大学案内に掲載する教員コメントのドラフト(2/3)

「大学案内」の教員ページに掲載する文章をアドミッションセンターより求められる→ちょうど、ティーチング・ポートフォリオを改訂する必要性を感じていたこともあり、初心を残す意味でもちゃんと考えてみようと真剣に取り組む→文字数大幅オーバーにつき、かなり端折られる。

せっかくなので残しておこう。

(2) (1)で述べたような人材を育成するために、この学部ではどのようなカリキュラムが用意され、どのような教育が行われているのでしょうか。

 入学したての学生の皆さんを最初にサポートするのは、初年次科目の「基礎ゼミナール」です。この科目は学生の皆さんに「学び方」を学んでいただき、高校4年生から大学1年生にシフトするための科目です。臨床検査技師、臨床工学技士である前に「医療人」としての素養を身につけてもらうため、医療倫理学や哲学、看護学の基礎についても学びます。専門科目は、まずは正常な人体の構造や機能について学ぶ、生理学や解剖学から始まります。その後、学年が進むにつれて、さまざまな疾患と、それを診断するための検査について学んでいきます。学習する科目は実に多岐に渡りますが、豊富な実務経験を有する臨床検査技師の教員が、異なる科目同士を関係づけながら、「臨床検査技師にとって必要な医学的知識」の形成をサポートします。

北陸大学は、「2025年までに学生の成長力No.1の教育を実践する大学となる」をビジョンとして掲げています。
専門的な知識や技術さえ修得すれば成長するというものではありません。自分は社会の一員であるという帰属感、そして知識や技術を使ってその社会に貢献したいという志がなければ、知識も技術も空虚なものとなってしまいます。
北陸大学には、誇りと責任感をもって、臨床検査、臨床工学の知識と技術を患者さんに届けてきた、現場経験の豊富な教師陣と、医療技術の発展を支える基礎分野を担ってきた教師陣が揃っています。教師自身が、現場と社会を繋ぐ医療専門職のあり方を示すロールモデルとなりますので、学生の皆さんは、教科書だけでは感じることのできない、成長への意欲を感じられることと思います。


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