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ゲーム実況で勉強するメリット

おはこんばんにちは!現在Lv.25のゲーミフィケーションくんです。

今日の研究日誌は「ゲーム実況で勉強するメリット」について書こうと思います。

本で学んだだけでは具体性がない問題

僕が大学生になった時、色々と読書をしていたのですが、最も感じていた課題は、「とにかく具体性がない問題」でした。

すごく良くない思考なのですが、教育学部で展開される授業に対して、「教育学部なのに説明分かりにくい、、!」というようなことを思っていました。

嫌味ではなく、「教育学部で展開される教育」に純粋に興味があって入ったところもあるので、勉強内容にとにかく具体性がほしかったのです。

たとえば、「授業のゴールを示すのが大事。子どもが迷わないからね、ということを言われたのに、その先生の授業のゴールが示されていない」などです。

全く責めるつもりはないですし、普通だと思います。むしろ大学の講義に対してハードルを上げすぎだと思っています。ただ、理論と同時にもっと実践が見たいと思っていたことは事実でした。

そこで色々と対策した手があるのですが、ゲーム実況を見て勉強するというのがその解決策の1つです。

普通に勉強しようと思ったら、基本は文字や図解だけです。そこで「ゲーム実況で勉強する方法」を身に付けておけば、「具体性をもった勉強」ができます。

「ゲーム実況で勉強する」ことが、講義型から体験型の勉強に移行する最も早い手段です。

本だけで勉強する人がやりがちなミス

勉強するということを考えた時に、真っ先に手をつけるのは本だと思います。たくさんの知識が体系的にまとまっていますし、本屋に行けば見つかります。

ただ、冒頭にも書いた通り、本で読んだだけではとにかく具体性がないのですよね。例が示してあればいいということではなく、その例が実際のものではないというのが問題です。

例には2種類あります。1つ目は、「体験済みの例」。2つ目は、「体験していない例」です。

「体験済みの例」に関しては、「その空すっごく綺麗だったんですよ、まるで水彩画のようでした。」と聞くと、「はいはい水彩画ね。」という感じに記憶が呼び起こされるのですが・・・。

「体験していない例」に関しては、「暗黙知というものがあります。例えばヒューレット・パッカードでは、、」と言われても、「ヒューレット・パッカードね。勤めてたから分かるよ。」という人はほとんどいないはずです。何の記憶も呼び起こされないということです。

そこでゲーム実況を見ると、自身が体験した例がたくさん手に入ります。心理学や行動経済学の知識に一気に具体性が身につきます。

また、ゲームは総合芸術の側面があるので、ストーリーの作り方や見やすいメニュー画面、ホラー、ユーモアなどたくさんの知識に具体性がついてきます。

本だけで勉強するときにありがちな「表面的な知識」に自身の体験を結びつけることができるのです。

自身の「体験済みの例」をゲームから仕入れることができ、本だけで学んだときの「表面的な知識」から脱することができるということです。

過度の作り手目線

作る人が作り手目線になるのは当たり前なのですが、これが多くのことを失敗に導く原因です。

たとえば、プレゼンをしっかりやろう!と思った人がやりがちなこととして、「ずっとスライドを作ってる」というのがあります。

しかし、スライドって意外とみられてないのですよね。でも、本人からすると気になるところだらけなのです。

これってすごく「自分の視点からしか見られていない状態」です。

その問題の解決策として、「自分のプレゼン風景をビデオにとってみる」ということが行われます。

すると、聞き手目線になり、本当に気になるのは「棒読み感」や「えー」とか「あー」というクセだと気付きます。

それを無視してスライドだけ凝ってプレゼン当日に初めて発声しました、というのはまさに本末転倒です。

このように、本来最も重要なユーザ体験を無視した作り手目線というのはズレた結果しか生まないのですよね。

そこで、ゲーム実況では「ライブコメント」「コメント欄」「実況者」「自分」という複数の視点からゲーム体験を見ることができます。

かなり客観的にゲームという作品を見ることができ、「自分が思っているゲームの素晴らしいところ」に誰も無反応だったり、実況者が意外なところで驚いたりという生の反応も見ることができます。

ゲームをするのではなく、ゲーム実況を見るという理由はここです。

ゲーム体験への生の反応をユーザ目線で大量に仕入れることができるのがゲーム実況の良さです。

人に説明しやすい

これがかなり実用的なのですが、「知識を人に説明しやすい」というのがあります。

たとえば、「選択肢がたくさんあっても選ぶのに困るだけみたいなのをジャム理論というよ」とか言われても、「はあ、なるほど」としかならないのですが・・・。

「たとえば、ポケモンの最初の3匹が、100種類から選べるに変更されても困るだけだよね」というユーザーフレンドリーな説明ができます。

子どもにでも説明できますし、「分かりやすいように寄り添ってくれてる感」が出ます。

さらに、これが一番重要だと思っているのですが、ゲームを例に出すことで「説明がお堅くならない」というメリットがあります。

話す状況には「知見(インフォメーション)を交流する雰囲気」と「会話(コミュニケーション)を楽しむ雰囲気」があります。

で、この「会話(コミュニケーション)を楽しむ雰囲気」の時にも知見を紹介することができるという強力なメリットがあります。

「雑学紹介」「ゲーム考察」みたいになりますし、ポケモンやあつ森などに親しんでいる人は多いので、会話ネタとしても最適です。

お堅くなりがちな知見の紹介をユーザーフレンドリーに説明できるようになるという実用的なメリットがあるということです。

ということで

ゲーム実況を見ることの良さは数えきれないほどあるのですが、特に大事なところを整理してみました。

僕はずっとゲーム実況を見ているわけにもいかないので、BGMの代わりにゲーム実況を流し続けています。

一応他の良さを紹介しておくと、

・最新テクノロジーを追える
・BGMも良く、ラジオ感覚で聞ける
・休憩(ゲーム実況をじっくり見る)との接続がスムーズ

などがあります。

「ゲームは勉強の対極にあるもの」というような先入観が世間的に強かったりしますが、勉強にまつわる課題から解決策を探るとゲーム実況はちゃんと勉強になることが分かるので、おすすめです!

では!

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