友人と事業ができない理由

こんにちはASOBERGHI編集長の鈴木です。

今回はタイトルの通り友人と一緒に頑張ろうと動き始めて上手く行かなかった話を記事にしていきたいと思います。

これまで何度か友人と頑張ろうと思って行動したことはあるのですが全て失敗に終わりました。

結論から言うと熱量です。

今回は経験した中でも1番すれ違いの多かったエピソードを記事にしていきたいと思います!

普通に生活してては絶対出会えないようなダメ先輩のおもしろエピソードを抜粋して記事にしましたのでこれから友人と頑張りたいと考えてる経営者の方は参考までに読んでみてください。



エピローグw

 私は地域おこし協力隊という3年間任期の仕事を始めました。都会から地方に人間を呼んでお手伝いをしてもらうような仕事です。最初は空き家バンクという仕事を任され、毎日雑用をするような仕事が続きました。そもそも地域おこし協力隊になったのは空き家の活用をしたいと考えたからで、そのためにクラウドファンディングを行い転職してきました。

雑用のスキマ時間や家に帰ってから数時間、企画を考え物件を探し、2ヶ月かけて企画書を練り込みました。上司にプレゼンしてからも仕事終わりに自分の事業を行う程度でほとんど企画に業務時間をさけませんでした。

それでもコツコツ時間外で仕事を進め、いつの間にか新聞に出たりテレビで取材されたりブログ記事に掲載されたりしていくうちにようやく上司たちにも事業として認められるようになってきました。

やっと自由に事業ができて楽しくなる。

そんなときに良く連絡を取っていた大学の時の先輩がいました。大学卒業して実家に戻りバイトをしながら生活していた先輩を見て、「バイトしてるくらいなら一緒に協力隊になって民泊の事業やらない?確実に成長できるし、次仕事探すときにネタとして使えるよ!」と誘いを入れました。

民泊の認知度が高まり、SNSや動画の仕事も増えてきていたので手伝いもしてもらいたく、お互いにメリットがある状態でのオファーでした。最初は断られましたが、何度かお願いをしているうちに渋々転職してくれることになりました。

これで人材も増えて仕事が2倍速で進み始める!そう思っていました。

後から分かったことなのですが、その先輩は全く民泊の仕事に興味がなく、民泊いながら2割くらい仕事して8割くらいのんびりしながら給料が貰えると考えていたようです。笑笑

ここからすれ違いが発生していきますw


やってきた先輩w

私はやっと自由に民泊の仕事ができるようになり

「先輩はラッキーだな!1番美味しい状態で民泊の事業ができるなんて!」

と考えていました。

私はサラリーマンを経験した後だったので、民泊の清掃や宿泊者が来た時の動画撮影を大変な仕事だと感じたことがありませんでした。しかも殆どの日は宿泊者がいないため、ゆっくりと携帯で民泊の認知度を上げるためのSNS戦略をメインで行っていました。

わざわざ来てくれる先輩のためにも2人でこの民泊の事業を頑張って、将来的に

先輩「ほんとにあの時誘ってくれてありがとう!」
私「あの時バイト辞めてまで来てくれてありがとう!」

と輝かしい未来を想像していましたが、まさか正反対に物語が進み始めるとはこのときは思ってもいませんでした。笑


メール事件

 まだ寒い春風が吹く民泊の庭には桜の木があります。ここは標高が高く、まだ蕾のついた枝が朝露を反射させながらゆらゆらしています。これまでは1人で過ごしてきた私でしたが友人だった先輩が来てくれたことで「夜ご飯一緒に鍋でも作ろうよ!」とか「仕事終わったらゲームでもしよっ!」と大学時代の風景をもう一度体験しているような高揚感がありました。こうして移住してきた先輩と民泊で仕事が始まりました。

民泊での仕事を一通り説明し、あっという間に数日が経ちました。毎日が楽しくてやっぱり1人より友人と何か仕事ができるって最高だと笑みがこぼれていました。

そんなある日、民泊内で仕事をしている時のことです。私達は民泊で仕事をしているため、雇ってくれている町役場に何をしているのかを活動報告という形で提出していました。仕事も一通り教えたので先輩にも活動報告を作成してもらい、役場の上司に送るように伝えました。送る前に文面を見て驚いたのですが、何も書かれてなかったんです。添付だけして件名も書かずに送ろうとしていたのを見て

