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2024年7月制限改訂予想

こんにちわ、なっつんです。

2024BCF環境もあと1ヶ月を切りました。
BCF自体も残すところは札幌と全国のみで今後発売のタイトルが異常な強さを見せない限りは環境の大きな変遷はないと判断し、このタイミングで振り返りをしつつ、個人的な今期の制限改訂予想をしていきたいと思います。

なお今期の制限改訂についてはBCF全国終了後に行われる予定なので、例年と比較して半月~1ヶ月ずれこむ形になりますのでご注意を。

それでは行きましょう。


今期のメタゲームの変遷

環境初期(1月~3月上旬)

3月期環境貢献度

規制直後から8枝プロセカが流行し始め、後にミラーによる自死率を落とすために「アウトドアクッキング! 青柳冬弥」を採用した枝扉プロセカが開発され各地で猛威をふるいました。
環境全体のゲームスピードやリーサル性能が鈍化したことにより、規制により防御札を失った8電源ホロライブも依然として高い環境貢献度を維持しています。

対抗馬として2月に発売されたBP「ブルーアーカイブ」より枝門ブルアカが台頭し一時はトップメタかと思われていましたが、後に発売されたPB「五等分の花嫁」BP「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見るか?」の発売後に8門三玖8扉青ブタのシェアが急激に伸びたことで失速。

誰が呼んだか「山札の下から夢を掴む環境(ドリーム環境)」と呼ばれる地盤がここに来て完成します。

環境中期(4月~5月)

4月期環境貢献度

枝門ブルアカの失墜に伴い、一時的に勢力を弱めていた8電源アリスギアが復権。
これにより後にドリーム三銃士と呼ばれる枝扉プロセカ、8門三玖、8扉青ブタとそれらを狩る8電源ホロライブ、8電源アリスギアの構図が完成します。

各地のCSではほとんどのチームが枝扉プロセカとそれ以外の4デッキのうち2つを持ち込む構成が目立ち、プロセカに土をつけた側が勝つようなメタゲームになっていました。

Aランク以下もSランク5デッキのいずれかに刺さる要素を持つデッキで固まるようになり、多様性という面では前期よりもあまり好ましくない状態になっているように思えます。

環境末期(BCFシーズン)

しろくろ東京~BCF名古屋までの入賞率(トリオ個人合算)

枝扉プロセカを中心としたメタゲームでスタートしたBCF2024でしたが、蓋を開けてみれば入賞デッキの半数以上が電源デッキという結果になりました。

枝扉プロセカは個人向きのデッキではないことや、開催中に発売したBP「アイドルマスターシャイニーカラーズvol.2」で開発された8宝シャニマス8電源シャニマスがCSなどで台頭したこともあり、持ち込みをやめるプレイヤーが多かったのではないかと推測しています。
それでも入賞数はベスト5となっている辺り地力の高さを感じますね。

これを以て今期の環境はほぼ成熟したとみて問題ないと判断しました。

制限改訂予想

以上のメタゲームの変遷を基に個人的な制限改訂予想をしていきたいと思います。

個人的に今期確実に規制をかけるべきデッキは枝扉プロセカ、ホロライブ、8電源アリスギアの3つだと思っています。
順番に解説していきます。

枝扉プロセカ

冬弥、司、ワンクリを選抜制限に追加

枝扉プロセカは「星の旋律 天馬司」のCXコンボによる高い面取り性能と山札構築力の双方の対策を対面に強いています。
面が取れなければ山札が硬くなり、面を取っても各種イベントによる再現力の高さで何度も並ぶ天馬司は環境から多様性を奪ってきました。

アウトドアクッキング! 青柳冬弥」のリーサル性能も前記で猛威をふるった「公安対魔特異4課 早川アキ」のそれと寸分違わず、山札で受けて逆転を狙うことすら禁止しています。

またデッキ内のCX以外のカードすべてにアクセスできる「ワンダー☆クリスマス」も強力なサーチカードであり、山札管理のみならず冬弥のサーチ手段として多くのプレイヤーに愛用されてきました。

よって今回は上記3枚の選抜制限により枝扉プロセカを環境から排斥し、元々あった8枝プロセカに戻した際にもある程度のパワーダウンを図るのが妥当と考えます。

ホロライブ

かなた、ルーナ2枚制限 ポルカを選抜制限に追加

ホロライブについては規制を受けてなお猛威を振るう8電源ホロライブからフィニッシャーである「姫森ルーナ」の枚数制限を。
それに加えて規制後のことを考慮し「舞台の上で 天音かなた」「未来へと踏み出す一歩 尾丸ポルカ」への規制が必要と考えています。

ルーナに関しては言うまでもないでしょう。
各種連動効果が抑えられているから成立が許されている電源デッキにおいて面取り・被弾率の軽減・リーサルを1枚で担ってしまうこのカードはやはり強すぎます。
レベル0であるというデメリットがあるとはいえ相殺系のカードを採用しないデッキ相手には実質デメリットがありませんし、仮に採用していても「この世のものは脆すぎる 天音かなた」の効果を組み合わせることである程度ケアすることも可能です。十分枚数制限に値する性能でしょう。

