![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38770287/rectangle_large_type_2_edef0efc046c4c726acf4ab6b8b133cc.jpg?width=800)
まこち、うつでした
2009年頃だったとおもうけど、まこちはうつになりました。
めちゃくちゃ仕事が楽しくて、頑張っていたんだけど、周囲との摩擦もあって、病んでしまった。
7-8年、薬も飲んだ。
今は克服して、薬も全く要らないし、毎日元気に過ごしてる。
今回は、まこちが体験したことをベースに、最近学んだことなんかを交えて記事を書いてみるね。
1.病名の功罪
最初は、病名をつけられて、安心したんだよね。
「あー、これで少しゆっくりできる。」
「自分が辛いのは病気のせいだったんだ。」
「自分は悪くない。」
「病気だから医者に診てもらって薬で治すんだ。」 ってね。
まこちの弱っちい心と体を、さらに甘やかしてしまったんだよね。
「うつだから、無理しちゃいけない。」
「うつだから、周囲の人にも配慮してもらいたい」 ってね。
それを「うつなんてものは無いんじゃ!」と、
一撃で喝破して、まこちが復活へ向かうきっかけを作ってくれたのが、鹿児島のやねだん地域創生塾の豊重哲朗塾長。
3泊4日で、合計睡眠時間は7時間くらいだったと思う。
ハードな塾だったけど、80歳が近くなっても、もの凄いオーラの塾長と、仲間とともに乗り切ったんだ。
無理じゃないし、配慮してもらわなくても大丈夫って、実体験をとしてわかったんだ。
確かに、辛いときは、病名を付けてもらって救われたんだけど。
今からふり返ると、病名に甘えてたと思う。
2.薬の功罪
まこちは7-8年間も、抗うつ剤と睡眠薬を飲み続けたんだよね。
最初は、「抑うつ状態」だったのが、そのうち「うつ病」の診断に変わり、最終的には「双極性障害(いわゆる躁鬱病)」になってた。
ここにも落とし穴があったんだ。
今になって思えば、自分の病状が良くなったり悪くなったりしたと思っていたのは、単に、薬によって気分があがったり下がったりしてただけだったんだってね(笑)
その根底には、病気を薬で治そう、医者に治してもらおうっていう、まこちの甘えがあったんだと思うんだよね。
1995年のアメリカNIMHが出した報告では、
「うつ病患者で、投薬治療を受けた者は受けなかった者より、社会的役割が果たせなくなる可能性が3倍、就労不能になる可能性が7倍になる」
と書かれているそうだ。これは、松田史彦先生の本からの引用だよ。
まこちの実感としても、薬は根本的には何も解決してくれないし、薬によってかえって、自分でうつを治そうという意思も芽生えなくなってしまうと思うんだ。
内海聡先生のベストセラー著書「今日も精神科はやりたい放題」では、抗うつ剤は、覚醒剤の類と同じような構造、作用だそうだ。
そりゃ、社会復帰できなくなるわよね(^^;)
今回は、詳しくは書かないけど、結構衝撃的な本なので、心の準備をしてから読んでね。
3.健全な精神は健全な身体に宿る
この言葉、聞いたことあるよね?
他にも、東洋医学では「心身一如(しんしんいちにょ)」という概念があって、簡単に言うと、心と体は一つ、密接に関係しているっていう意味なんだ。
これとは逆に、「病は気から」なんて言葉もあるよね。
これらは最近、まこちが本当に大事だとおもっている考え方だよ。
うつに関して言えば、うつは心の病だからと考えて、心の方だけを治そうとしたって、ダメなんだ。
というか、気持ちが落ち込んで、ネガティブにしか考えられない時に、その気持ちや考え方を治しましょうって言われても、結構な無茶ブリだと思わない?
病んでるときに気持ちをコントロールしようとするよりも、食事、睡眠、運動と言った、生活の基本を整えて、体の方から整えていく方がとっつきやすいと思うんだ。
逆説的だけど、心が病んでいるときは、体を治す方がいいと思う。
最初に書いたように、病名に甘えたり、医者や薬を頼り切るのも、絶対に良くないと思うよ!
4.うつと食事、生活習慣
食事の中で、特に大切なのが、タンパク質とマグネシウム、鉄。
うつは、セロトニン、ドパミン、アドレナリンなどの脳内伝達物質の不調によって生じると言われているんだけど…
まあ、これだけでは説明はつかないとまこちは思うけどね。
これらの伝達物質の原材料はタンパク質なんだよね。
マグネシウムや鉄は、これらが体内で合成されていく過程で使われるミネラルなんだ。
だから、しっかりタンパク質、特に動物性タンパク質を食べること。
あと飲酒は良くないね。
まこちも、お酒を飲むんだけれど、深酒をして騒いだ翌日は、二日酔いじゃなくても、なんだかテンション低かったりするんだよね。
過放電みたいなイメージ。
あと、お酒が抜けていくときに、ごく稀にだけど、訳も無く焦燥感や不安が出てくることもある。
運動療法は、きちんと、うつの治療としても効果がみとめられているよ。
メカニズムはまだ解明されていないみたい。
だけど、運動すると、気分がスカッとする経験は、みんなしてるよね?
運動自体に効果があるし、運動することで睡眠も改善するから、動けないほどのうつでなければ、運動した方がいいと思う。
朝、日光を浴びるのも大切だよ。
セロトニンは、日光を浴びることで、体内でつくられるんだ。
体内時計(サーカディアンリズム)って、24時間より長いこと、知ってた?
人間は、朝日を浴びることによって、この微妙なズレをリセットしてるんだ。
食事については、斎藤糧三先生の本と、藤川徳美先生の本がとても参考になったよ。
睡眠については↓の本。まこちの患者さんにも、プレゼントしたりしてる。
5.まとめ
うつを体験したまこちからのアドバイス、まとめるよ。
①うつという病名に甘えないこと
②薬や医者に甘えないこと
③心が病んでるときは、体から整えること
④食事はタンパク質、マグネシウム、鉄をとること。運動すること。朝日を浴びること。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?