超次元バスターホール

ドーモドーモあしっどです。デッキの個別解説を先にやろうかと思ったのですが、やはりアドバンスのリストを見ているとこの話をしないといけない気がしてきたので、やります。


はじめに

超次元呪文最強といえば何を思い浮かべますか?デュエプレ勢はノータイムでリュウセイホール、等倍なら……等倍って今、超次元呪文使うんですかね?まぁいいでしょう。ではテキスト二倍デュエマでは何が最強なのか。
おそらく今はドラヴィダホールでしょう。白単色というリリアングの弾でありつつ、ドラヴィダをそのまま出せるカードでありながら、1ターン目の初動をまた手札に戻せるいいカードです。
呪文単体としてみたらエクストラホールですが、あの呪文は青の3コストという人権がなくなるタイプの色とコストをしているので、無視します。
さて皆様このエクストラホールが単体で強いと白はリリアングの弾という話を聞いて1つ思い浮かべたカードがあるでしょう。それが今回のメインテーマであるサプライズホールです。

現在のサプホの評価とその理由

サプライズホールの現在の評価は白いだけ呪文という評価になっています。エクストラホールと同じテキストをしているはずなのになぜ、と思うでしょう。ツインパクト化したことによるテキストの簡略化、つまりモード選択「次のうちいずれか一つを選ぶ」から「または」のテキストになったためにパワードホール以外の3コストホールの特徴であった4コスト以下2体と8コスト以下の指定文明2枚出すことができなくなってしまったのです。3コストから24コストを踏み倒すハイパーカードはたった16コスとしか踏み倒さなくなったのである。涙が止まらない。がしかしテキスト二倍を経験したことがない人々ならば3コストで16コストも出せれば十分だと思う方もいるだろう。だがテキスト二倍においては「バリバリホール」が2コストで6コストを2体出せるカードであり、そもそもサイキッククリーチャーの中で出したいクリーチャーは主に醤油であり、それを出す際に横のクリーチャーに文明指定をつけてしまうのは超次元の枠不足に悩むテキスト二倍においては致命傷である。そのため白いだけの呪文という評価になっているのです。

運用法

さてさてここからは当時のサプホのメイン運用に方ですが、まず基本の展開の仕方があります。それが青ヤヌス、ガガパックンを出した後に醤油と裏面の方のチャブルを出すことでSAをリュウセイとチャブルにつけることができ、覚醒したヤヌスも実質SAなので、リーサルがあります。GSをケアするならば、ヤヌスから殴り、呪文をケアするならばラフルルにチェンジできるリュウセイから殴ります。またコントロールパターンならば、赤ヤヌスリュウセイまでは確定で残りを、
「リュウセイスプラッシュにしてドローをする(ヤヌスは超次元に残しておきたい)」「パックンで呪文メタ」「ミラクルスZかマティーニでブロッカー」「とりあえずのチャブル」「陽キャ女で盤面処理」「シャチホコで死刑宣告」から選択します。

環境参入の歴史(8割アドバンス環境史)

サプライズホールの初舞台は原初のリリアングである白単リリアング……ではなく現在も環境で戦っている白緑リリアングその原型からでした。当時の白単はドラヴィダに何としてもたどり着くという方向であったのでサプライズホールよりもシャイニーホールが優先されていました。初期のアドバンス環境は黒単オーラ、白単リリアング、赤単ドキンダムの3強という形でした。とは言えアドバンス特有の動きをしたいという人しかいないので、ドキンダムの数は0に等しいです、が当時のリストをいくら見返しても赤単がきついと思われるので入れています。そしてその三強に対して僕が考案したラフルルラブとバリバリホールを採用した黒緑オーラが殴り込み、ほぼ上位互換ということで黒単オーラが消滅、ドラヴィダをポン置きすることがあまり許される行動ではなかったものの、そもそも除去をくっつけなければポン置きすら出来なくなり、ハンデスへの最も良いアプローチとされていたトップダーツの性能が落ち、少し立ち位置の悪化が起こりました。赤単に対してはウツセミ童子の枠がなくなり、一見厳しいがプレイングで有利をつけれていた。ヴァイモデル系統にはとこセガ立ててぶん殴れば貫通するので特に気にならなかった。また当時のリストが動画として残っているのでリンクを載せておく。ただこれは色々進化した後でも退化後でもあるため、当時は正解であるサヴァクティスが入っていたり、ヴァホロメアという弱いカードがあったりしている。
話を戻して黒緑オーラの登場後に即死型のデッキとして別に「ぴーなっつ」という方が研究されていた青黒ドラグナーが登場。この「ぴーなっつ」という方は後の環境デッキほぼ全てに関わっているというレジェンドです。また同時期に自分も黒単ドラグナーを開発したのですが、完成度的に青黒ドラグナーの方が高かったため、無視しました。
青黒ドラグナーというデッキはデッキは初めてまともにブラックロータスを採用できたデッキで、本来無限皇帝の顕現デッキが苦手とする黒緑とも5分ありつつ他のデッキにも高い構築の完成度で戦えていました。シンプルパワーのリリアング、メタとハンデスを駆使する黒緑、メタ耐性と即死率どちらも高いと文句の付け所が少ない青黒ドラグナー、そして最終形態に変化した赤単の4強でした。
そこでリリアングの新たな可能性として開発されたのが白緑リリアング。そしてこちらも「ぴーなっつ」作です。そこで採用されたサプライズホールが初環境でした。そしてこの白緑リリアングは受けの枚数も多く赤単に有利、青黒対面は即死デッキ同士の対面としてメタカードだけでなく安定感でも上回るため、五分以上でした。ちなみに黒緑には当時五分とされていましたが、先ほど回してみたところ微有利でした。黒緑の勝ち筋はオーラを叩きつけて、3マナに辿り着き、ジョー星で向こうのカードの大半を紙にするか、バルバリラフルルで殴り切る、です。対して白緑は同じメタカード扱っているもののコンボもサーチもメタ貫通であるため、今見るとどうして五分と言い張っていたのかわからないですね。
ここでアドバンスの開拓が一度終了しました。
次に開拓され始めたのがオリジナルの環境が固まってきた頃でちょうどスミスフレアが現れる前、アドバンスにもオリジナルデッキを持ち込むというアナジャ、マジック現象が一度発生し、その際に誓い、赤白のうち赤白のフィニッシャー枠に差し込まれた。赤白のポジトロンは今までそこまで強いカードではなかったがこれによりしっかりと壊れた。それがサプホ最後の環境入りでした。その後も赤白のリストは洗練されても基盤はそのままでツインパクト化しまったのです。

終わりに

最後にその後赤白の基盤が変更されてサプホをもっと活かせるようになったのは悲しい話です。


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