160822 [POPUP MUSIC]『「ミュージシャン」ジョンヒョン・Jun.K、彼らの成長は現在進行形』(一部抜粋)

最近では多くが姿を消したが、今もアイドルグループであるとしながら、芸能事務所によってコンセプトからステージディテールひとつまで作り上げて出てくるという認識が強い。事実、完全に間違った言葉ではない。実際、多くのアイドルグループたちが芸能事務所によって「作り上げながら」、その事実が間違っていたとすることはできない。ステージの上で歌とパフォーマンスを見せてあげることが歌手の役割であれば、歌手がステージの上で輝くことができて、ステージから下りてきたあとにも多くの人たちに愛されることができるようにしてあげることが芸能事務所の役割であるということだ。今年10周年を迎えたBIGBANG、新人グループSEVENTEENなど、デビュー当初から「自体制作」をモットーとしたグループたちもあるがその数は多くない。

そこで最近、ソロアルバムを発表したジョンヒョンとJun.Kの成長がさらに注目するに値する。ふたりとも国内代表芸能事務所所属ボーイグループの一員として、デビュー当初では明らかに彼らはやはり芸能事務所のカラーを着せられた歌手だった。しかし少しずつ自身だけのカラーを探し求めて、それを表現する方法を磨いてきた彼らは、いつの間にかひとひでアルバム1枚をまとめることができるソロアーティストに成長していた。

ジョンヒョンは、5月に初めての正規アルバム「She Is」を発売した。3月にイ・ハイが、3年ぶりに発表した新曲「ため息」やキム・イェリム「No More」、所属事務所の後輩EXOの正規2集収録曲「Playboy」、IUの正規3集収録曲「憂鬱時計」など、他アーティストのアルバムに曲を収録するほどに作曲家としての力量を養ってきたジョンヒョンは、自身のアルバム作業でさらにその能力が光を放った。

「プロデュース欲はなかった。」と話したジョンヒョンは、個別曲プロデュースを他プロデューサーたちに任せる代わりに、自作曲でアルバム9トラックをびっしりと埋めた。ジョンヒョンは、収録曲9曲全曲の作詞に参加したと同時に、8曲を作曲した。また、プロデュースで一歩下がったとしても「愛」というはっきりとしたテーマひとつで、アルバム内で多彩なバリエーションを見せながら大きな絵を描いた。アルバム序盤トラックである「She is」「White T-shirt」「Orbit」では、ひとりの女性に心を奪われた男の心を歌って、「Moon」「Cocktail」「Suit Up」などでトラックが進行されながら、愛が深まっていくようにというより、風変わりで秘密めいた愛を歌う。アルバム全体が、ひとつのストーリーテリングを持つ。ジョンヒョンがアルバムひとつを構成する能力が、いつの間にかこれほどにも堅実になっているのだ。


LINK☞︎ http://mpop.heraldcorp.com/view.php?ud=201608221131459565010_1#ba

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