私「ちょい待ち!!!!!」

送る前にどうにか止めることができました。先輩はバイトしかしたことがなく、メールをLINE感覚で使用していました。丁寧に件名を書くことから教え、相手の名前を最初に記入して...と基本的な書き方を教えました。まあ確かに一回も上司にメールを送ったことがなければ分からないですよね!笑

念のため今後はメール出す前に一回見せてと伝えそれから何度かメールを送る前に見せてもらうようになりました。一応把握しているメールは全て訂正して適切な文書に変えていましたので残ってなかったのですが係のライングループで最近先輩が上司に送った文面がこれです笑

画像1

塾とは彼は塾でバイトをしながら地域おこし協力隊で働いているのですがこのような文面を平気で上司に送ります。LINEだからとかではなくメールでも同じような文面になるんです。

私「「月曜受験の日なんで」じゃなくて「月曜受験の日なので」に変えようか。そして「塾休めなそうです。」じゃなくて「塾休めません。」にして送ったほうが良いね。」

といったような訂正を行っていました。今回の話ではありませんが、訂正をしてあげるとまさかの返答が返ってきました笑

先輩「いや。どっちでも良くね?」

と呆れて笑うようになりました。

どっちでも良くないんですよ。w

1ヶ月ほど経っても文面が投げやりというか適当というかそんな印象でした。私としては上司から「本当にちゃんとした人を連れて来てるの?変な人じゃないよね?」と何度も聞かれていたので、メールをちゃんとした文面で送れない先輩を連れてきたと思われたくなかったので見せてもらい訂正を行っていました。しかしメール文面チェックを行う度に先輩は態度が悪くなっていきました。過保護の親と子供のような関係が頭をよぎりました。普通ならメールくらい送れるんですけど、こんな先輩なので不安で仕方なかったんですよね。そうするといつの間にか「めっちゃ指示してくる奴。」と認識されるようになりました。笑

友人が遊びに来た時もメールの話になりましたが、そのときはある程度文面の訂正もしなくて良くなってきてたのですが、少しだけ表現に違和感があったので、ほんとにどっちでも良いといえば良いような内容を訂正するとまた、

先輩「どっちでもよくね?」

と呆れて笑いながら言ってきました。まあほんとにどっちでも良かったんですけど何となく違和感あったので訂正しました。それを見ていた友人も「まあどっちでも良いね。」となったのですが、先輩は友人に対して「メールとかいちいち訂正してくるし、指示が多い。」的なことを言っており、その場だけ見た友人にも「指示する奴。」と認識されました。

この辺から私は先輩を見るだけで気分が悪くなり始めました笑

 まさか友人も先輩がメールを送れないと思ってないだろうし、その時の内容を全てだと思われたのですが、確かに傍から見たらめっちゃ上から指示だけするやつみたいになりますよね。でもめちゃくちゃ説明しにくいんですけどほんとに最初やばかったんですよ。そして立場的にもちゃんとした先輩と思わせる必要があったのでどうしても訂正しないと不安で仕方なかったんですよ。不安の原因を作っておいてここぞとばかりに呆れて「こいつの指示やばくね?w」みたいな雰囲気で反論してくるんですよね。

俺だって27歳の大人にメールの出し方とか教えたくね−よ笑

これから述べるエピソードに共通していることがあるのですが、教えてもらう必要があることを教えてもらっているのにいつの間にか面倒くさくなり逆ギレや反論が増えてくるんですよね。そして感謝が一切ないのですが理由は「別に教えてとは言ってない。勝手に教えてきてるだけだろ。」という屁理屈が一気に暴れだします笑


仕事の指示

 民泊の仕事は私しか分からないため、まずはどんな流れで仕事をしているのか説明を行いました。来たばかりということで最初の方はゆったりとしていました。基本的にお客さんの宿泊の前後は忙しいのですが普段はSNSを仕事内容にしています。その他には庭の落ち葉も多く庭の清掃や民泊内で気になった箇所の掃除です。

慣れてくると仕事を頼むようになりました。私が動画の編集や記事の作成を行っている間、民泊の掃除やSNSをやってもらっていました。

ただ仕事の投げ方が悪かったのかもしれません。

「ここの掃除を午前中やっといて!」
「Twitterのタグ考えといて!」
慣れてくると
「今日やることのスケジュールをメールで送って!」

と全て指示する形になっていました。この時、ちゃんと全文説明していなかったのが悪かったのです。

「ここの掃除午前中やっといて!俺はその間◯◯をやるから!疲れたら休みながらゆっくりで良いからね!」

まあ振り返ってみてもそんな指示という指示でもない気がします。そして今考えると根本的に考え方が違っていたことがあります。

【私の思考】
先輩にしてみたら全体が分かっていないため指示だけ飛んでくると感じているのだろう。先輩だけ仕事をしていると感じているのだろう。だから私が仕事をちゃんとしていると伝えて2人で頑張ってると認識させよう!

