうしてもお金の問題が絡んでしまいますね。
ANIME SPARK!!-アニスパ-さっぽろアニソン夏まつり
テレビ北海道開局30周年を記念して2019年8月にZepp Sapporoで行われたライブイベント。アニソンDJステージがメインの前夜祭と、5時間に及ぶアニソンライブの本祭の2日に分けて行われました。出演は和島あみ、亜咲花、A応P、山崎エリイ、鈴木このみ、i☆Ris、小林大紀、永塚拓馬、市川太一。本祭はインターネットサービスのParaviでも生中継され、後日AT-Xでも放送されました。ちなみに男性声優陣はトークパートがメインだったようですよ。
テレビ局主催ということもあって、地方イベントにもかかわらず全国からライブの模様が見られるのがほかの地方アニソンフェスとの最大の違いですね。開局30周年記念での開催なので、定期開催は難しいかな?
Anison-Rの春まつり!!
エフエム・ノースウェーブで2010年から放送されているアニソン番組『Anison-R 〜マンガ・アニメ研究部〜』が主催するイベント。
「Anison-Rの春まつり!!」は2018年3月にZepp Sapporoで行われ、FLOW×GRANRODEO、fhána、ラックライフ、ORESAMA、DJ和が出演。ちなみにこのイベントがFLOW×GRANRODEO第2期活動のラストのライブとなりました。
『Anison-R』はアニソンクイズやトークショー、公開録音などライブ有無にかかわらず様々なイベントを定期的に行っており、2015年のクリスマスには綾野ましろ、GARNiDELiA、MICHIが出演するスペシャルライブを開催したりもしました。ほかにも2016年と2017年に行われた「SAPPORO ANI-HIGH!!」というアニソンライブに協賛したり(エフエム北海道「ANI-ON!」も協賛)と、積極的に札幌のアニソン発信に力を注いでおります。『Anison-R』の北海道におけるアニソンへの貢献は計り知れないですね。
アニソンゲーソンスパイラル
2017年12月に「ライブエムツー10周年記念企画第1弾~アニソンゲーソン冬の陣」という名前でPENNY LANE24で開催。翌年に「アニソンゲーソンスパイラル」に改称して同じくPENNY LANE24で行われました。谷本貴義、佐咲紗花、亜咲花のほか、地元勢の島みやえい子や詩月カオリなども出演。
2019年は開催されませんでしたが、来年以降は動きがあるでしょうか?
地方アニソンフェス(東北)
みちのくアニソンフェス
2011年4月に行われた東日本大震災復興応援ライブ「がんばろう宮城!応援アニソンライブ」をきっかけに、2012年から毎年開催されています。宮城県石巻市出身の遠藤正明を中心に、「思いは一つ アニソンで東北を元気に!」というスローガンのもと、東北最大のアニメソングイベントの地位を確立しています。
ランティスが主催・企画としても参加しており、2014年は「ランティス祭り」の一環としても行われました。また2019年は震災被災地の活性化に貢献するという目的で、仙台市から石巻市へ場所を移して開催。地元発信のイベントとするためにランティスも主催から外れたので、来年以降も同様の形となる可能性が高そうです。
仙台アニメフェス
東北初の大型アニメイベントとして2017年8月に初開催。宮城県や仙台商工会議所も後援するイベントです。
2017年の第1回はイベント内ライブとして「超!アニメディア劇場LIVE in SENDAI」が行われ、渡部優衣、山崎エリイ、Machico、村川梨衣、駒形友梨、井口裕香の6組が出演しました。
第2回は2019年10月に夢メッセみやぎで開催。前回よりも規模を拡大し、ステージも3つに増えました。遠藤正明、栗林みな実、佐咲紗花、茅原実里、Lia、A応P、JO☆STARS、イロドリミドリなどが出演するライブステージや、1日目のアフターパーティーとしてアニメDJイベント「Re:animation」の出張版も行われました。
来年の開催も決まっているので、次はどんなアーティストが出演するのか楽しみですね。
三陸コネクトフェスティバル
岩手県上閉伊郡大槌町で2019年3月に行われたライブイベント。三陸の今を知ってもらい、三陸鉄道として復活する大槌駅を盛り上げ、未来へとつなげていくための無料イベントです。アニソンシンガーとしても活躍し、現在は株式会社Sの社長を務める佐藤ひろ美さんも関わっています。大槌町は佐藤ひろ美さんの地元でもあります。
Faylan、遠藤会、Raychell、大塚紗英、工藤晴香、夏芽、志崎樺音、櫻川めぐ、倉知玲鳳らのスペシャルライブや、桑島法子のトーク&ライブ、鈴村健一・森久保祥太郎・蒼井翔太のAD-LIVEトークセッションなどが行われました。このイベントは各自治体からの協力はもちろんのこと、CAMPFIREでのクラウドファンディングも実施され、目標額の140%となる金額が支援されました。今後も定期的に続いていくかはわかりませんが、当初の目的通り「未来へとつながって」いければいいですね。
地方アニソンフェス(中国・四国)
大都会岡山アニソンLIVE
岡山県総合展示場コンベックス岡山で2017年10月に開催されたアニソンイベント。遠藤正明、きただにひろし、米倉千尋、Minami、STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!といったランティス勢が出演しました。定番曲から隠れた名曲まで1組6曲以上歌う豪華なセトリで、1回だけの開催となったのが非常に惜しいイベントでした。
