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2023年12月制限改訂予想

こんにちわ、なっつんです。

2023WGP環境も残すところ1ヶ月半となりました。
WGP自体はまだ中盤といった辺りですが今後発売のタイトルが異常な強さを見せない限りは環境の大きな変遷はないと判断し、このタイミングで今期の振り返りをしつつ、個人的な今期の制限改訂予想をしていきたいと思います。

それでは行きましょう。


今期のメタゲームの変遷

環境初期(プレオープン)

2023年6月の制限改訂でノーダメージであった8門ミュウランおよび門枝ネイが大きく使用率を伸ばし、それらに対して強く出られる8電源ホロライブが台頭するという三つ巴の形で今期はスタートしました。

強固な盤面を形成できるデッキの支配率が高くなった結果、これらに対抗できないデッキは早々に環境から排斥されてしまいます。
次点で枝宝D4DJ門扉バンドリのような盤面対応力に特化した遅めのミッドレンジデッキが活躍していたことで環境全体の速度が緩やかであったため、相対的に枝門ネイのデッキパワーが高くなっていました。

環境中期(プレオープン終了~WGP開催)

8電源ホロライブ・8門ミュウランの対戦練度が上がっていく中で「3連動の不在による逆転力・決定力の無さ」「面制圧に対抗できるデッキとの対面相性に難がある」という欠点が指摘されるようになり、依然として高い使用率は保っていたものの徐々に評価が下火になりつつありました。

そんな中、制限改訂を受けてリペアされた宝扉オーバーロードが非公認大型大会で台頭してきます。
前述した要因により不利対面である8門ミュウランが使用率を落とす一方、有利対面の8電源ホロライブはIP人気などの理由から使用率が据え置きだったために立ち位置がかなり改善されたことも一因と言えるでしょう。

これに伴いロングシュートが安定して再現可能なデッキの評価が上がり、以下3種類のアーキタイプによるメタサイクルが構築されることになります。

ロングシュートを勝ち筋に据えるデッキ(✊)
面制圧によって相手のフィニッシュ力を奪うデッキ(🖐)
盤面対応力に特化したバランスのいいデッキ(✌)

環境末期(WGP~全国決勝)

事前評価が芳しくなかった宝ストブチェンソーマンの研究が進み、ここに来て名実共に環境トップの座に君臨しました。
総合力の高さから来る不利対面の少なさと格下デッキを狩る力の双方を併せ持っており、多くのトッププレイヤーに愛用されるようになります。

10月に発売され瞬く間に流行した8電源アリスギアも致命的な弱点を持ちながらそこを突けるデッキが環境にほとんどいないということもあり、大型大会で優秀な成績を収めています。
8電源ホロライブが個人戦向けのデッキではないという評価が下されたことで、使用率を落としていたかなたマリンの立ち位置もかなり改善されました。

これを以て今期の環境はほぼ成熟したとみて問題ないと判断しました。

制限改訂予想

以上のメタゲームの変遷を基に個人的な制限改訂予想をしていきたいと思います。

個人的に今期確実に規制をかけるべきデッキは枝門ネイ、宝扉オーバーロード、宝ストブチェンソーマンの3つ。
次点で8門ミュウラン、ホロライブ関係の3デッキです。
順番に解説していきます。

枝門ネイ

上記3枚の選抜制限

枝門ネイはレベル0のシステムが非常に優秀なため、高レベルカードの割合が高いデッキ構成でありながら安定したゲームメイクを行うことが可能です。

中でも「悠然のギタリスト・ソニア=クレア」はデッキ内の高レベルカードの割合が高いことも手伝って、非常に高い確率でパワー2500の万能回収カードとして振る舞うことができます。

夏休みの約束・バーバラ&ジュリ」はレベル0特殊相殺の隆盛に伴い現行のリストでは枚数を減らしていますが、フィニッシュの邪魔になるアイコンを持たないカードの全体枚数を減らしつつ万能サーチができる優秀なシステムです。
甘美の零龍喚士・ネイ」にアクセスするカードとしてソニアに次ぐ性能を持つため、同時に併用禁止にするべきと判断しました。

当初はネイを1~2枚制限にするべきと考えていましたし、そちらの方が手っ取り早い気はしますが、前期の8門Keyのようにデッキを完全に殺さない形を取るのであればこの3種選抜が最も重い制約ではないかと考えています。

