人生を考えると、スケジュール帳が気になる
生まれてから、ずっとお守りのように持っているのはノートでペン。
何故か、小学生のころから友達と出かける時も、家族で買い物に行くときも、旅行に行くときも、ノートとペンを持ち歩いています。
母はいつでもメモってた
最初のはたぶん母の真似をしていた気がします。
母はなんでもメモをするタイプらしく、一度見せてもらった家計簿はびっしりと毎日の支出が記載されていて、小さな文字で埋め尽くされていました。
(昔は婦人雑誌の年末の付録だった家計簿でした)
私たちの購入品から買い物の内容までそれはそれは小さく書かれており、3行日記のようにコメントまでも。
夜寝る前の日課で、それは今でも変わっていません。
実家に帰るといつも書いてるから・・・
でも見直すというよりは、日々の記録の中から、必要な情報だけを別に記載しておくようでした。
法事や年中行事など、以前の記憶と金額、それが紐づいている感じ。
自営業だったこともあり、税理士への情報提供も兼ねていたのではないかと思います。
また田舎の行事は意外とお金がかかるもので、42歳の厄年には近所、親戚を招いて厄払いの宴会を開く・・・とか、厄払いのための奉納準備するためとか、地域の行事も計画的なことがあり、参加しない訳にはいかないので、その辺もすべて税理士と相談し、積み立てしていたようでもありました。
そんな中、会社で働く私は自分のログをどうやって残すか・・・が毎年のスケジュール帳選択で頭を悩ませるところです。
悩みスタート
色々と試しました。
と言っても、20代前半まではスケジュール帳を持つほどの予定はなく、会社の予定は会社から支給される毎月の予定表があり、それに自分の作業を追記するくらい。
スケジュール帳は営業マンなどの男性の黒い手帳が主流でした。
会社支給の黒い手帳はデイリーやウィークリーだったような気がします。営業がアポイントメントを記入しているのを見た覚えたあるくらい。
だから、自分たちはマンスリーのキャラクター付きのスケジュール帳くらいしか目に入ってきませんでした。(薄いペラペラのが主流)
予定がないわけではありませんが、スケジュール帳に書くということを全く考えたことがなかったのかもしれません。
ただ、20代後半になると、色々なスケジュールが入ってくるようになり、それなりの手帳を持つ必要が出て来ました。
その時は「システム手帳」が流行っていて、ブランド品が流行ってました。
LとかHとかです。
内容を差し替えるというのも魅力的だったので、使っていた覚えはありますが、思っていたよりも、重いし、小さいし、高いという感じで、ファッションに近い感じだったと思います。
派遣業務を始めたころでもあり、少なくとも、副業と言われるような働き方をして、平日は会社へ、土日は別の会社やイベントへ・・・といった具合だったため、スケジュール帳は重宝してました。
そのころから、やはり出かける時は必ずノートとペンを持ち歩くようになりました。
最初はマンスリーで始まり、週ごとの予定を書くことが増え、
じゃぁ1日ずつはどうだろうと「1日1ページ」も考えましたが、お店でスケジュール帳を持ってみると、1年分365日のページだから、なにせ重い。
カバンにいれて毎日持ち歩きたい。
毎日開くし、かさばるのはちょっと。
予定以外の独り言とかかいたら、放置しておけない・・・など、セルフ突っ込みをしながら静かに置きました。
そして、気づいたのが、日付が固定されているのがどうしても気に入らないw。
30代以降、毎年頭を悩ませることになりましたが、50代の今はプライベートはスマホで、会社の業務は手書きに落ち着きました。
手書きのスケジュール帳も毎年のように渡り歩き、結局はウィークリーバーチカルタイプが今のところ一番しっくり来ています。
最初は無印でお試しから・・・
迷ったこともあり、開始タイミングがずれて、無印のいつでもスタート出来るスケジュール帳(A5判)に落ち着きました。
最初は左ページにウィークリー、右ページがメモ用のライン、でしたが、ウィークリーが1行で時間配分が記載できず、打合せが増えてくるとごちゃごちゃし、見づらかったので、すぐに買い替えました。
その後はウィークリーの中のタイプ別ので色々と渡り歩きました。
いまでこそ、スケジュール帳のタイプはいっぱいありますが、そのころはウィークリーでも画期的なもので、自作する以外にはないかもなぁと思った時期でした。
「クオバディス」との出会い
その後、友達に教えてもらったのがよかった。
「クオバディス」
正方形で、お洒落であり、ウィークリーバーチカルタイプ。
漸く見つけた!!!と思い、3年間使いました。
カバーも元気なビタミンカラーにしたり、ペンも気に入ったものに変えたりして。
単純に、クオバディスを持つと気持ちがアップしましたw
そこでもう一つ分かったのが、A5判のスケジュール帳は大きかったということ。
