これを読めばわかる！8扉五月を徹底解説
こんにちわ、なっつんです。
今回は8扉五月について、初級・中級者向けにわかりやすく解説をしていきます。
これを読む事でこのデッキの立ち回りを理解する事ができ、また対策も立てやすくなるのではないかと思います。
かなり長丁場になりますので、見出しを活用しつつ最後までお付き合いいただけたら幸いです。
なおこの記事は2023年2月24日（ARS発売後）時点での情報である事、そしてあくまで僕個人の主観でお話する事をあらかじめご了承ください。
それでは行きましょう。
前提
長文化を避けるため、一部の表現について以下の表記を使います。
※記事を圧迫してしまうため、省略基準を変更しました。
CX：クライマックスカード
CIP：手札から舞台に置いた際に発動する効果
PIG：舞台から控え室に置いた際に発動する効果
始動札：手札消費を抑えてアタックできるカード
システム：手札交換能力や集中など補助的な効果を持つカード
踏む：相手キャラを一方的にリバースすること
振る：パワー/ソウル補正やテキストを任意のキャラに付与すること
構える：助太刀やカウンターイベントをプレイできる状態を作ること
焼く：カードの効果やパワーダウンによってキャラを控え室に送ること
圧殺：すでにキャラのいる枠にキャラをプレイすること
チャンプ：バトルに勝てない状態でアタックすること
モード：複数の効果の中から選択して使用する効果
ツインドライブ：トリガーチェックを2回行う効果
ヒール：クロックのカードを控え室に置く効果
千鳥ヒール：クロックのカードをストックにする効果
○○相殺（特殊相殺）：リバースした際に条件を満たすバトル相手をリバース、あるいは別領域に移動する効果
領域移動：リバースしたバトル相手を別領域に移動する効果
簡単な性能紹介
デッキタイプ【コントロール】 山札破壊【なし】
盤面形成力 ★★★★★
山削り性能 ★★☆☆☆
リーサル性能 ★★★★☆
各レベル帯の最大パワーライン
レベル0 1500~2000
レベル1 6000~7000+1500~2000
レベル2 11000~12000+2000~2500
レベル3 10000~12000+2000~2500
基本情報
手札上限9枚！アドバンテージ差で押しつぶそう
このデッキの強みは「純白の願い 中野 五月」と「ありがとうの花 中野 五月」が持つ永続効果によって、手札上限を最大9枚にできることです。
「芽生えた信頼 中野 五月」のCXコンボによって爆発的にハンドアドバンテージを稼ぐことが可能なので、良質な1:1交換に特化したミッドレンジデッキ相手にリソース勝ちを狙うことも可能です。
起動誘発効果+助太刀で相手を圧倒！
五月の固有特徴である「起動効果とそれをトリガーにする効果」によるボードコントロール性能の高さも魅力の1つです。
「ありがとうの花 中野 五月」の経験効果でパワー+2000を振れるため自ターンの貫通力が非常に高く、相手ターンはトリガーした扉や「芽生えた信頼 中野 五月」で手札に加えた助太刀を構えることで相手を牽制することができます。
舞台が埋まっている際に助太刀としても使えるカードが入っていることで通常のデッキよりも助太刀の枚数が多くなっているので、確定サーチなどを使わずとも安定して構えることができるでしょう。
対戦三箇条
助太刀をしっかり構える
このデッキは助太刀を使って1:2交換を狙えるように見せて、相手の行動に負荷をかけていくことで勝利を目指すデッキです。
ブラフが通る状況ももちろんありますが、カウンティングされてしまうとあっさり看破されてしまうので、確定で手札に加えられる状況でしっかり構えるように心がけましょう。
手札上限9枚だからと言って調子に乗らない
通常のデッキよりも2枚多く手札を持つことができるデッキですが、だからといって必ず9枚上限まで持っている必要はありません。
複数の選択肢をプールできる、扉の機会損失を防げることこそがこのデッキの真の強みなので、まだ手札を持てるからと無駄なクロックドローなどをしないようにしてください。
引いた扉はなるべく攻めに使う
このデッキはドローすることでしかCXを手札に加えることができません。
CXコンボの存在ももちろんですがCXがもたらす恩恵は盤面勝負となった際に戦況を好転させる契機となり得ます。
一度捨てたCXを再び手札に加えるのは難しいので本当にそれを捨てた方が勝率は高くなるのかよく考えましょう。
デッキレシピ解説
採用しているカードと入れ替え候補にわけて順番に解説していきます。
なお、カード名の横の数字は、そのカードの個人的な推奨採用枚数となっています。
採用しているカード
気づけた想い 中野 五月×4
このデッキのフィニッシャー。
「理想の教師像（扉）」をプレイしていて経験6以上なら、手札を3枚捨てて相手に3ダメージを与えてから山札の上から2枚までを見て、戻すか控え室に置くCXコンボを持ちます。
手札コストが3枚と激重なものの、自身がCIPでハンドアドバンテージを稼げることや手札上限が常時9枚になるデッキのため通常のデッキよりも3面連動の難易度は低めです。
お正月 中野 五月×2~3
自分の舞台の名称に五月を含むキャラが4枚以上なら早出し可能なカード。
