見出し画像

2020年のふりかえりと、2021年の決意表明(長文)

ふりかえり間に合わず新年を迎える。何だか2021年を予言するような初投稿になってしまった。

《2020年の主な出来事》

1月(金沢大学在職中)

・北陸大学経済経営学部FD研修会(大阪大学/佐藤浩章先生)に飛び入り参加し「教学マネジメント指針」について学ぶ(「個ーミクローミドルーマクロ」の考え方をその後の授業設計や社会活動の中で頭に置くようになりました)

・後期授業が大詰め(カリキュラム改変で例年よりも講義、実習が多くて大変)

2月 

・いしかわ多職種連携教育プロジェクト「あいまいぴー」の「精神科生活支援と地域包括ケアシステム」にスタッフとして参加(多学校多職種ごちゃまぜの学び合いの場に大いにインスパイア)

3月 

・金沢大学の有給休暇を消化しながら、「五省会実務者研修教員講習会」のeラーニング用動画とワークシートを作成(前任者でメンターの 杉森 公一 先生のコンテンツを丸パクしながら、「教育学」「教授法」を学び直し、「実務者のための教育学」を自分なりに編み始める)

・「金沢大学保健学類優秀教員」に選んでいただく。(そのことを知ったのは10月)

・金沢大学医薬保健学域保健学類 退職

4月

・北陸大学医療保健学部 入職

・緊急事態宣言発令で学生とも教職員とも関係が作れず孤独な日々

・金沢大学の授業で使っていた、「血液検査学」のYouTubeコンテンツを公開する。

・自主学習用に録音していた「ワンランク上の検査値の読み方・考え方」の音読素材をLMSで配信し始める。

・「Googleドキュメントをベースとする遠隔授業コンテンツ」のプロト版を作ってみる。

・「あいまいぴー」と「とやまいぴー」の記念すべき初・合同オンラインミーティング

5月 

・「Googleドキュメントをベースとする遠隔授業コンテンツ」でオンデマンド授業を開始する。

・ 大村 裕佳子 さんとハイパーコヒーレント状態になりながら、「あいまいぴー」として「石川県高度・専門医療人材養成支援事業」に応募(のちに採択→「まいぷるプロジェクト」の始動に繋がる)

・「TPチャートから授業のオンライン化へ」(東京大学/ 栗田 佳代子 先生)ワークショップ参加

・「学びを促すオンライン授業に向けたZoom講座」(東京大学/吉田塁先生、 栗田 佳代子 先生)参加

・「オンライン会議システムZoomを使った授業運営」(星槎大学/ 三田地 真実 先生)参加

・医療保健学部教員向けzoom講習会を担当

・「基礎ゼミナールI」zoom+google documentでの遠隔授業開始

6月

・「臨床血液学実習I」「生理機能計測学実習I」対面授業開始(1~4限実習x週3回で、学生も教員も必死な日々!!)

・「質問会議」(早稲田大学/ 日向野 幹也 先生)を体験

・遠隔授業でSlidoを使い始める

・現役臨床検査技師さんとの対談「臨床検査技師のキャリアカタログ」コンテンツの収録開始(10月までに4本収録)

・ 小椋 賢治 先生からmiroを学ぶ

・国家試験対策本の執筆(私たちの分野では大手の出版社からの依頼だが…なぜか未だ出版されず校正も届かず)

7月

・「基礎ゼミナールI」遠隔授業でmiroを使い始める

・金沢大学大学院教職実践研究科の「社会の担い手としてのヴィジョン探究」ゲストスピーカー(zoom)

・検査血液学会(オンライン)参加

・「医学英語」開講(今振り返ると「ハイフレックス型」のデザインだった)

8月

・ルーブリックによるレポート評価まつり

・「石川県臨床検査研究発表会」zoomサポート

9月

・大学コンソーシアム石川のオンラインFD/SD研修会「オンライン教育におけるツールとティップス」を、 小椋 賢治 先生と共同担当(オンラインならではの体験型FD/SD研修会の開発!?)

・「じっくりびっくり問いづくり(QFT)」オンラインワークショップで「質問づくり」を学ぶ

・卒業研究(連休返上の集中実験は、学生にとって「大学のラボ」らしい思い出になったはず!)

10月

・「専門職連携演習」の聴講開始(出会いと再会がいっぱい)

・「哲学」の聴講開始

・「臨床血液学実習II」「生理機能計測学演習II」で実習&ワークシート作成まつり

・「第13回日本保健医療福祉連携教育学会(JAIPE)学術集会」で多職種連携教育についてどっぷりインプット

・あいまいぴーが島根県の学生主体IPEサークルSiPSさんと繋がる

・多職種連携まなびあいプロジェクト「まいぷる(More Amazing InterProfessional Learning & Education」始動(構成団体:とやまいぴー・あいまいぴー・SiPS)(今年最も進展した出来事!!)

・医療保健学部FD・SD研修会「『問う力』を育てる『質問づくり』」 授業への導入に向けて、「質問づくり」の概念と方法を学部全体で共有

・「基礎ゼミナールII」で「日本の人口の推移」を題材に「質問づくり」を実施

・第47回まなばナイト「オンラインでのグループワークやWSの実践報告」でWebツールを用いた遠隔授業の実践を紹介

・科研費に応募(まさか応募できるとは)

11月【おそらく最も忙しかった月】

・「生命・医療倫理学」で対面と遠隔のブレンド型授業が始まる

・「生命・医療倫理学」で「透析中止提示 患者が死亡」という見出しの新聞記事を使って「質問づくり」を実施

・卒業研究発表会

・「Web×IoT Makers Challenge石川」で、アイデアワークショップのメインファシリテーター(「ものづくりのハンズオン講習をフルオンラインで」というチャレンジングな企画でオンラインファシリの沼に踏み込む)

12月

・「五省会実務者研修教員講習会」スクーリングセッション(講師)

・高校生向けコンテンツ「臨床検査技師を育成する教員が高校生の皆さんに伝えたいこと」を作成、YouTube配信

・卒業論文添削・指導

・年末のダメ押しで、とある共同研究に参画し助成金に応募(まだ内緒♡)

《ふりかえりを終えてみて》

自分が何者だかわからなくなりながら進んできた一年でしたが、こうしてふりかえってみると、もがきながらもインプットしたことは実践し、自分が持っているコンテンツやスキルは積極的に提供してきた一年だったようです。1年間でノート4冊は最高記録。

学生との関係づくりは授業から、職場での他者との関係づくりはその職場への貢献から…ということを地でいった感じです。

分野の異なる先生方との出会い、メイカーさん達との出会い、多職種連携教育プロジェクトの進展は、今後の活動の重要な土台になっていきそうです!!

《2021年を迎えるにあたって》

・臨床検査学教育を実践の舞台として、医学教育開発と、大学-臨地接続をメインの生業にします。

・多職種連携教育の理論を一から学び、検査血液と並ぶ自分の研究の柱にするぞ!!

・検査血液学でも、これから卒業研究で一緒になる学生や、石臨技血液研究班の仲間たちと、卒前教育と実務を結ぶような研究を開始します。

どれも一人ではできないことです。自分は他者や社会との繋がりの中にある時が最もパフォーマンスが高いと、これまでの経験でよく自覚しています。

今年も多くの方々に頼らせていただきながら、私も頼ってもらえる人になれるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?