宝扉オーバーロード

「魔導王 アインズ」1~2枚制限、「黒い仔山羊」選抜追加

順当にアインズの枚数制限、現行の選抜制限を崩さないために仔山羊を選抜追加という形が妥当だと思います。

最近の枚数制限のかけ方を見ていると2枚制限に落ち着きそうですが、個人的には初回で1枚制限になってもおかしくはないと思います。
CXコンボに完全依存しているとはいえ、5面焼きor1ヒール1ダメージはまだ許せても無敵付与は完全にゲームを破壊していますからね。

宝ストブチェンソーマン

上記2枚の選抜追加

宝ストブチェンソーマンは総合力が非常に高く、実態はアグロデッキでありながらミッドレンジデッキのように振る舞うことができます。

その要因となっているのが「公安対魔特異4課隊長 岸辺」の存在であり、仮にこのデッキが無規制で来期を迎えた場合、持ち味のアグロムーブと岸辺のパワー10000×3という二重の要素によって環境を支配してしまう危険性があると考えています。

0コスト特殊相殺や領域移動といった盤面干渉による突破口があるとはいえ、それらの採用を実質ほぼすべてのデッキに課すという点において前期の枝扉アリスと同じ理不尽を再現することになります。
よって岸辺によるレベル1の面制圧か「敵討ち 早川アキ」による早期耐久プランを二者択一にすることが望ましいと判断しました。

8門ミュウラン

上記2枚の選抜追加

まず前提として僕は国内版ヴァイスにおいてこのデッキに規制をかける必要はないと思っています。
メタゲームの変遷の項で述べた通り、国内におけるこのデッキの評価は「構築の指標となるべきデッキ(環境の門番)」であり、上記3デッキのような理不尽さは対戦練度が成熟した現在においてはほとんどないからです。

海外版では上記2種の選抜制限が施行されましたが、それはあくまで海外版のデッキプールの狭さ(下記参照)による高い支配率からくるものです。

こちらが海外版の参戦作品一覧(google翻訳)
枝扉アリスや8門ミュウランに対抗できる日英共通タイトルがほとんどありません
(共通タイトルでも英版未発売パックや未収録カードもあります)

ただし現状の評価はより強力なデッキが存在するからという一面もあるため、それらに規制をかけた結果再び環境を定義するデッキとなりうると判断されるのであれば、海外版と同様に「”爆炎の支配者”シズ」と「自由を告げる鼓動 ミュウラン」の2種選抜は必要だと思います。

ホロライブ

上記2枚の選抜追加

ホロライブに関しても8門ミュウランと同様の理由で追加の規制は必要ないと考えています。

ただしホロライブはデッキこそ異なりますがタイトルとしての入賞率がやはり群を抜いているため、現環境で活躍している門電源ぐら、8電源ホロライブ、かなたマリンに共通して採用されている「未来へと踏み出す一歩 Azki」および「はあちゃまビーム 赤井はあと」の選抜追加は免れないかなと思っています。

特にAzkiは後に幻日のヨハネで刷られた「明るい表情 ルビィ」のテキストを見るに、こちらだけ選抜追加される可能性も否定できません。

実質Azkiの調整版のようなテキストになっています

あくまでホロライブについても規制をかけた結果再び環境を定義するデッキとなりうると判断されるのであればかけるべき、という判断です。

制限緩和予想

最後に制限緩和してもいいのではないかと思うカードを挙げて終わりにしようと思います。

戦姫絶唱シンフォギア

「アマルガム クリス」制限解除

昨今フカ次郎自体の相対的評価が落ちていることや、このカードよりよっぽど強烈な始動札がはびこっているのでいい加減許してもいいんじゃないかなと思っています。
PB灼眼のシャナで互換刷ってますし。

アサルトリリィ

制限完全解除or「”その笑顔を守るために”叶星」の2枚制限解除

そろそろ完全解除でもいいと思います。

”その笑顔を守るために”叶星」のフィニッシュ性能としても、共鳴3ルックの共鳴先であるという点もこのカードだけの特権というわけではなくなっているというのが緩和候補に挙げる理由です。

”旬なリリィ”夢結」と「凛々しく咲く 神琳」は緩和してもいいかなとは思いますが、いまだ神琳の互換が刷られてないので難しいかもしれません。

かつての禁止カードたち

上記2枚の制限解除

順当に緩和され続けている「休憩!」と「飛鷹型軽空母2番艦 隼鷹」は今回の改訂で制限解除されると思います。
どちらのカードも現状のカードパワーであれば4枚使えても環境に影響は与えないでしょう。


今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も読んでいただけたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。


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