と思っていました。そのため指示して仕事をやってもらっている分、頑張って仕事をやっていました。しかし先輩の思考はこうだったのです。

【先輩の思考】
仕事はせずに楽して給料を貰えるだろうと思っていたのに、なんか毎日仕事させられるんだけど。別に教えてと言っていないのに急に教えて来るしうざいなこいつ。

指示しなければただタバコ吸ったり、携帯で動画見たりしているだけで何もしようとしません。そもそも9時スタートの16時終わりの勤務で凄く短く、その中で休憩も自由でちょっとした仕事をやってもらっているだけなんですよね。

言わなければやらないが言うと指示になるのがだんだんとストレスに感じてくるようになりました。

常に指示をしなければ動かないため指示をするのですが全て嫌々やっていて、途中から嫌われるのが嫌だったので指示する前に自分でやるようように心がけました。指示というか最初は何をしたらいいか分からないだろうから仕事説明をして、慣れてきたら自分から動いてほしかったんですよね。75%私がやって25%の仕事を先輩に指示するような感じでした。

おさらいですが前提として先輩は仕事2割のんびり8割のつもりで移住してきました。

それを知らない私はやる気を出させるために、民泊に人を呼ぶための企画を一緒に考えようと提案しました。少しでも民泊について考える機会を作ればやる気が出るかもしれないと思っていました。

しかし一切アイディアが提供されることはありませんでした。笑

そこで、「例えば女子のソロキャンプを軸にした企画とか面白そうじゃないかな?」とテーマを与えることにしました。

「ソロキャンプって何?キャンプ興味ないんだけど。」と言われましたが、ちょっと調べながら考えてみてと言いその場を後にしました。まあもちろん企画書作成のファーストステップ、「パワポのクリック」すらしていなかったと思います。



釘渡し事件

4月の初めは先輩の住む場所が無かったため民泊の3階を先輩に渡していました。住む場所はあったのですが、空き家を賃貸借契約していたので、家の周りの草刈りや空き家内の清掃ではじめは住むことができませんでした。

民泊のためお客さんが来たときに先輩の住んでいる場所を守るため、ドアを作りました。

ドアを作ると言っても先輩に頼むとまた空気が悪くなるので、私が設計して木材をカットしました。その間はもちろんタバコ吸ったり、動画見ながらゴロゴロとしています。そして設置されたドアの上の部分に木材で壁を作るタイミングで先輩を呼び

私「ちょっと釘渡すの手伝ってくれない?」

と携帯で動画か何かを見ている先輩を呼びました。時刻は16時過ぎ。木材を抑えながらトンカチで釘を打ち込んでいきます。片手で木材を抑えながら

私「先輩、釘頂戴。あっ落ちたから拾って。」
先輩「ほらよっ。」

携帯で動画を見ながらやる気がなさそうに釘を渡して来ました。私は木材を抑えているため釘が拾えません。頭より上の部分の釘打ちが想像以上に難しくて何度か釘を落とし、拾ってもらうを繰り返しました。すると急に

先輩「こんなん続くんだったら、俺民泊の手伝いやりたくないんだけど。時間も16時っていう勤務時間過ぎてるわけだしさ。」

私は驚いて言葉が出ませんでした。俺キレられてる?なぜだ?えっ?多分私はその返答として処理できずに「えっ。ごめん。」と言ったような気がします。この人のプライベート空間の保守のために木材切ってドア設置したんだよな?この人に木材カットしてと言っても「できない。」と言われるのが想像できてたし、また指示かよという空気にもなりたくなかったから1人でここまでやったのに。携帯片手に動画見ながら感謝する気もなく、いつものやる気ない感じで釘を渡してきて、最後には愚痴だと?!?!?!