クオバディスは正方形のため、A5判よりは小さく、手に持ちやすかった。
そして、ノートの紙の質が良く、滑らかに書くことができました。
その点も長続きしたポイントだったと思います。
「トラベラーズノート」の発見
その後、派遣先が変わり、業務内容が変わると、クオバディスでは物足りなくなりました。
そんなとき、トラベラーズノートを知りました。
スケジュール帳とノートをまとめておける、システム手帳みたいなものですが、金具ではなく、ゴムでまとめるという手法が気に入りました。
以前使っていたシステム手帳はリフィルの差し替え時に、金具に指をはさむという失態をよくしていたので、ゴムで止める方が絶対に良かったのです。
また、1つずつの薄さも気に入りました。
ウィークリーバーチカルは半年分で1年で2冊使用しますが、正直半年以降のスケジュールまでも固定で書く必要が無いと思い、1冊購入。
半年以降のスケジュール分は最終ページに付箋で貼っておくことにしました。
そして、もう1冊は方眼ノート。どちらも薄い。
今までで一番薄い。感動的でしたw
何より、いつでも始められるという日付は自分で書くタイプ。
これも2年続きました。使いやすかったのですが、まとめてゴムで止める日カバーが本革であること、3,4冊ゴムの追加でまとめられてしまうことで、ノートの数を増やしてしまったのが敗因だったのかもしれません。
意外と重く、かさばってきたので、再度スケジュール帳を見直しました。
そして、「自分手帳」を使ってみる
でもウィークリーバーチカルは譲れなくて、その中でコクヨのジブン手帳にしてみました。
大きさはトラベラーズノートと同じくらいのノート幅で、1年分だし、色々な情報が入っているので厚手ではありましたが、「マンスリー」「ガントチャート」「ウィークリーバーチカル」と3種がまとまっていて、これはこれで使いやすかったです。
ノートの紙は少し薄めだったので、水性ボールペンの方が書きやすかったかもしれません。
打合せなどは良く変更になるので、フリクションをよく使ってました。
ただ、紙が薄いので、消込するとちょっと紙がへたるのが難点でしたが、方眼メモリが細かく、書きやすかったです。
やっぱり「トラベラーズノート」
そして、今はまた「トラベラーズノート」へ戻ってきました。
でも「ウィークリーバーチカル」と「ノート」を別々のカバーにいれています。
皮が重いなら、一つずつのカバーにすればいいと発想。
ノートは自分用だから、持っていて安心。
ウィークリーバーチカルの方だけは打合せに持って入れば、次の予定なども書き込みしやすい。
そして、在宅勤務もしていることもあり、PCと一緒に持ち運ぶので「軽量」でありたい。
40代、50代は仕事の内容も変わってきましたが、基本的に「ウィークリーバーチカル」への記入が、私には合っているみたいです。
それは、1日、1週間のスケジュールを手で書くことで、思い出せるからです。
どうやら、自分は思い出すときに、脳内でスケジュール帳のページを画像で思い出しているのだと分かりました。
会社のスケジュールなので、メンバーにも予定を共有するので、もちろんPCツールでも入力していますが、自分がその打合せの中で何をするかとか、その後の打合せとの間隔だとか、色々と考えると、やはりウィークリーバーチカルで自分の予定を俯瞰できることで、先々を考えながら動けるなぁと実感しています。
そこに付箋を使って、移動する予定を張り付けたり、ToDoを記載しておいて、終わったら付箋を捨てることで、作業完了を実感出来たりと、それなりに付き合っています。
人生のログの一部として、自分の行動を記録しておくことで、以前を見直すことが出来て、振り返りにもなります。
しないかもしれないけど、書いたことにより「そういえば・・・」と思い出すことも出来る。
そして、ちょっと先の日付を見ることで、そのころまでしておきたいことを想像することも出来る。
なにより、仕事のことしか記載していないけど、その瞬間の気持ちだったりが付随してくるのが私のスケジュール帳のようです。
この頃は通院の記載も一緒にしています。
仕事の途中で抜けるときもあれば、お休みをいただいて、ゆっくりすることもある。
それは、仕事は自分ひとりでするわけではないので、当たり前のことだけれど、前後の仕事を把握できるから、出来ること。
まぁ、そんな気にして休まなくてもいいし、会社や一緒に仕事をしている人達は、お休みOKと言ってくれるので、自分の性分なのかもしれません。
無理する必要がないようにするための下準備のためなので。
業務スケジュールとPJスケジュールは別にしたりと、また変化しているけれど、当分はトラベラーズノートの2冊持ちは継続です。
私のスケジュール帳のポイント
「持っている」から始まり、「機能的」に変化したけれど、「実用的」に「たくさん書きたい」という欲張りな思いを経て、「軽量化」になりました。