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カラーボールであそぼう!⑤「すくう」を楽しむ

保育園の1~2歳児クラスで遊べるカーラーボールあそびをご紹介しています。前回は牛乳パックとカラーボールを組み合わせるあそびを紹介しました。

今回はカラーボールとお玉などの道具と組み合わせてあそんでみましょう。たらいなどにカラーボールを入れてそれを様々な道具ですくいます。

「カラーボールをすくうことで手首が柔軟に」

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写真のようにスコップは面が広く奥行もあるので1歳児さんでもすくいやすいようでした。失敗しないので楽しい!もっとやりたい!というやる気につながります。現在の生活は便利な機能が増え手首を使う機会が減っています。洗面台の蛇口やドアノブはレバーになり捻る必要がありません。

そのためか子ども達がペットボトルの蓋が開けられない、雑巾が絞れないという話を聞いたことはありませんか?すくうう動きは手首を前後に動かしたり、様々な方向に手を動かすので手首の柔軟さにつながります。すくうう動作をあそびながら体験することで、食事でスプーンを使う時の手首の使い方にもつながっていきます。

「結果が見えるとあそびのモチベーションUP!」

すくったカラーボールはバケツを用意しそこに入れます。バケツにボールが溜まっていくのを見ると、自分が働きかけたことの結果が目に見えるのでモチベーションにつながります。
スコップに慣れたらままごと用のおたまやレンゲ、スプーンなどでやってみましょう。かなり難易度があがります。2歳児さんにおすすめです。すくったボールをバケツではなく牛乳パックにいれると、こちらも難易度があがります。難しい、というのはあそんでいる本人が感じているのでできた時に達成感があります。道具を変更し難易度が上がることがスモールステップを踏むことになります。今できることから少しだけ難しいことに挑戦する。
それがやる気や集中力につながり、成長につながります。

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写真のようにボールを手にとってお玉などにのせる姿が見られました。自分でこうやってみたらどうか?考えてやってみたようです。1歳児さんだと落ちないようにボールをのせるのは簡単なことではありません。
こやって自分からやってみよう!という意欲が生まれたことは素晴らしいことですね。
そのことをぜひ言葉で伝えてあげてください、その時に大きな声で伝える必要はないかもしれません。その声で集中力が途切れてしまう子もいますし、なんとなく場の空気が変わってしまうことがあります。その子にわかるように伝え、他の保育士さんにも伝えたい時は様子を見て側に行って伝えるといいです。



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