だんだんとイライラがこみ上げてきました。と同時に終わりの時間をそんなに厳密に決めるなら勤務時間中は仕事全振りしてやることに決めました。次の日から私がやっていることも含めて徹底的に指示をして仕事を増やしました。

先輩は常に目の前の嫌なことから逃げようとしています。やらない理由を探すのですが、16時少し過ぎただけでやりたくないと感じたり、釘を渡すという作業でさえ仕事だと感じてしまいます。

先輩「別にドア作ってとか頼んでないしなぁ。勝手に作ってるだけやん。」


居住

急遽来てもらったため、私は先輩の住む場所を探さなければなりませんでした。上司たちも新人の部屋探しであたふたしており、部屋が一切ありませんでした。田舎は不動産で掲載されてる件数も少なく、知り合いから部屋の情報を教えてもらうような環境です。これはほんとに部屋が見つからないかもしれないと感じ2月後半に空き家を見つけ法務局に行き所有者とを見つけて賃貸借契約を結びました。

しかし結果として、その空き家の屋根裏には動物の糞が散乱していたり、水道が壊れたりしたため引っ越すことになりました。

正直この件は物件が悪かったです。かなり不満そうでしたが、私としても法務局まで行ってお金を払って部屋を探してあげたと思っていたので一度も謝りませんでした笑

というかこの人のために何かやっても「勝手にやってるだけ。」とまとめられてしまうので前提に感謝がないんですよね。何度かそういうふうに言われてしまうと、助けようとは思わなくなるんですよね。プライドだけ高く自分ではできているつもりになっているが実際にはできていない。というかできていない自覚が有るのか無いのかではなくできるようになりたいと思っていないのですそのため、求めていないことを教えてきやがる。めっちゃ指示してくる。と感じてしまうんですね。想像を遥かに凌駕してきたダメっぷりに何度も言葉を失うと共に、今までなぜ私は気が付かなかったのだろうと不思議でたまりませんでした。笑


車買いのエピソード

田舎に暮らすとなると車が必須になります。先輩は車を知り合い関係から買うことになっていましたが、何か事情がありその話はボツになって引っ越してきました。そのため用事があるときは車を出してあげていました。申し訳ないと思っている感じがなく、むしろ移住してきて手伝ってやってるんだから当然だろというような感じでした。そもそも感情が表に出ず、急に爆発するタイプで携帯ばっかり見ていてあまり会話がないため何を思っているのか全くわかりません。

先輩「車を買いたい。」

と言っていたので、1時間かけて車屋さんが多い地域に下見に連れて行くことにしました。ここまで私が先輩のためにと思って行動していることが先輩にとっては当然のことであったり、求めてない善意になっていることが多かったため、車で送って行くのも正直渋りました。もちろん感謝なんてないですからね。「車買いたいと言ったけど、送ってとは言ってない。」と言われるのではないかと考えてしまうほど私は先輩の発言の可能性を考えるようになっていました。それでもこの人が車を購入したらかなりストレスが減ると考えたのですぐに車を見に行きました。

運転しているときにブレーキを踏むと

「酔うからゆっくりブレーキ踏んで。」

と携帯を見ながら言ってきたりします。しかも足をフロントに上げながら。ブレーキに関してはアイドリングストップ機能がついていて勝手にエンジンが静止するので仕方がありませんでした。

まず携帯見てるから酔うんだろ。それとお前のために車見に行ってるんだからな。と暴言を吐き散らかしたかったですが、移住のストレスもあるだろうし、もう少しの辛抱で車も手に入ると考えぐっとこらえました。

以前仕事終わりに、先輩と近くのスーパーに車で向かっているときに【宿泊者が来た時の動画撮影の方法とか流れ】を教えてほしいと言われたことがありました。車屋まで時間があったので

私「そうだ、宿泊者が来た時の説明しようか?」

と話題を作ろうとしたら、

先輩「まじで勤務時間外で仕事の話は良くないと思うよ。ほんとにやめてほしい。」

と返されました。お前が教えろって言ったんだろ。しかも俺らが勤務時間の関係なら車で送っている間の時間は残業代出せよカスが。とぶん殴りたくなりましたがここも車を買うまでの辛抱だと思い我慢しました。

一軒目に行った車屋は中古でも高く、別の車屋に行くことになりました。

先輩「◯◯って自動車屋に行ってみたい。」

と言うのでその方向に車を走らせはじめました。この地域は車屋が多く、車内からも車屋を探そうという話になりましたが、ずっと携帯見て外を見向きもしていませんでした。

私「あれの車どう?」

信号待ち中に見えた車を指差すと先輩が携帯から車の方に目をやり

先輩「もっと丸い軽自動車が良い。」

とぶっきらぼうに答えました。それからも「あの車は?」と指差して見てもらい、気に入らないような返答を何度か繰り返しました。てかまずどんな車が欲しいのかも分からないし、外見てないし、こいつ車探す気あるのか?とまたイライラしてきました。

