2023WGP環境メタレポート【10月期】

こんにちわ、なっつんです。

今回は2023年WGP環境の現状における個人的な環境考察を書き連ねていきたいと思います。
この記事は2023年11月10日(幻日のヨハネ発売後)時点での情報である事、そしてあくまで僕個人の主観でお話する事をあらかじめご了承ください。

それでは行きましょう。


前提

長文化を避けるため、一部の表現について以下の表記を使います。

CX:クライマックスカード
CIP:手札から舞台に置いた際に発動する効果
PIG:舞台から控え室に置いた際に発動する効果
発砲:フィニッシャーのリーサル効果を使うこと
踏む:相手キャラを一方的にリバースすること
振る:パワー/ソウル補正やテキストを任意のキャラに付与すること
構える:助太刀やカウンターイベントをプレイできる状態を作ること
焼く:カードの効果やパワーダウンによってキャラを控え室に送ること
チャンプ:バトルに勝てない状態でアタックすること
モード:複数の効果の中から選択して使用する効果
ツインドライブ:トリガーチェックを2回行う効果
○○相殺(特殊相殺):リバースした際に条件を満たすバトル相手をリバース、あるいは別領域に移動する効果
領域移動:リバースしたバトル相手を別領域に移動する効果前提

現状のメタ環境

アリス・ギア・アイギス発売以降、強烈な面制圧力と耐久力を併せ持つ8電源アリスギアが環境で台頭してきました。

盤面干渉に弱いものの現状の上位デッキでそういった効果を持つカードを採用しているデッキは少ない、あるいは個人戦での使用率が高くないことから世間的な評価に反してWGPで好成績を残しています。

ランク別タイトルの立ち位置の変化

Tier1+

宝ストブチェンソーマンの研究が進んだことで使用率・入賞率が急激に伸びました。

その影響もあり枝門ネイの使用率が大幅に低下。
環境全体のスピードが開幕初期よりも早くなっているため、発砲までの準備期間が短くなってしまったり、1週目の山札に大量の打点を叩き込まれるリスクが高くなったことが主な要因でしょう。

Tier1

8電源アリスギアが台頭してきたこと以外は特に大きな変化はありませんが、環境の定義者が枝門ネイから宝ストブチェンソーマンに変わったことで宝ストブウマ娘の立ち位置が良くなっています。

Tier2

現環境で特に使用率の高い8電源ホロライブ・8門ミュウランに対して対抗手段を用意できるデッキがTier1の面々と共に環境で活躍しています。

盤面対応力の高い扉門バンドリ8門D_Cide・8門ごちうさ、レベル2から相手のデッキトップに干渉できる枝門アーニャ、アグロ性能の高い8門ミリマス・枝宝/宝門D4DJ・枝宝プロセカなどはプレオープンや各地のCSでも結果を残しているため、デッキの基本情報や立ち回りは把握しておくべきでしょう。

Tier3

主に8電源ホロライブ・8門ミュウランへの対抗手段に乏しいため、あくまでトリオの抽選狙いとして先方に据えるのが関の山という評価です。

このランク帯のデッキを握って勝てるかはプレイヤーの練度に依る所が大きいため、相当量のやりこみが必要になります。
その上でデッキパワーに圧倒されるゲームも出てきてしまうというのは覚悟しておいた方がいいでしょう。

現環境で気をつけるべきこと

PIG効果持ちの始動札を過信しない

8電源ホロライブの「姫森ルーナ」に対抗するため、レベル0特殊相殺の採用率が高くなっています。

そのためPIG効果やリバース時効果で手札を補充できる始動札はそれらによって効果の発動を妨害される可能性があるので、多パンする場合はよく考えて行いましょう。

デッキに合うのであれば移動効果や条件つきで手札に戻るようなバトル回避系の始動札に切り替えるというのも有効です。

レベル1でパワー9000以上出せるようにする

使用率が非常に高い8電源ホロライブは、レベル1で「未来へと踏み出す一歩 尾丸ポルカ」のCXコンボで手札を増やしながら「未来へと踏み出す一歩 兎田ぺこら」を後列に展開してパワー9000の面を最大2面立ててきます。

CXコンボを絡めても同レベルのカード単体で踏むのが非常に難しく、対処が遅くなってしまうと「はあちゃまビーム 赤井はあと」や「姫森ルーナ」の能力のコストを与えてしまったり、レベル2以降もプレイした電源を強く使うことができるため非常に危険です。

バッファーを活用して踏みに行くか、スピードゲームを仕掛けて相手の準備期間を短くすることで対処しましょう。

レベル2でパワー12000以上出せるようにする

8門ミュウランの「自由を告げる鼓動 ミュウラン」や8電源ホロライブの「姫森ルーナ」を踏めるか否かはゲームの勝敗に非常に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。

その他の上位デッキでもパワー11000を立てることができるデッキが点在するので、瞬間的でもいいので最低でもパワー12000を出せるようにしておきましょう。
また、ルーナはレベル0特殊相殺で簡単に処理できるので1~2枚デッキに採用しておくとかなり楽になります。

カードプール上不可能or困難な場合は、リーサル性能の高いフィニッシャー+ストック干渉札でカバーするのもありだと思います。

早出しメタ拳を採用する

リペアされたリストの研究が進み、前環境で猛威を振るった「魔導王 アインズ」が再びトーナメントシーンに帰ってきました。

現環境の宝扉オーバーロードは「豊穣の母神への返礼 アインズ」で無敵化したアインズに依存しているため、以前よりも早出しメタ拳の抑止力が長期的に作用するようになっています。

最近はレベル1で使用できるタイプがそれなりの頻度で刷られているので、プールに存在するのであれば1枚採用しておくとよいでしょう。



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