KRYギュッ!と恋する★オンガクFES
KRY山口放送が主催する音楽フェスイベント。2016年10月にスターピアくだまつで行われ、今井麻美、鈴木このみ、Rayの3組が出演。2017年10月は2日間にわたって開催され、は綾野ましろ、黒崎真音、ZAQ、May'nの4組が2日目に出演しました。
KRY山口放送には『なりカル!』というサブカル番組があるので、今後も行われる可能性はありそうですね。
地方アニソンフェス(九州)
アニうた KITAKYUSHU
2009年から2014年まで福岡県北九州市で行われたアニメソングフェス。約4000~5000名を動員、公演時間も約4時間~6時間と長く、地方フェスとしても屈指の規模を誇りました。歴代出演者はJAM Project、FLOW、石川智晶、オーイシマサヨシ、angela、LiSAほか。Rhodanthe*やハナエといった、地方アニソンフェスではほとんど見られないメンバーを集めたのも一つの魅力でした。セトリはWikipediaで確認できます。
2015年以降は「北九州ポップカルチャーフェスティバルwithあるあるCITY(略称:KPF)」内のイベントとして行われています(アニうたKITAKYUSHUという名前は消滅)。直近の2019年では内田彩や岸田教団&THE明星ロケッツのライブステージや、マギアレコードのトークショーなども行われるなど、地方イベントとしての存在感は決して衰えていません。
あるあるCITYでは声優のトークショーも多く行われているので、福岡在住の人は真っ先にチェックしておくといいですよ!
がんばろう!九州 HUIS TEN BOSCH Special Live 2018
熊本地震や大分地震からの復興を願い2016年から行われている「がんばろう!九州」のプロジェクトの一環として、2018年2月に長崎県のハウステンボスで行われた野外ライブイベント。どうぶつビスケッツ×PPP、ミルキィホームズ、Poppin'Party、Roseliaの4組が出演しました。このイベント用のライブグッズも出ていたり、ブシロードフェス出張版みたいな感じもありましたね。
2月でしかも会場は海沿い、時折降雪もありということでかなり寒かったようですが、それを忘れるくらいのパフォーマンスとセットリストで大盛況でした。ちなみにけものフレンズの面々はハウステンボスの場内パレードにも参加していました。こういうのもテーマパーク内で行われるライブだからこそ実現できることですよね。
りなメロ♪
鹿児島県鹿屋市発のアニソン系ライブイベント。2013年から行われているポップカルチャーイベント「りなかる!」の企画の一つとして、2015年3月に初開催されました。その時の出演者は影山ヒロノブ、きただにひろし、佐咲紗花、SunSet Swish。
それ以降は「りなかる!」から独立したイベントとして行われ、第2回が2016年1月、LIMITED EDITIONが2016年3月、第3回が2018年1月に開催されました。第4回は2020年1月に開催予定です。
基本的には毎回4組のアーティストが出演。遠藤正明やChouCho、いとうかなこ、茅原実里、ReoNaといったアーティストのほかに、作品コンテンツである温泉むすめが参加するなど、意外なラインナップもあったりします。今のところ、きただにひろしが(LIMITED EDITIONを除いて)皆勤賞ですね。
海洋博公園 アニソンの日
沖縄県本部町で2013年から開催されているアニメソングコンサート。海洋博公園の野外ステージで行われており、入場料は無料。基本的にはハイウェイスター勢(旧Solid Vox)が多くラインナップされており、これまでに水木一郎や影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、松本梨香、奥井雅美、米倉千尋、橋本みゆきなどが出演。2018年にはChouChoや鈴木このみも出演しました。ライブの写真がとても開放感があって素晴らしいですね。
2019年は残念ながら開催されず。今後はどうなってしまうのでしょうか?
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2010年代のアニソンフェス振り返りは以上となります。参加したことあるフェスも、こんなのあったの?と驚いたフェスもあるでしょう。
「フェスはシーンを象徴するものである」というのは筆者の考えなのですが、2010年代に100を超えるアニソンフェスが行われたという事実は、アニソンが音楽業界の中でもとりわけメジャーになっていったことの表れなのではないかと思うのです。
とはいえ、2020年代のアニソンフェスは、おそらく淘汰がある程度進んでいくのではと予測しています。フェス以外のライブイベントも多いし、採算を取るのだって厳しいし、アニソン業界自体の成長が止まれば3大アニソンフェスだって例外ではないでしょう。
アニソンフェス自体は新たな音楽に出会う場所として、そしてシーンを象徴し、新たなシーンを作っていく場として、絶対に必要です。2020年代はどんなフェスが生まれ、どんなフェスが成長していくのか、一人のファンとして楽しみにしたいと思います。
普段はアニメソングやゲームソングについて、客観的な指標や数字を基に評論を書いています。サークル「アニソン ア・ラ・カルト」もよろしくお願いします。