そしてお目当ての車屋さんに到着し、車を見ていると、私が丸い軽自動車を発見しました。

私「先輩!この車で良いんじゃない?」

と呼ぶと、

先輩「お前さ、適当に決めるのやめてくんない?さっきから車の中でも「あれは?」「これは?」とか適当に言ってたけど俺の車なんだからゆっくり考えたいんだよ。お前は他人の車だから何でも良いんだろうけどさ。」

急にブチ切れられました。

先輩「これ保証期間もないし、そういうとこまでちゃんと見て決めてるんだよ。」
保証:有・無
保証期間:1ヶ月、走行距離◯◯メートル

と車には書かれていました。「有・無」の箇所に丸印が付けられて無いのを見て保証がないと見て発言したようだが、下に保証期間が掲載されていた。

私「保証あるよ。」
先輩「保証のとこ丸つけられてないから無いだろ。」
私「保証期間1ヶ月って書いてるよ。」
先輩「。。保証期間1ヶ月とか短いから。」
私「1ヶ月とか普通でしょ。」
先輩「お前さ、その短いか長いか知りもしないのに適当に言うのがうざいって言ってんの。」

いや、俺らがしてんのは保証が有るか無いかの話だろ。しかもちゃんと見てないやん。それとお前より車探し本気でやってたぞ。運転しながら。しかも車ちゃんと探したいから片道1時間も運転して連れてきてんだぞ。

お・ま・え・の・た・め・に・な

感謝ができない人間で、いきなりキレだすし、仕事も言わないとやらないし、言うと指示してきたと空気を悪くする。基本やる気がなく、コミュニケーションも取れない。

ここで私は流石にキレました。帰りの車で

私「俺は俺の目的じゃなくここまで運転してきてるの分かる?適当に決めてたとか言ってたけどどんな車が良いかわからないし運転中外に車が展示してるのを見もせずにお店に到着したときだけ車探してるくせに良くそんな態度取れるよな。理解できんわ。」
先輩「いや、携帯で車探してたから。」
私「家でできるやん。今現地に来て探せるんだから。周り見て欲しい車探したほうが良くない?」

と言って会話がなくなりました。多分きっと確実に「いや送ってとは言ってない。」と思っていたでしょう。結局最後の最後のお店で普通車が50万くらいで売っていたので契約していました。


翌日この件に関しては謝られました。

先輩「昨日は悪かった。色々溜まってて言ってしまった。」

1日経つと先輩は全てリセットできるんですよね。何を言われようともう既に先輩のことを見るだけで嫌悪感が出ているんで修復不可能なんですけどね。ストレスが溜まってた理由も多分私の指示が多かったからなのですが、指示が多いと感じ取っているだけで私は指示だとは思ってもいませんし、やる気があって現状の能力を理解して感謝ができる人間だったらもっと楽しくなってたと思うんですよね。予想を遥かに超えるダメっぷりで私はハゲるかもしれません。


友達が良かった

これまでかなり仲が良かった先輩だったので呼んだのですが、一緒に仕事をすると全く関わり方が変わってきます。これまでは一緒にバイトをしていたりもしたのですが、なるべく仕事をしないように遊びながら仕事をしていました。店長に迷惑をかけてもどうでもよく無断欠勤や前日にドタキャンなど辞めるときはバックレたりして笑いあうような関係でした。

しかし今回は私が本気で1年間やってきた仕事です。もちろん最初は同じ協力隊だったので同じ立場を意識しましたが、教える側と教えられる側に分けられるため同じ立場を意識しても難しい面がありました。しかも社会人としての常識がないので教えることが多かったです。

先輩が仕事を覚えて民泊に対して考えられるようになったら同じ立場になり2人でどんどん高め合いながら事業を成長させたいと思っていましたが、やる気がなく仕事させられていると思ってしまうので民泊の事業を辞めてもらいました。

1番嫌なことが、仕事に全くやる気のない先輩が私との共通の友人にめっちゃ仕事させられるし思ってたのと違ったわと愚痴を言っていたことです。確かにお前の常識で言ったら仕事させられたと感じるだろうが民泊内でゆっくりしながら掃除をするのはまだ楽な方だと後から後悔しろと思いながら役場に預けました。(地域おこし協力隊の本来の業務)