プレイした次の相手のアタックフェイズ開始時に相手キャラ1枚にリバースしないテキストを付与する効果を持ちますが、列を指定していないため後列のキャラを指定すれば問題ありません。
CIPヒールを持っており、起動効果を使用するだけでパワー11000と非常に頼れるスペックになるため、レベル2以降はこのカードを展開して面取りしていくことになります。
眼鏡で勉強 中野 五月×2~3
自分の控え室のCXが2枚以下なら早出し可能なカード。
CIPで手札の名称に五月を含むキャラを1枚捨てて、クロックの一番上のカードを手札に加える最強クラスのヒールを所持しているほか、起動効果を使用するとパワー12000まで伸びるのでこちらも面取り性能が非常に高いです。
早出しを複数回狙うのは難しいので、プレイしたらしっかりと守っていきましょう。
見守るまなざし 中野 五月×1~2
CIPで1コスト+手札を1枚捨てて、山札の中から扉のCXを1枚手札に加える効果を持ちます。
経験5以上で自ターン中パワー12500+領域移動と貫通力が非常に高く、アンコールによる生存も許しません。
CIP効果が非常に強力なので、「芽生えた信頼 中野 五月」と組み合わせて手札を増やしながら相手の盤面を粉砕していきたいです。
喧嘩腰 中野 五月×1
助太刀を使用した際に、2コスト+舞台のキャラを1枚控え室に置いて、早出し状態の相手キャラを1枚控え室に置く効果が使用できる2500拳（通称美夏拳）。
宝扉オーバーロード対策でもありますが、起動誘発効果で高パワーになるキャラが多いデッキのため、普通のデッキ相手にも1:2交換を狙いやすくなっています。
レベル2を捨てているデッキ相手にはあまり強いカードではないので、相手のデッキをきちんと見極めて構えるようにしましょう。
芽生えた信頼 中野 五月×4
このデッキのメインアタッカー。
「母の墓前に（扉）」をプレイしていて、経験2以上なら手札を1枚捨てて山札の上から3枚を見てキャラか「合言葉」をすべて手札に加えるCXコンボ（通称美遊連動）を持ちます。
CXさえめくらなければ手札純増2枚と得られるアドバンテージ量が高い上に起動効果を使用するとパワー6000になるため、CXコンボで助太刀が見えると相手に相応のパワーラインを強要することができます。
理想を追い続けて 中野 五月×3
起動効果を使用すると、以下の2つの効果が発動します。
・自分の舞台の名称に五月を含むキャラの枚数分パワーを+500
・アタック時に山札の上を公開し、それがレベル1以上のカードならストックにするテキストを付与する
起動誘発効果によって単体でパワー7000に達する強力なキャラ。
自ターン中は不確定でストックブーストできる可能性もあるので、助太刀で守り続けることで何度もストックを稼ぐ機会を得ることができます。
思い出のお母さん 中野 五月×1~2
早出し特殊相殺。
現環境で猛威を振るっている枝扉/8枝アリス対策のカード。
自分のレベルが3なら自身を控え室に置いて、相手のキャラを1枚キャラのいない枠に移動するか、キャラを2枚選んでそれぞれを入れ替える効果が使用できますが、タイミング的にも使用する機会は少なめです。
食欲旺盛？中野 五月×2
CIPで手札を1枚捨てて、山札の中から「芽生えた信頼 中野 五月」を1枚手札に加える効果と、1コスト+自身を控え室に置いて、山札の上から2枚を控え室に置いて、控え室からそれらのレベルの合計以下のレベルのキャラを1枚手札に加える起動効果を持ちます。
2つのサーチ効果を持っている強力なシステムで、キャラとして活かしづらい状況では起動効果を使うことで他のキャラを手札に加えることができるので、イベントカードのような感覚で運用することも可能です。
鈍感 中野 五月×1
助太刀を使用した際に、自分の舞台の名称に五月を含むキャラの枚数分自分の山札の下から控え室に置く効果を持つ1500拳（通称落下拳）。
この互換では初にして唯一コストがかからない助太刀。
使用するタイミング次第では自分の強い山札を削ってしまうので基本的には他の助太刀と併せて構えておき、最大効果が期待できるタイミングでプレイするといいでしょう。
五等分の軌跡 中野 五月×4
CIPで1コスト+控え室の名称に五月を含むキャラを1枚クロックにして、山札の中からレベル1以下の名称に五月を含むキャラを1枚手札に加える効果（通称オカケン）を持ちます。
起動効果を使用するとソウル2になる強力な効果を併せ持っているのでレベル1以降もダメージレースに寄与してくれます。
温厚篤実 中野 五月×3~4
相手のアタックフェイズ開始時に、このカードの正面にキャラがいるなら前列の他の枠に移動できるカード（通称ダクネス移動）。
自分の舞台が名称に五月を含むキャラで埋まっているなら2000拳になる効果を持っており、移動系カードでありながらゲーム終盤までカードバリューを高く保つことができます。
五等分の花嫁 中野 五月×2~4
PIGで手札を1枚捨てて、山札の上から4枚を見てレベル1以上のカードを手札に加える効果（通称フカ次郎）を持つレベル0相殺。
相手の高パワーキャラに回答しながらサーチが行える強力なシステム。
