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メタゲームについて

こんにちわ、なっつんです。

今回はTCGやDCG界隈でよく目にするメタゲームについて解説していきたいと思います。

それでは行きましょう。

メタゲームとは

メタゲームとは、ゲームの本質とは関係ない場所で繰り広げられる頭脳戦・思考戦の事です。

デッキの使用率・勝率などの情報を基に「大きな大会で勝ちを目指すならこのデッキを使う人が多いだろう」という予想をして、自分の使用デッキや構築を変えていく事でそのデッキと相対した際に優位に戦えるようにできます。

わかりやすい例えだと「賭博破戒録カイジ」の限定じゃんけんを思い出してもらえるといいと思います。あの中でカイジや船井が行ったカード買占めも一種のメタゲームといえます。

メタゲームの構成

メタゲームは常にその環境の頂点に立つ「定義者」を中心に構成されます。

21年前期環境を例に当てはめるとデアラという事になります。

ではデアラが環境にどう影響を与えるかというと、大きく分けて以下の2点が考えられます。

8電源デッキのため、ゲームスピードが非常に緩やか

8電源の使用率が高くなるという事は、打点の伸びが非常に緩やかになり1ゲームのターン数が長くなります

そのため1週目の山札と付き合う余裕ができるので、かぐや様のような山削りが苦手なタイトルでも十全に真価を発揮できる土壌ができるという事です。

逆にそういった部分を突いて、非電源デッキでスピードゲームを仕掛けるという選択肢も生まれます。

後半のパワーラインが伸び悩むため、そこでパワーを出せるタイトルは活躍しやすい

デアラは理不尽な動きができるとはいえ、レベル2以降のパワーラインはどうしても低迷してしまいます。

そこで高いパワーを出して盤面で押し返せるタイトルは、優位に戦える相手の使用率が多いため結果を残しやすいという事になります。

こういった点から、現在はデアラの対抗馬として転スラ・かぐや様をはじめ、最近の8電源タイトルの使用率が大きく伸びているという結果を導き出せます。

比較的8電源が結果を残している21年前期環境ですが、それはあくまで現在のメタゲームが8電源に快適な土壌となっているだけで、定義者がすげ変われば対抗できるタイトルなどもごそっと入れ替わります

ヴァイスは好きなデッキを使うプレイヤーが多く、メタゲームが混沌としているように思えますが、大きな大会では結果を残したいプレイヤー層の人数も少なくはないため、カジュアル層が淘汰され始める4回戦くらいからはメタゲームが露骨に機能し始めます

もしヴァイスで公式にレシピを上げたいとか、CSで結果を残したいと思っている方がいるのであれば、メタゲームを意識してタイトル選びや構築を考えてみるといいと思います。

まとめ

最後に今回の話を簡単にまとめてみましょう。

・メタゲームはゲーム外部の情報を基にデッキや構築を考える事である。

・メタゲームは常に頂点に立つ「定義者」を中心に構成され、そこから考えられる情報から対抗馬となるタイトルが選出される。

・大型大会では4回戦を境にメタゲームが露骨に機能し始めるので、結果を残したいのであればメタゲームを意識するのは大事なことである。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

今回はこの辺で。

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