何度も言いますが先輩は仕事2割のんびり8割だと思って移住してきています



役場での先輩

民泊業務を辞めた後、役場で仕事をするようになりました。最初の方は空き家の調査を行っていました。車で時間を潰しながら空き家の調査を行っていましたが、空き家調査も終わり、役場内で仕事がなくなりました。そうなると上司から雑用を頼まれるようになります。

民泊で清掃しながらゆっくり事業を考える時間の方が楽だと思ってたんですけどね。

雑用を頼まれるということは、彼からすると仕事させられているということになります。逆に自分から◯◯がやりたいと言わない限り、先輩にできる仕事はないんですけどね。仕事中に仕事を頼まれて「指示されるんだけどうざい。」という理屈を平気で正しいと考えている彼の役場での扱いは想像ができました。

去年の私も雑用を頼まれましたが、上司は「民泊の事業で忙しいかもしれないけどちょっとこれやってくれない?時間が有るときでいいからさ!」と申し訳無さそうに頼んできました。「全然今からやりますよ!大変そうですね!」という感じで雑用をやっていました。

しかし上司から話を聞く限りでは「雑用頼まないとネット見て時間つぶしてるだけなんだよね。それで頼むと嫌々感が伝わってくるし会話がない。」とのことでした。

先輩は空き家調査が終わった後、上司に伝えたようですが一旦放置されており、ただただ雑用をさせられる毎日を過ごしています。上司から新年会の飲み会の誘いがあっても断り、理由を聞くと「言っても何もやってくれない奴らとは関わりたくない。」と言っていました。そもそも空き家調査をそんな本気でやってないだろ。雑用が嫌なだけだろ。雑用以外に逆にお前にできる仕事あると思うのか?と感じました。でも流石に可愛そうだったので

私「雑用が嫌なら民泊みたいな事業を自分で考えて提案してみたら?」

するとそれから空き家を使って塾をやりたいと言うようになりました。数週間後話したら、上司から塾は民業圧迫になるから辞めといてほしいと言われたと落ち込んでいました。そこで企画書見せてもらおうと

私「企画書ある?」

と聞くと作ってないと答えました。え。w

もうめちゃくちゃ面白かったのですが流石に真剣に悩んでいたようなので我慢しました。話を聞くと個人事業主になって空き家を使って塾やりたいですと上司に言っただけで提案をしたと思いこんでいたのです。ちなみに地域おこし協力隊は200万円程活動費があるので事業を立ち上げるには最高の職業です。

そして上司から断られたと言って諦めてしまったようです。そんなやる気で事業はまず無理ですよね。後から友人から聞いたのですが役場の近くの塾で先輩はバイトを始めたのですが「それなら2店舗目を出してみないか?」と提案されていたみたいで、やる気があれば上司も確実に納得していたはずです。

単純に雑用がきついから何か事業をやって雑用から逃れようと考えたが、事業を実際にやるとなるとそっちも大変そうなので辞めたみたいです。

それを聞いて、転職をすぐにでも考えたほうが良いからまず転職を探そうという流れを全力で応援しています。1件申し込んだみたいですが、転職活動も多分雑用より大変だし、転職した後も今より確実にきつい仕事だし、この人の今後が気になって仕方ないです。最初本気で2人で頑張って行こうと考えていたのにここまで正反対に物事が進んでいくとは思いもしませんでした。

彼は現在、個人事業主になって家庭教師を行いたいと言っています。目の前の嫌なことから逃げて辿り着いた答えのようです。現在雑務をするだけで月に19万貰っています。手取りで16万で家賃やワイファイは無料です。もし彼が家庭教師をするとなって実家にもどるとして、月19万稼ぐためには1時間4000円だと多く見積もっても47時間分生徒を持たなければなりません。20日勤務として平均2.3時間の生徒獲得を必要とします。最低でも5家庭週1回。1時間2000円なら倍です。

活動費使って空き家を活用しながら塾経営したほうが楽だと私が思うのも価値観の違いなのかもしれません。笑

今回はドラマでしか見たことがないようなダメ先輩と関わった話でした。友人関係と仕事関係は全く別なのだということが身を持って実感できました。これから友人と共同経営する際には熱量や価値観をしっかりすり合わせた上でやっていこうと思います。まあ私は1人でやるのが1番だと思ってます!






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