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スクステ完全マニュアル 応用編


ムード

ムード

画面下にあるグラフのようなもの。これはムードという数値を表しています。一番上が+100、一番下が-100、真ん中が0です。

ムードはスキル・特技の効果量などに影響を与えます。その仕組みは少し複雑です。

まず、カードには得意ムードというものがあります。得意ムードは「ハッピー」「メロウ」「ニュートラル」の三種類があり、消費APの数字の色やカード詳細画面で確認できます。

得意ムード。左上の数字の色で確認できる。

そして、得意ムードとムードの数値に応じて、スキルの効果量・特性の効果量・ステータスの値が次のように変化します。

$$
\begin{array}{c|c|c|c}
ムード & ハッピー & ニュートラル & メロウ \\ \hline
+100 & \mathbf{\times 1.5} & \mathbf{\times 1.25} & \times 1.0 \\
+50 & \mathbf{\times 1.25} & \mathbf{\times 1.125} & \times 1.0 \\
+0 & \times 1.0 & \times 1.0 & \times 1.0 \\
-50 & \times 1.0 & \mathbf{\times 1.125} & \mathbf{\times 1.25} \\
-100 & \times 1.0 & \mathbf{\times 1.25} & \mathbf{\times 1.5} \\
\end{array}
$$

noteってlatexでしか表入れられないんか?論文みたいになって大学時代を思いだすが(罠で、線の引き方のせい。逃れられぬカルマ)

ハッピー・メロウはプラス・マイナス片方のムードの影響しか受けないが代わりに効果が強く、ニュートラルはどちらのムードの影響も受けられるが効果が弱いです。

ムードは曲中目まぐるしく変わるため、なかなか100%適切なタイミングでカードを使用することは難しいです。慣れないうちは次の2つの場合に意識することから始めてみましょう。

ループ編成を使うとき

ループ編成は「プレミが原因で事故る」ということが基本ないので、ほぼ打つタイミングの勝負になります。カードの得意ムードを見て恩恵がより大きく受けられるところで使いましょう。

効果量が大きいカードを使うとき

発動する回数・条件は限られているが、大きな効果量を持つカードが存在します。以下のカードの効果量は特に大きいです。

  • Special Thanks(ST) 花帆

  • 抱きしめる花びら

  • 抱きしめる花びら 綴理

  • 抱きしめる花びら

この4つに限らず、効果量が大きいカードは少しの倍率でも大きく効果が増大するため、ムードを意識することがより重要になります。

Special Thanks(ST) 花帆を考えてみましょう。

ST花帆。ボルテージLv.が1以下のときの追加効果が強力

これを2つのパターンで使用してみます。ボルテージのところに注目してください。

ST花帆を開始直後ムード0で打つ場合。
ST花帆を開始後待機してムード-30のところで打つ場合。

ムード-30の地点で打つ場合、ニュートラルであるST花帆は1.075倍の補正を受けます。

補正を受けたあと小数点以下は切り上げられること、基本効果のボルテージpt+11と追加効果のボルテージpt+252は別々に発動することに気をつけると、

$${ \lceil 11 \times 1.075 \rceil = 12 }$$ (+1)

$${ \lceil 252 \times 1.075 \rceil = 271 }$$ (+19)

となり、合計+20の補正を受けられます。ボルテージLv.も6→7になっており、かなり大きい違いです。

( $${ \lceil x \rceil }$$ は$${x}$$の切り上げ)

ビートハート射出量

基本編では「いろいろな計算式により1回につきもらえる個数が決まります」と誤魔化したビートハートの個数についてです。

実は結構大事です。なぜかと言うと元が小さいからですね。ビートハートが2個だったものが、何かしらによって3個になれば、LOVEは1.5倍も増えてしまいます。

その計算式が最近有志によって解き明かされ、その結果が以下になります。

「う〜ん……?」
「梢センパイが唸ってる……?」
「Zzzz……」
「ちょっ、めぐちゃん!起きて!!」
「綴理先輩、綴理先輩。minうんたらかんたらってなんですか?なんですかこの変な$${\mathbb{Z}}$$!?」
「$${ x }$$以上の整数$${ n }$$のうち最小のものって意味だよ。つまり切り上げだね。」

おやおや、大混乱ですね。でもご安心ください。みなさんはこれを計算する必要はありません。全楽曲に対してこれを計算したものが有志によって公開されています。

104期対応版 (2024/6/5追加)

BH表(β版)より見ることが出来ます。

BH表

6H2N1Mなどの見方は「スプシ版(103期)」を参照してください。簡単に説明するとそれぞれのキャラのメインスタイルのムードの数です。

スプシ版(103期)

この表もまあまあ見るの大変ですがさっきの計算よりは楽です。見方を解説します。

ここでは「ハッピー至上主義!」について調べてみます。

このあと、「センターのマスタリーボーナススキルのビートハートアップのLv」と「歌唱者のメインスタイルの得意ムード」が必要になるので確認しておきましょう。
センターは慈で今回はLv8で……。

ビートハートアップのマスタリーボーナススキル

歌唱者のメインスタイルは以下の二枚です。

「ハッピー至上主義!」の歌唱者のメインスタイル。この場合ハッピーが1枚、ニュートラルが1枚

スプレッドシートに戻ります。楽曲情報のところから曲を探し、リンク先に移動します。

ページ内検索が便利(PCならCtrl + F)
曲名をクリックして移動した先

見るべきは、合計のところなので下にスクロールします。

太字の合計のところが最終的なゴール

基礎数・BHLvの中で、該当する欄を見ます。センターのキャラのマスタリーボーナススキルのビートハートアップのLvを参照します。
今回は慈です。今回自分のLvは8なのですが、1〜11は同じなのでLv1のところを見ます。

今回見るべきところ。該当するレベルがない場合は小さい方を見る(今回はLv8なので8より小さいLv1。)

次にその下のN・H・Mのところですが、ここは「歌唱者のメインスタイルの、それぞれの得意ムードごとの枚数」です。たとえば以下のような編成の場合、ハッピーが1枚、ニュートラルが1枚なのでH1・N1のところを見ます。

「ハッピー至上主義!」の歌唱者のメインスタイル。ここではハッピーが1枚、ニュートラルが1枚
今回見るべきところ

以上よりBH射出量が64とわかります。

ところでふと目を一列右にやると、H2のとき射出量が66となっていることがわかります(赤い太字のところ)。

つまり、慈のメインスタイルをハッピーのカードにするだけでスコアが上がってしまうということです。

慈をハッピーのカードに変更。もともと編成に加えていたのを入れ替えただけ。

もちろんリーダースキルや解放数などの兼ね合いもあるので単純には行きませんが、大きくスコアを上げられる可能性を秘めています。

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