かなたに関しては8電源ホロライブの次に強力なデッキがかなたマリンを始めとするかなた系デッキだからです。
先のパズドラの選抜制限と同様に、ホロライブの大会シーンでのシェアを落とすためにはこのカードの規制も必要不可欠であるといえます。
というかTD産のカードを主軸としたデッキが3年近く環境レベルなのは明らかに異常です。枚数制限を課しても問題はないと考えます。

ポルカについても同様にルーナ型の陰で活躍していた8電源ねぽらぼの台頭を防ぐためです。
8電源ホロライブを規制して別の形の8電源が環境レベルのデッキとして成立したら規制の意味がありませんからね。
ポルカを選抜制限にすることで8電源ねぽらぼでも「はあちゃまビーム 赤井はあと」が使用不可になるので相応の弱体化につながると思います。

ただ個人的にはどこを叩いてもホロライブは環境に復帰しそうな気がするので、いっそのことChaosTCGの東方のように変則ルール─たとえばジェネレーション(サブ特徴)を2つ選択してその特徴を持つカードでのみ構築可能といった施策を設けて全解除とかでもいいとは思います。

8電源アリスギア

夜露2枚制限 リタ、のどかを選抜制限に追加

8電源アリスギアほどキャンセルというシステムに愛されるデッキはないでしょう。
最速レベル1から1~2枚展開される「私に出来ること 夜露」の支配力は凶悪そのものであり、このデッキに面を取られたが最後、ゲーム中発生するキャンセルに大量のヒールが付随することになります。

当初はバウンスを始めとする盤面干渉札に極端に弱いと言われてましたが、時が経つにつれてリカバリープランが開発され容易く盤面が再現されるようになりました。
練度を極限に高めたプレイヤーが扱うこのデッキは間違いなく現環境最強です。

"ツナギをまとった天使"リタ」は1ターン目から自傷しつつ5枚も山札を削ることができるので、1周目の山札を迅速に削れるだけでなく相手キャラの排除や先上がりの安定化、コンボパーツの準備を1枚で行える強力なシステムです。
個人的にはチェンソーマンの「同盟結成 姫野」に並ぶカードだと思います。

暴走 のどか」も電源対応の0連動としては頭一つ抜けています。
CX誘発効果によってレベル1の貧弱なパワーを補助してくれるだけに留まらず、期待値の高いアドバンテージ源としての側面もあります。
手札をコンボパーツに変換するカードが大量に入っているデッキのためアドバンテージについては質より量を求めたいこのデッキに合致しています。

以上を踏まえて、初動の安定性を奪いコンボデッキとしてあるべき姿に戻すために上記の制限が妥当だと考えます。夜露については後発の「ミラクルライブ! 高坂 穂乃果」と比較すると明らかにアタック時効果がデザインミスっぽいので、たとえカードデザインが破綻するとしても初回から1枚制限でも文句言えないような気もします。

規制の必要がないタイトルとその理由

8扉青ブタ

Twitterを見てると結構ヘイトが集まっているデッキですが、個人的には規制の必要はないと思っています。
そもそもどこに規制をかけるのか教えてほしいくらいです。

たしかに「君と過ごした一年間 桜島 麻衣」のリーサル性能は運否天賦すぎて不愉快に感じる人は多いと思います。
実際大人しくストック干渉札をユニークから基本カードにすれば丸く収まる所を、盛りに盛った山札破壊+ダメージ系のCXコンボをフィーチャーしたのがそもそもの間違いです。それはわかります。

ですがこのデッキはそのリーサルの前提条件を満たすためにパワーラインを犠牲にしていたり、8扉にも関わらず8門や8宝のような連動を連打する戦術を取らされている等相応のリスクを背負っていると考えています。
あくまで枝扉プロセカのアンチピックというのがこのデッキの役割だと思っているので、そちらが規制によって数を減らせば一緒に減っていくでしょう。

五等分の花嫁

全デッキ適正だと考えています。

8門三玖に関しては先の8扉青ブタと同様枝扉プロセカのアンチピック的存在であり、実際プロセカの勢いが落ちてきた5月下旬ごろからシェアを8電源二乃に明け渡し減少傾向にあります。
その二乃も8電源デッキへのアンチピックという立ち位置のため、今後もメタゲームの変遷によってトップシェアはコロコロ変わることでしょう。

8扉五月も長期的に環境上位で活躍しているデッキですが全盛期であった前期をすり抜けたということは今後もかかる可能性は低いでしょう。

制限緩和予想

最後に制限緩和してもいいのではないかと思うカードを挙げて終わりにしようと思います。

戦姫絶唱シンフォギア

元気いっぱい 響を解除

個人的にシンフォギアで実質禁止にすべきは「聖詠 切歌」なので、もう身代わりくらいは返してあげてもいいんじゃないかと思います。
このカード自体もほとんどのタイトルにあるカードですし。

アサルトリリィ

“その笑顔を守るために”叶星を解除

そろそろ4枚使えてもいいんじゃないですかね・・・?
ただ、去年のロングシュートデッキがあたおかすぎて、そういった系統のフィニッシャー自体警戒している節があるからノーチェンでも仕方ないかなって気はします。
個人的にD4DJの「太陽のような明るさ 愛本りんく」が許されてこのカードが懲役3年はあまり納得できないんですが。



今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も読んでいただけたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。


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