阿吽の呼吸

友だちと2人で歩いているとき、なんの気なしに視線を下ろすと2人の足並みが揃っていて、二人三脚みたいだなぁと思ったりする。
話しながらだと、2人の歩幅がズレたりして、もう一度二人三脚感を取り戻そうとしてへんなステップを刻んじゃう事もある。


思い返すと、小さい頃も横断歩道の白だけ踏んだり、特定の色タイルだけ歩いたり、花壇の縁から落ちたら負けだと思ったり…etc(カードを挿入してください)

そこから少し歳が上がると「次の電柱まで遅かったやつがみんなのランドセル持つ」に変わる。
(ここだけの話、これをやろうと言いだす人の中にユーミンの曲を良いと思う人はいないらしい。)

脚力不足(日本で一億番目の速さ)で何度ランドセルを持つハメになったことか。
二人三脚もこちら側の脚力不足(日本で一億番目の速さ)のせいで迷惑をかけるので本当にやりたくなかった。

それなのに、どうしてまだ二人三脚を思い返すんだろうか、と思いを巡らせた。
たぶん、2人で息を合わせようと声掛け、だんだん2人の歯車が噛み合う感じだけは心地よかったからかなぁ〜に落ち着いた。



友だちと駅まで歩いて、バイバイした電車の中でこの変な議題に変な結論を出し
気がつくと、YouTubeで高速餅つき(日本で一番目の速さ)の動画を見ていた。そんな帰り道。

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