世界が変わってしまう中で
本当に、ここ数週間であっという間に様子が変わってしまったね。
シンガポールや日本は、春節のあと徐々に世界にウイルスが広がっていく中でも、まだ小康状態を保っていたから、私自身、消毒液を持ち歩いたりはしていたものの、人と会う約束は普通にしていたの。ちょっと前までは。
でも、東京もオリンピックの延期決定後、急速に感染者数が増えてきたし、シンガポールもここ数週間でぐっと増えてしまって、在星日本人たちの危機感も上がっているような気がする。
このパンデミック問題が起きて、シンガポール政府というものを意識するようになって(これまでは、私は外国人で参政権があるわけでもないし、日常に何の問題もなくて、特に「国家」というものを意識しないで暮らしていた)、対応の素早さ、真剣に取り組む様子、そして経済支援策などを見て、シンガポールという国家の良さを感じる面がたくさんあった。
こちらでは、LINEよりもWhatAppというメッセージ・通話アプリを使う人がほとんどなんだけど、シンガポール政府からのメッセージが届くように設定できて、毎日感染者数のお知らせや、政府が消毒剤を配布するという連絡だったり、国が新しく定めたルールだったりのお知らせが来るの。
たとえば、春節の少しあとには、「咳や鼻水などの軽い風邪症状がある人は、指定医院に行って診断書をもらってください。会社は5日間休みましょう。休業補償はあります」という策を取り始めたんだけど、そういうお知らせが逐一メッセージアプリでわかるのは、とてもありがたい。
でも、やっぱり世界中にウイルスが拡散するなか、シンガポールも欧米圏から逆輸入的にウイルスがまた入ってくるケースが増えて、ここ数週間で基本的に外国人の入国が不可能になったり、バーやパブ、クラブなどの夜遊びスポットはクローズしなくてはいけなくなったり、レストランなどでは隣のテーブルと最低1m間隔あけないといけなくなったりと、どんどん規制レベルは上がってるよ。
こんな状況がいつまで続くのかわからないし、ウイルスが恐ろしいのはもちろん、経済的なダメージが世界中でどれほどなのかを考えるととても怖い。飲食店なんて大打撃だよね。
他にも、シンガポールではたとえば、子どもの習い事・塾もクローズするようにというお達しがあったりした。
でも、習い事はどんどんオンライン化しているみたい。私が通っていた語学学校の先生に聞いた話では、子供向けクラスはオンラインで再スタートする準備をしているとのこと。
あと、おとなりさんがインターナショナルスクールの先生なんだけど、やっぱり自宅から子供たちにオンライン授業をしているのだそう。
そういうのを聞くと、手をこまねいて嘆くだけじゃなくて、今使える手段を使って新しい挑戦をしていくのはとても大事だし、
とりあえず現在お金に困っていないなら、家でできる形でお金を使って、社会にお金を循環させていくことも大事だとすごく感じた。
シンガポールはフードデリバリーもすごく盛んな国で、東京でも普及しつつあるUber eatsのようなサービスがすごく浸透しているの。
私は普段からすごく愛用しているんだけど、Stay Homeしなくてはいけないなら、外食の代わりにこういうサービスはもっと活用したいと思う。(もちろん、もっとウイルスが蔓延してしまったら、こういうサービスすら成り立たなくなってしまうのかもしれない)デリバリーしてくれたお兄さんにはチップをあげられる仕組みがあるから、大変な状況下で持ってきてくれることに感謝して数ドルのチップをあげてもいいかもしれない。
お気に入りのショップがつぶれないようにオンラインショッピングしたいし、もし好きなミュージシャンのLIVE配信とかがあったらお金を払って観たいと思う。
そうやって、今だからできる手段を駆使しながら、経済が落ち込まないようにして、失業してしまった人がいても援助できる余力が国にあるようにできたらいいなと思ってるよ。
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