最近はレベル1になる効果を持つレベル0が存在しないので、先置きも有効打になります。
ありがとうの花 中野 五月×3~4
自分の手札上限を+1する永続効果と、以下の2つの起動効果を持ちます。
・1コスト+自身をレストして、任意のキャラにバトル相手をリバースした際に控え室のキャラを1枚手札に加えるテキストを付与する
・経験3以上なら自身をレストして、任意のキャラのパワーを+2000
ストック1枚をハンドアドバンテージに変える、あるいはパワーを上昇させて盤面貫通力を増強する強力な効果を持っています。
特に1つ目の効果で助太刀を安定して構えることができるので、相手のパ
ワーラインによってはこの効果だけでかなりの時間を稼ぐこともできるでしょう。
純白の願い 中野 五月×2~3
扉限定の単レスト控え集中で、以下の2つの永続効果を持ちます。
・自分の手札上限を+1する
・自ターン中、自分の手札が5枚以上ならこのカードの前のキャラのパワーを+500
「ありがとうの花 中野 五月」と比較すると、こちらは盤面寄与とアドバンテージ獲得を両立できる代わりに効果が控えめといった感じ。
山札を削れるという唯一性はあるものの、起動誘発効果を発動させるためには必ず集中を使わなければいけないという点がネック。
使いづらいと感じたらありがとうの花を4枚にして、こちらは保険的な役回りにしてもいいと思います。
陰なる努力 中野 一花×1
CIPで以下の2つの効果を使用できます。
・手札を1枚ストックにする
・1コスト+手札のCXを1枚捨てて、控え室のCXを1枚手札に加える（通称エルザ）
手札が溢れている際にストックを傷つけずにエルザ効果が使えるカード。
タイトル内で一番優秀なエルザですが、五月ではないということがこのデッキではデメリットに働く状況もあるので注意しましょう。
入れ替え候補
他の姉妹のプールに手を伸ばすと優秀なカードが多数ありますが、それらを採用する際には「五月ではない」というリスクが伴うので注意しましょう。
好きになれる自分 中野 美玖×1~2
「温厚篤実 中野 五月」「五等分の花嫁 中野 五月」との入れ替え候補になります。
CIPで山札の上を公開し、それがキャラならマーカーにする効果を持ちます。
マーカーを持つ間は常時パワー3500となり、バトル相手をリバースした際に控え室のキャラを1枚手札に加えて手札を1枚捨てるテキスト（通称ブラックパンサー）が付与されるため、効果を発揮できる間は控え室が実質第二の手札状態になります。
立ち回り
マリガン
レベル0
「五等分の花嫁 中野 五月」で相手のキャラに回答しながら「温厚篤実 中野 五月」を強く使っていきます。
後の展開の準備期間であるため、キャラを踏むよりもレベル1でしっかりと盤面を作ることを優先して立ち回りましょう。
「五等分の軌跡 中野 五月」のオカケン効果では「ありがとうの花 中野 五月」や「純白の願い 中野 五月」をサーチし、早い段階で舞台に配置します。
レベルアップ時にはレベル3のカードを置いて経験3を達成したいので、クロックフェイズにはレベル3を優先的にクロックにすることを忘れずに。
レベル1
「理想を追い続けて 中野 五月」や「芽生えた信頼 中野 五月」を並べて、CXコンボで手札を回復したり「ありがとうの花 中野 五月」の起動効果で助太刀を構えていきます。
起動効果使用後のパワーラインは高いものの複数面並べないと簡単に貫かれてしまうので、「食欲旺盛？ 中野 五月」が持つ2つの効果を活かして相手に二択をしかけられるような盤面を作りましょう。
レベルアップでさらにレベル3を置いてこの段階で経験6を達成しましょう。
レベル2
「眼鏡で勉強 中野 五月」や「お正月 中野 五月」を早出しして、ダメージレースを揺り戻しながらより強固な盤面を形成していきます。
どちらのカードも各種起動効果を絡めればパワー13000以上にはなるので相手キャラを踏むのは容易ですし、逆に相手は踏むか面を捨てるかの二択を迫られることになります。
サイド合戦になった際は「見守るまなざし 中野 五月」が頼りになります。
「ありがとうの花 中野 五月」の起動効果やCXを絡めればパワー14500~15500まで伸ばせるので、このカードで相手の高パワーキャラを踏んでしまいましょう。ただし相手が早出しメタ拳を構えている状況では1:2交換を取られないように注意。
最終的に必要なストックは最大6枚なので、ルールアンコールなども駆使してこのレベル帯でゲームの流れを引き寄せてしまいましょう。
レベル3
基本的にはレベル2の延長ですが、相手の山札が脆い場合は「気付けた想い 中野 五月」のCXコンボで一気に勝負を決めてしまいましょう。
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今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も読んでいただけたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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