重ねるキックのピッチを知るには&ピッチの変更 (Live編)
↑ 2020年版808キックは音階があるので直ぐに曲のキーに合わせられますがキックを重ねる場合、重ねる方のピッチがわからないと思うので知る方法を書きます。
もちろん2020年版808キックに限らず他の音にも全然応用できます。
非常に簡単で完璧に出来る方法はあるのですがそれはまた今度。
2020年版808キックをサブとして下に敷いて、重ねるキックを上に置くやり方です。
①先ず重ねるキックにアナライザーを挿します。インサートラックの下の方と言うか後の方に挿しましょう。
Voxengo Spanは無料ですし便利なのでこれを挿しちゃいましょう。
カーソルをキックのアタックの位置に合わせます(赤丸)
黄色の枠を見るとG#2 25CENTとピッチはもちろんのこと105Hzと周波数まで出してくれてます。無料でここまで教えてくれるとはありがたいですね。
低域は2020年版808キックに任せるので、重ねるキックはアタックの位置で調整していきます。ちなみに2020年版808キックのピッチはアタックではなく低域です。
↑ 今回は関係ないのですが知ってても損はないので書いときます。
低域のピッチはこの青丸です。アタックが鳴ってから後追いでここが立ち上がります。
今回、LiveのDrum Rackに重ねるキックのワンショットをぶっこんでます。
②赤枠のControlsをクリックするとこの画面になります。
低域を2020年版808キックに任せてるので重ねるキックの方の低域をカットします。カットしないと低域同士が喧嘩しますし邪魔以外何者でもありません。
③黄枠のFilterにチェックを入れます。FilterはEQみたいなものなのでこれを使って低域をカットしていきます。これにはLow Shelfが無いのでLow Cutを使いますがLow Shwlfの方が歪みにくいです。
④Frequencyでカットしていきます。カットしすぎると存在感がぐっと薄れるので調整がちょっとむずかしいかもしれません。
ピッチを変える必要がない人はここで終了です。
⑤緑枠のTranspとDetuneで重ねるキックのピッチを変えれます。Transpでだいたいこんなもんかなと任意のピッチに合わせてDetuneで微調整です。調整しつつ①のようにSpanでピッチを確認していきます。で、曲のキーに合わせていきます。
ここまで書いといてあれですが、重ねるキックのピッチを完璧に変える必要はなく、違和感がなかったらなかったでそれで良し!な感じです、私は。
⑥もし2020年版808キックの中域や高域が邪魔であるなら2020年版808キックにEQを挿してHi Cutなどを使って抑えます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?