個別解説「青黒ハンデス」

どーもどーもアシッドです。今回も元気にテキスト二倍を話していきます。
今回のお話は青黒ハンデス。テキスト二倍の由緒正しいハンデス族、その一代目の一生をとくとご覧あれ。

歴史

初代

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1XLlpB5TaSSDujIrHEffVLak2-qcsSR4VhtQasMgjvNY/edit?usp=sharing

絶対に爆撃の裁定間違えてる。

青黒は赤単よりも出生は遅く、あまり出来がいいデッキとは言えませんでした。が無限皇帝の顕現を使ったコンボデッキの2キルルートを開拓したのは大きい出来事で当時のバースをコンボデッキとして突き放しました。ですが環境は赤単一強の頃であり、有象無象を踏ませることができなければ負けという今も昔も変わらないゲームをしていました。

覚醒

そうした戦いを繰り広げていた頃に追加された青単色最強カード「イザナギテラス」によってこのデッキは異次元の領域に入ることになります。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1qY9tf7PwYzv-G_bowZTM3dEZQywV9OUVzc9CHjj0Sfk/edit?usp=sharing

自分のデッキトップ固定はサーチであってドローじゃない。

イザナギテラスの追加がもたらしたものは2キル確率の上昇、ソリティアが止まる可能性の低下、失敗しても相手の手札を破壊し尽くすなどなど。
他にもリストの洗練が進み、メタ除去カードとしておそらく勘違いしていた爆撃男から使い勝手の良いガースーに、ループ要員の盾落ちケアは一般的にはドレーンとされていたが、呪文はアゲインがなくとも連打できるため盾を2枚回収できる2コスハンデスのカナシミに、フィニッシュカードもただの黒単色クリーチャーザルバから自分にかけられたビジョンロックや相手のドロー用にシナプスで固定されたトップを焼いたり3マナ時に先に手打ちしてから入ることで顕現を実質二倍の確率で放てるブラッディクロスへと変わった。
こうしてリストの洗練も合わさり、1人だけデッキパワーが頭一つ抜けた存在へとなり、赤単との二強環境を生み出した。その後もリストが洗練されシナプスキューブがミラーやマッドネスのパウアーを意識しドゥモグラなどになった。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1CO-WLva5oNZk6agEJAeYj6wS9hUJCHlThVa5cQE9kQQ/edit?usp=sharing

赤単よりもミラーを気にしてる。

ただ当時は多色を嫌ってウォズレックの採用はあまり検討されていなかった。

衰退

青黒VS赤単環境が繰り広げられている中、赤単を滅するべく現れた由緒正しき御三家が1人になるデッキ赤白ヴァリヴァリウス、その登場は青黒にとって自分以外のライバルのコンボデッキが生まれたとされたが、赤白初期型との対戦をしていくうちに、ハンデスの刺さりがあまり良くないことが判明した。これは厳しいのではと構築の変化を模索したところ、先に赤白が進化してしまう。赤白アマテラスの誕生である。またまたこいつかとなるだろうが仕方がない。こいつは今のテキスト二倍を定義したデッキだからだ。詳しい解説は赤単の時も省いたので個別解説の時にとっておくがその2キル率およそ8割、ほぼほぼ事故ることもないという正真正銘の化け物である。問題はこのデッキがハンデスにも強いことである。2枚コンボで即死をしてくるため、5分の2を当てなければならず、そのうち代用不可能なカードは1枚、さらにはリリアングとヴァリヴァリウスの同時持ちでは、どちらも抜かないといけないという絶望を押し付けてくる。そうして赤白一強に突入したテキスト二倍では青黒は一気に地雷デッキへ転落した。

更なる絶望

こうして青黒は転落したが、それでも別にTierGODのデッキに対してのTier1程度だった。それどころかデッキパワーで追いつこうとした結果がパウアーなどを入れるデッキが減ることでハンデスの通りは良くなったまである。がしかし次に生まれるデッキは赤白に勝つデッキ、つまり相手に2ターン目を渡さないデッキなため立ち位置がそのまま転落することは確定していた。
そして現れた友情の誓いは青黒の強いギミックだけを抜き取った1キルデッキだった。

希望?

友情の誓いvs赤白の爆発力の1キルか安定の2キルの戦いに青黒は参加できるわけもなくひっそりとしていたが、当時の交流会でなんか勝ったのだ。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1StbKXVSH36oDw20FCRh5jBP8sQbmH27ieRb3gN3o0rs/edit?usp=sharing

ガースーなしでよかった頃。

このリストの特徴は従来の特攻ではなく無限皇帝の顕現のめくりを重視し、無限皇帝の顕現のバリューを最大限引き出した。当時この2デッキが弱点を補完し合う関係のため下手なデッキは参入できないことが多かった。それはメタカードを使うデッキも同様であり、当時は出力が低いものばかりだった。そこでガースーを抜き、出力に特化することで他のデッキに追いつこうとした。環境解説のリストはその時のものを引っ張ってきている。

絶命

青黒が勝った後に開拓がそろそろ終わるとされたため、テキスト二倍のみの規制するという案が採用され、一旦は開拓が停止された。そこでは無限皇帝の顕現こそ失ったもののハンデスコントロールで戦えるとされていたが、青緑バースに黒を刺し、地龍神の魔陣+ハンデスで次のターンにイザナギや素バースで勝つアナカラーバースが生まれた。これにより立ち位置をまた失った青黒に更なる悲劇が襲う。無規制のアナカラーバースはどうなのかと検討され始めた。そして生まれたのが地龍神の顕現(当時のみ)であり、緑の採用によりメタカードとナスカ入れれるため、あの2デッキに対して明確な主張点を持つことができ、環境へと現れた。このデッキはほぼほぼ明確に青黒の上位互換であり、ここで青黒というデッキは断絶した。

現在

 もはや使われていないが、今は由緒正しい血統の初代として扱われている(筆者が勝手に言っているだけ)。実際同じく由緒正しい赤白以外のデッキには、その血が流れている。友情の誓いはリリアング系統と結婚し、アナカラーバースはバースと結婚し、生まれた子供達だ。またアドバンスではドラグナーとも結婚し、青黒ドラグナーが生まれ、さらにそれがバースとも結婚して、アドバンスのアナカラーバースが生まれている。
 現代の基礎を作ったデッキではあるため一度は触っておくことを強く薦める。そして赤白が出た時くらいは結構腕が出るタイプのデッキなので意外に楽しい。ジャンケンポーカーよりはという話ではあるが。

プレイング

 このデッキのプレイングは無限皇帝の顕現を引けてない時にどうやって無限皇帝の顕現を持ってくるかだ。延命して4コストまで伸ばす方向で行くのか、1ターン稼いで神引きで引く前提で動くか、それを手札と対面で判断する。本当にそれだけで、あとはミラーでわざとイザナギイグゾーストをキープしてハンデスされたら無限皇帝の顕現でカウンターできるようにするなどだけ、特に難しい要素はない。ただしソリティアがこのデッキは難しい要素になっている。その理由はソリティアパーツであるイザナギはいいにしても、無限皇帝の顕現、有象夢象(ゆうしょうむしょう)この二つが問題でデッキを掘れる枚数が非常に少ない。雑に回すと普通に連鎖が止まってしまう。ただ大体の対面はハンデスしてビジョンで山札を固定するとターンをくれるので問題はなかったりする。

終わりに

倉庫ですやすやしてたのを今更無理やり掘り出したので、現在の表記が違う可能性はあるが、まぁたかが青黒ハンデスなのであまりに気にしないでほしい。あとはデッキシュミレーターリンクを用意した。好きに使ってくれ。


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