アジア映写技師ネットワーク

映画を映す仕事でアジア全域にネットワークを構築中。 12/7(土)にトークセッションを開催! <特集>韓国、映画館、フィルム-アジア映写技師ミーティングに向けて 日程:2024/12/6〜8 会場:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ

アジア映写技師ネットワーク

映画を映す仕事でアジア全域にネットワークを構築中。 12/7(土)にトークセッションを開催! <特集>韓国、映画館、フィルム-アジア映写技師ミーティングに向けて 日程:2024/12/6〜8 会場:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ

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映写ワークショップで移動映写機“新響”を扱ってみよう(2)

移動映写機ワークショップで何をするかを考えるワークショップのメニューを考えた際、35ミリ映写機を設置している映画館に勤務しているが、年に数度くらいしか使用することがない映写技師の方と、その周囲にいる関係者の方を対象者に想定しました。先輩から教えられた映写の手順は、繰り返し履修(映写)することで身に付く性質のものです。上映プリント(映画フィルム)は一様ではないので、作品が変われば、映写機の調整が必要になります。映写機を動かす頻度が少なくなると、手順だけでなく、上映プリントの扱い

    • 映写ワークショップで移動映写機"新響"を扱ってみよう(1)

      "新響"を紹介します日本におけるポータブル35ミリ映写機の代名詞とも言える、かつて新響電機が製造・販売していた映写機を、私たちは親しみを込めて「新響」と呼びます。「新響」の特徴は、非常にコンパクトに作られていることです。移動映写の仕事は、映写機材一式を車に積み込み、会場へ搬入し、組立・調整を行い、映画を上映し片づける(そして倉庫に仕舞う)、その繰り返しです。エレベーターを利用できる会場は楽ですが、階段を上り下りする場所では機材の大きさや重量がポイントになります。 移動映写の現

      • 「日韓映写技師ミーティング in 福岡」の始まりと、移動映写機(2)

        そして開催へ韓国と日本の映写技師に集まってもらって、移動映写機を取り扱うトレーニングをする、映写ワークショップを行うことが当初の目的でした。そこから始めて、いろいろな方の助言と協力をいただきながら、イベントの概要が構成されてゆきます。フィルムに初めて触る人を対象にした内容を加えた2日間のワークショップ、韓国と日本の2か国の映写技師たちによる座談会、 2 本立て映画上映会の、3 つのメニューが出来上がりました。 2020 年 2 月に始まり、2023 年 10 月に「日韓映写技

        • 「日韓映写技師ミーティング in 福岡」の始まりと、移動映写機(1)

          2020 年 2 月、ソウルアートシネマの映写ワークショップに参加韓国には、日本のようなアート系シアターが幾つか存在し、韓国シネマテーク協議会 KACT という連合体を組織しています。KACT が運営する映画館「ソウルアートシネマ」で行われた映写ワークショップに講師として参加したことから始まります。 映写室には 35 ミリ映写機が 2 台備わっていて、チェンジオーバー(切替)方式で映写が行われます。映写機自体も、常盤精機(トキワカンパニー)が製造した TSR 型、ランプハウス