170928 [TEN 焦点]『SHINee テミン、「メンター」の資格』


メンター。自身が積み重ねてきた経験と知識をもとに他人へ教えやアドバイスを与える人。「メンター」の資格を得るというのは、簡単なことではない。携わっている分野で、ある程度以上の成果を出したり、自負心を持っている人だけが可能だ。そこで、ボーイグループ SHINeeの末っ子 テミンが、KBS2「アイドル再起プロジェクト The Unit」のメンターとして合流すると聞いたとき、まず驚いた。
テミンが誰かのメンターになるなんて…彼の資格を疑ったわけではない。むしろ、その反対だ。満15歳でデビューした彼が、国内外で愛される実力派アイドル SHINeeとして、また立派なソロ歌手 テミンとして、定着するまでの時間が思い浮かんで感慨深かったのだ。


いつの間にか、デビュー10年目のアイドルになったテミンは、自身が所属するチーム名のように、文字通り、眩しい成長を見せてきた。2008年5月「年下の男の子シンドローム」を起こした SHINeeのデビュー曲「お姉さんはとても綺麗」で、テミンが歌を歌う部分はほとんどない。満15歳だった当時のテミンは変声期を迎え、ボーカルトレーニングもほとんど受けることが出来なかったという。代わりに、ダンスブレイクでセンターを務めた。関節が壊れるような激しい振付をこなしたおかっぱ頭の少年は、こうして自身の存在感を証明した。


その当時のアイドルたちは、大部分がチーム内でダンス担当、歌担当、バラエティ担当を別に区分した。SHINeeも5人のメンバーが、メインボーカル、リードボーカル、ラッパー、パフォーマンスなどのポジションを分け合った。テミンは、その中でパフォーマンスを担当したが、だからといって歌唱力を伸ばすことを怠けなかった。一例として、あるひとつの逸話を聞くことが出来る。2009年、あるバラエティ番組に出演したテミンは、「歌をとても歌いたかったある日、出演することになったラジオ番組DJに、一小節を歌わせてほしいとお願いしたことがあります。」と告白した。当時のテミンが歌ったのは、チョ・ジョンヒョンの「その痛みまで愛するよ」。メンバー キーは、「テミンは、その一小節を歌うんだと、4万回は練習しました。」と話した。いたずらっぽくぶつぶつ話したが、そこにはテミンに対する感心といじらしさが含まれていた。
MCたちのリクエストにテミンは、4万回練習したというその歌を再び歌った。「雪が降って、寂しかった夜が過ぎれば、遠くから聞こえてくる夜明けの鐘の音…」澄んだ美声で再び生まれたその一小節から「歌手 テミン」の可能性を垣間見た。


業界関係者たちの間で、テミンは「練習の虫」として定評がある。自らもSBSスペシャル「決心 1万時間」に出演し、「睡眠を減らして練習しました。」と明かした。努力は裏切らない、と、テミンはぐんぐん成長した。
SHINeeの歌でテミンの声が占める比重が徐々に増え、ようやく歌とダンスがすべて可能な万能アーティストになった。2014年、初めてのミニアルバム「Ace」を発表して、ソロ歌手としてスタートを切った。当時のタイトル曲「怪盗(Danger)」で感覚的な音楽とドラマティックなパフォーマンスを一緒に披露し、好評を得た。
2016年には、初めての正規アルバム「Press It」で幅広いスペクトラムを見せてくれ、今年、韓国と日本で開催した初めてのソロコンサートを通じて、ひとりでも2〜3時間分の公演をぎっしりと満たせることを証明した。



テミンは、10月にソロ歌手として、3枚目のアルバムを発表する。同月、14〜15日 ソウル 蚕室室内体育館で単独コンサート「OFF-SICK[on track]」も開催する。所属事務所 SMエンタテインメントは「テミンが現在、新しいアルバム作業に専念している。」と話し、コンサートについても「テミンコンサートの完全版になるだろう。」と強い自信をほのめかした。10年余りの間、本当にしっかりと成長してきたテミンのソロ活動と合わせて、「The Unit」で見せてくれるメンターとしての活躍がさらに期待される。



LINK☞︎ http://m.entertain.naver.com/read?oid=312&aid=0000282616

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