171015 [ザ★レビュー]『「僕は最後なんてないのに?」…テミンが証明した「Ace」の価値』
こうしてテミンを「Ace」と呼ぶようだ。コンサートタイトルのように、言葉どおり、軌道に乗った感じがする。SHINeeではない、「ソロアーティスト テミン」のさらに成長した存在感を感じることができた。
15日、ソウル蚕室室内体育館では、テミンの初ソロコンサートの完結版『TAEMIN 1st SOLO CONCERT「OFF-SICK 」』が開催された。テミンの今回のコンサートは、バンドライブ演奏に合わせて多彩なステージで飾られた。
照明が暗転して客席は緑色の光(パールアクアグリーン)に染まった。席に座っていた観客たちは、テミンの登場と共に席から立ち上がった。「Drip Drop」が始まるとすぐに全員が口を揃えて「イテミン」を叫び始め、テミンは観客たちの叫び声でリズムに乗ってステージを始めた。
「Guess Who」、「Sexuality」のステージが続いて、テミンがなぜ「最強パフォーマー」と言うからタイトルを得ることになったのか分かった。ひとりだけの存在感でステージを完全に圧倒した。ステージを見るのさえ果てしなく遠く感じられるとき、テミンの『叫べ』という叫び声が聞こえて、ようやく現実に帰ってきた感じがした。テミンの叫び声と共に大きくなる観客たちの歓声は、公演の熱気を高めた。
◆「軌道に乗った」テミンのアップグレードされた成熟美
『お会いできて嬉しいです。テミンです。』という最初の挨拶を伝えてから、テミンは客席を見回して観客たちと目を合わせた。特にフロア席だけでなく、2階、3階の観客たちまで配慮する姿で心が温まる和やかさを加えた。テミンは『来るときに空を見たんですが、空が本当に綺麗だったので公演を無事に終えられそうな気がします。』と話した。
コンサートに関する説明が続いた。テミンは『初めてのソロコンサート「OFF-SICK」の後、をすることになりました。』と話し、『テミニが今、軌道に乗って動くという意味です。「ing」になるということですね。さらにアップグレードして、完成されたステージをお見せできると思います。』と話し、自信を表した。
メインステージに向かったテミンは「Thirsty」、「Mystery Lover」のステージを続けた。「Thirsty」は、16日に発売される正規2集収録曲で、テミンは今回のコンサートで新しいアルバムタイトル曲および収録曲を初公開する。トラックリストの合間合間で正規2集収録曲が織り込まれ、さらに成熟した魅力のテミンを感じられた。
続いたステージたちはまた、テミンの存在感を感じられた。イスを使ったパフォーマンスの「迷路」、「Do it Baby」、「Flame of Love」のステージが続いた。特に「Flame of Love」でテミンは、ダンサーなしのひとりでステージを飾った。まるで現代舞踊を連想させる振付は、テミンのダンスラインをさらに引き立てるように作られ、目を離せない時間が続いた。
◆ テミンにこんな姿も?「新鮮だった」テミンのソナタ
テミンは、次の曲である「Press Your Number」を紹介するとき、発音を間違って「Fresh」と言った。これにテミンは『新鮮な感じ君の電話番号かな?』と話し、ウィットあるミスを残し、予告したようにさらに新鮮なパフォーマンスとステージが続いた。
「One by One」、「Ace」、「ソナタ」、「Crazy 4 U」まで、テミンはボーカルを強調するステージを披露した。ステージを終えたテミンは『歌詞の中に「息が触れるように近い」という部分があるんですが、本当に近くに感じました。』と話し、再び観客たちと目を合わせた。テミンは新しいアルバムについてまた説明し、『慣れなくて知らない曲を一緒に楽しんでくださってありがとうございます。』と話した。
続いて、『次の曲も新曲なんですが、喉があまり調子が良くなさそうなので、ちゃんと歌えないかもしれません。』と話し、『僕の歌の中で、いちばん穏やかな歌だと思います。』と話し、「Back To You」のステージを披露した。ギター伴奏とテミンの声に集中をしていると、ふとテミンのデビュー時代の姿が思い浮かんだ。16歳の少年だったテミンは、当時ボーカルとしてのカラーはほとんど見せてくれなかった。そんなテミンが、こうして成長して、自身のカラーが込められたボーカル能力を見せてくれるということに、今さら感心するという思いが浮かんだ。
次の曲もやはりテミンの歌唱力を感じられた。特に、SHINeeアルバムの収録曲だった「少年、少女に出会う」をテミンだけのカラーで新しく歌ったことは、深い印象を残した。ファンたちの「合唱」が加わり、さらに特別だったようだ。歌といえば外せないSHINeeのファンらしい実力だった。続いて、「Soldier」のステージでテミンはピアノの前に座り、ロマンチックなセレナーデを披露した。
◆ 拒絶できない魅力…ファン心を攫う「Pretty」怪盗
再び盛り上がるステージが始まった。「拒絶するよ」で迫力溢れる男らしい男の魅力を披露したテミンは、ロックカラーが加えられた「Pretty Boy」、「TIGER」などを続け、公演場の熱気を熱く燃やした。「熱気が爆発する」という意味の意味を体で感じることができた。
「怪盗」、「DOOR」まで終えたテミンは、アンコールステージを準備するために戻っていった。ファンたちは「Goodbye」を歌ってテミンを召喚(?)して、今回のコンサートのハイライトが続いた。まさに正規2集タイトル曲「MOVE」ステージが飾ったこと。女性ダンサーたちとの呼吸が引き立つステージで、テミンはボーカルトーンから振付まで一際セクシーな魅力を発散した。
テミンは『今日がコンサート最終日ですが、皆さんと一緒に過ごせて嬉しかったです。』と話し、『週末を僕に投資してくださっただけ、僕が喜ばせることができたのか分かりません。新曲をたくさんお見せしたので、意味があったと思います。初めて見る衝撃(?)がありますよね。一緒に楽しむことが魅力になると思いますし、楽しかったです。』と話した。テミンは続けて、ファンたちに応援スローガンを見せてほしいと話した。ファンたちが準備したスローガンには『最後まで共にいることを』という言葉が記されていて、テミンは『おかしいですね。僕は最後なんてないのに。』と話し、『ずっと一緒に過ごせたらいいです。』と話し、再びファン心を虜にした。
明らかに、SHINee テミンとは違う雰囲気だった。SHINeeの末っ子としても並外れた存在感で輝いていたテミンだったが、ひとりではまた違う男の香りが感じられた。今もまだ20台中盤の幼い年齢だが、来年にはデビュー10周年を目前にしているアーティストとしての成長を感じられた。女心を揺さぶる怪盗に成長したテミンのこれからの姿にさらに興味が湧いた。 一方、ソロコンサートを成功裏に終えたテミンは、16日(月)午後6時に各種オンライン音源サイトを通じて、2枚目の正規アルバム「MOVE」の全曲音源を公開し、新しいアルバム活動に突入する。
LINK☞︎ https://pickcon.co.kr/m/view.html?contid=2017101501504
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?