「Kokoro…」小林麻央
人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。
例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。
「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。
だから、
与えられた時間を、病気の色だけに
支配されることは、やめました。
なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。
だって、人生は一度きりだから。
麻央さんが癌を宣告された時、下の子どもはまだ1歳だったという。自身の子どもが1歳になった今、麻央さんの心情はいかばかりかと心が沈む。とても言葉にできるようなものではないと思う。
だからこそ上記の言葉を読んだ時に、そんな見方ができるのかとただただ驚いた。強がりでもあるだろうと思う。だけど私も30年余生きてきて、人生を振り返った時に確かにその時々に様々な出来事があって今の私がいることを実感できるようになってきたから、病気になったことが全てではないという言葉は嘘じゃないと思う。
それで救われるわけじゃない。だけど、大切なことを教えてもらった。
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