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2024BCF環境メタレポート【3月期】

こんにちわ、なっつんです。

今回は2024年BCF環境の現状における個人的な環境考察を書き連ねていきたいと思います。
内容としては以下の3点についてです。

1.現状のメタゲーム
2.各ランクの変遷理由について
3.現環境で気をつけるべきこと

この記事は2024年3月22日(PBホロライブSummer発売後)時点での情報である事、そしてあくまで僕個人の主観でお話する事をあらかじめご了承ください。

それでは行きましょう。


前提

長文化を避けるため、一部の表現について以下の表記を使います。

CX:クライマックスカード
CIP:手札から舞台に置いた際に発動する効果
PIG:舞台から控え室に置いた際に発動する効果
自傷:クロックにカードを置くコスト・効果のこと
踏む:相手キャラを一方的にリバースすること
振る:パワー/ソウル補正やテキストを任意のキャラに付与すること
構える:助太刀やカウンターイベントをプレイできる状態を作ること
焼く:カードの効果やパワーダウンによってキャラを控え室に送ること
チャンプ:バトルに勝てない状態でアタックすること
Xルック:山札の上からX枚まで見て指定されたカードを手札に加える効果
モード:複数の効果の中から選択して使用する効果
ツインドライブ:トリガーチェックを2回行う効果
○○相殺(特殊相殺):リバースした際に条件を満たすバトル相手をリバース、あるいは別領域に移動する効果

現状のメタゲーム

集計期間:19回ECG杯~57回ふらめ杯

現状の環境貢献度(使用率+入賞率)はプロセカ、ホロライブ、ごとよめが圧倒的であり、次点でブルアカ、アリスギア、ウマ娘、ぼざろが続いています。

強い山札を効率よく作るデッキが支配している環境のため、相手の山札を破壊しながらダメージを与えるCXコンボやアタック時効果を持つフィニッシャーを採用するのが半ば必須となっています。
運営側が継続的に配っていることから、今後もこの構図は継続していく見込みです。

以上を踏まえて3月期のランクは以下のように設定しました。

各ランクの変遷理由について

Sランク

いずれのデッキも「強い山札を作りつつ、相手の強い山札を破壊する」もしくは「盤面を制圧して28点目を拒否する」ことが可能であり、攻守ともに高いポテンシャルを備えています。

枝扉プロセカ

2月初頭から8枝プロセカと入れ替わる形でシェアを伸ばしています。

フィニッシャーである「アウトドアクッキング! 青柳冬弥」が助太刀禁止を持っていることで防御札に対して耐性があり、同型ミラーにおいても先に発砲できればレベル2後半からでも詰めきれる決定力の高さがウリ。
最近は「劇団員募集!」を採用する形が主流となっており、リーサル性能に磨きがかかっています。

また「星の旋律 天馬司」+「その心意気を買って 神代類」によってパワー8500以上を多面要求できることから常に対面に圧力をかけながら強い山札を作ることができます。
現環境においてこの要求をクリアできるように構築するのは必須といえるでしょう。

枝門ブルアカ

2月中旬に開発されて以降、爆発的にシェアが伸びています。

レベル0~1の展開が心許ないものの「阿慈谷ヒフミ(水着)」を多面展開するだけでどんな状況からでも盤面勝負をひっくり返しつつ、CXコンボによって山札を固くすることが可能です。
このデッキの隆盛により、枝扉プロセカなど圧縮デッキメタで台頭していた電源デッキの多くが環境から姿を消すなど環境に大きな変化をもたらしました。

聖園ミカ」で圧縮戦術に対抗できることや「早瀬ユウカ(体操服)」によるヒールループ、「アロナ」や「陸八魔アル(正月)」でリーサルアタックを回避する高い耐久力を持っています。

レベル0のパワーラインに難があり、特に左右に配置されたパワー3500以上のキャラを踏めないリストが多いのでおぼえておきましょう。

Aランク

いずれのデッキも共通してデッキ圧縮戦術、あるいは盤面制圧に対抗することができ、相性差こそあれどSランクの4デッキと互角以上に渡り合うことが可能です。

宝ストブウマ娘

今回、Sランクより降格となりました。
理由としては環境貢献度は高いものの、他のデッキや環境に対して影響を与えているわけではないからです。

ですが「Step! Smile! Wink! トウカイテイオー」で相手のストックを崩せますし、豊富なリーサル札によるロングシュート性能は環境随一なので今後も警戒は必要となります。

8門三玖、8扉青ブタ

共に直近発売の追加パックにより現環境での立ち位置が良くなりました。

どちらも枝扉プロセカの要求値をクリアしており、フィニッシャーによって圧縮された山札から追加ダメージを生み出せる点が評価されています。
しかしデッキの動き自体はミッドレンジのそれと大差ないため、今回はAランクに設定しました。

8扉五月

PB発売前の環境貢献度はタイトル内でも随一ではありますが、発売後は8門三玖にその立場を譲っている傾向にあるため今回はAランク残留としました。

その他昇格タイトルについて

直近一ヶ月の環境貢献度を鑑みてAランクに昇格させました。
かなたマリン、電源門ぐらについてはタイトル内使用率が少ないものの入賞経験があることやデッキのポテンシャルは高いレベルにあると判断してAランクに設定しています。
今後の環境の変遷を見てランクを再設定する予定です。

Bランク

本門PIXAR、リンクマクロス

環境貢献度が著しく低いことやトップメタへの対策の中で回答を持たれてしまう事から、今回はBランクに降格としました。
どちらのデッキもトップシェアの枝扉プロセカ8電源ホロライブとの相性が悪いことも降格の一因となっています。

8宝アレクサンダー、8宝プロセカ

こちらも環境貢献度の低さから降格としました。
8宝プロセカに関してはタイトル内シェアを枝扉プロセカにほとんど奪われてしまっている点も降格の一因となっています。

8枝一花、8宝四葉、8電源二乃

いずれのデッキも直近のPBによって強化を受けているため、ごとよめ自体の環境貢献度を鑑みて一律Bランクに設定しました。
今後のタイトル内分布に注力し、ランクを再設定する予定です。

8枝青ブタ

レベル2で早出しを使った盤面制圧を仕掛けるデッキとしてはいささかパワー不足な印象を受けたため、今回はBランクに設定しました。
今後のタイトル内分布に注力し、ランクを再設定する予定です。

現環境で気をつけるべきこと

PIG・リバース誘発型の始動札は立ち位置が悪い

環境貢献度が高いデッキの多くが移動効果を持つカードやレベル0特殊相殺を4枚採用している傾向にあることで、PIGやリバース時にハンドアドバンテージを得られる系統の始動札の価値が軒並み下落しています。

これらを採用する場合は自分の中でスタートを明確にしておくと同時に、対処された際のリスクについても十分考えておく必要があります。

山札管理に注力したリストを用意することが重要

強い山札で勝負するデッキや盤面制圧するデッキがトレンドである以上、弱い山札を放置することは極力避けなければなりません。

ゲームスピードが緩やかな環境であるため、以前よりも大局的な目線で採用するカードを決めるとよいでしょう。

レベル3に対する回答を用意する

早出しを使った盤面制圧をしかけてくるデッキのシェアも高い環境です。
早出し対策のカードやレベル3のキャラとのバトルで優位に立てるカードを採用し、必要なゲームで確実に手札に加えられるようにプランを立てておきましょう。

他のデッキリストはこちらからどうぞ


今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も読んでいただけたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。



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