タイでサイドFIREの家計簿を大公開!(衣食住・資産運用例。2021年8月最新版)
6,000万円の資産運用益年200万円でタイ生活が可能
FIREを実現する目安については「年間支出の25倍の資産」と言われている理由に「4%ルール」があります。
「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方です。タイでは贅沢しなければ夫婦2人暮らしで200万円ほどの年間支出で生活できることから、6,000万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、計算上は資産を維持したまま生活できる考え方です。東京だと難しいですが(外食や固定費をタイ人アッパー層並みに押さえれば)タイバンコク郊外なら質素ながらそこそこ豊かな暮らしが可能です。
1、【支出の部】毎月の家計簿のご紹介
バンコクでそれほど贅沢をしない日本人の家計簿を紹介します。
例)毎月の家計簿 2人暮らしの場合の一例
①家賃 バンコク都内スクンビット大通り近く 2LDKで40m2 約65,000円
②食費 基本的に自炊です。食材はスーパーや市場で調達。
1週間に3回食材購入、1回2,000円で月18,000円。
外食ですが、たまにラーメンなどの日本食を週2回、
各2,000円なので月16,000円※
③水道光熱費 水道1,000円 電気6,000円 家ネット2,000円
④通信代 スマホ2台で4,000円(合計12GB )
上記を合計し、2人暮らしで1ヵ月の生活コストは112,000円です。
年間換算だと、1,344,000円になります。
ただし、上記にプラスされてくる「交際費」でかなり個人差が付きます。
タイの場合、日本食居酒屋だと飲み放題のコースで約5,000円、対してタイ料理店だと満腹でビール大瓶2~3本2,000円以下ほどになりますので、節約できるかどうかは日本食を外食するか否かに大きく影響されます。
こちらは日本の地方都市の生活コストと同じくらいでしょうか?
(また、バンコク郊外や地方都市などは生活レベルを落として家賃と食費を半分程度まで圧縮することも努力次第で可能です)
2、タイ生活の衣食住とコスト
①タイでの衣類購入は地元スーパーで
タイでは一年中季節は夏ですので、基本的には夏服のみです。
高額の服装はさておき、日常の普段着であれば1着1,000円~程度で安価。さらに中古衣類も地元市場などで販売されており1着70円程度~とかなりお得です。
現地の日本人を含む裕福層には一流ブランドよりも、ユニクロが長く着れまた日本のユニクロ商品とデザインが被りにくいので人気です。
もっと費用を抑えたい場合は地元の市場で中古が20B~売っています。
②食費は日本食を控えめにすれば節約可能
よく「タイは屋台文化だから普段から屋台で食事をとることが多いんですか?」と聞かれることもありますが、その通りで屋台もタイ料理だけでなくお寿司からイタ飯などあらゆる国の料理が選べます。ただしタイ人好みの味になっていますのでお寿司が甘かったり、焼きそばが辛すぎたり味は日本人好みではありません。
しかし、バンコク都内だけでも日本食のお店が約2,000店舗以上あり、また、屋台やコンビニからもスマホでフードデリバリーもでき、コロナ禍で浸透していますので、東京生活に比べても食事には事欠かないと思います。
(コンビニが日本のレベルに及ばないですが。。目に見えて改善されています)
日本食ならランチ定食700円ほど、タイ人向けのタイ料理ならチャーハンやタイラーメンが1品200円以内ほどです。タイでは日本食等外国料理はタイ料理の数倍もする高級料理なため、駐在員でなく移住するなら日本食は自炊か控えて節約し、余ったお金は投資信託などに積立投信してもよいでしょう。
②バンコク都内の賃貸は3万円程~とピンキリ。幅広く検討を
タイでの日本人の住居はコンドミニアムが基本になります。
賃貸物件の場合は、諸条件にもよりますが、スクンビット通り周辺でも月額家賃30,000円(30㎡程度)~80,000円(50㎡程度)がボリュームゾーンです。
ちなみにタイでは一般的に家具家電付きで礼金と仲介手数料、管理費はなく敷金は2か月で半年から借りることができます。地方都市でリタイヤ後に人気のリゾート地パタヤや北の避暑地チェンマイは、バンコクの半額~3分の2程度でアパートやコンドミニアムが借りれます。
また、タイの不動産売買では外国人は土地は購入できずコンドミニアムしか買えません(タイ企業なら買えますが、そもそも発行株式の51%はタイ人が持たなければいけないためリスクは残ります)。コンドミニアム価格は現在のコロナ状況下で底値を更新していますが、外国人も少なく借り手や買い手不足が続くと思われ、また建築基準に沿わないコンドミニアム問題などが噴出していますので資産運用のスタイルにより慎重に検討したいところです。
ここまで記載したように、6,000万円の資産を築いて年間200万円の生活費を確保出来たとすると、普段の生活費については年間130万円ほどになりますので、残りが積立や衣類購入、移動費、娯楽費などに当てられます。
実際は6,000万円程度の資産運用ではまだ老後や健康トラブルがあったときに不安と思いますので更に節約と積立投資を押し進めるためにも、タイで年間予算200万円で暮らすことは「日本食の外食など節制の上では、ある程度不自由ない生活を送ることができる」という清貧コースになります。
さて、これまで支出の部分を紹介してきましたが、次に収入の部分を紹介します。
3、【収入の部】タイで資産を増やし続ける方法
①資産運用を行うためタイなどの海外銀行口座を開設
F.I.R.E前後の方であれば、タイでの銀行口座はもちろん、カンボジアやシンガポールなどの海外口座を保有しています。例えば、三井住友銀行系列の銀行では、年4回米ドルで6.5%の利息が口座に振り込まれることで昨今特に人気なカンボジアのアクレダ銀行があります。しかしリスク分散の観点以外では、複利である米国株投資信託の積立が有利なようです。
③積立投資、株式の売買もタックスヘブンのタイ
もちろん米国S&P500や全世界株式など一通りの投資信託はタイの銀行や証券会社で買えます。しかも売却税(キャピタルゲイン税)ゼロ。日本は20%ですので、含み益を取り崩しながらセミリタイヤ生活するにしてもこの2割の差は大きいですね。
【経営者・投資家の方向けにはシンガポールもお得】
タイに住みながらシンガポールの証券口座などを開き、米国個別株の運用をされる方にとっては、タイは日本との時差が2時間早いので、米国株式市場が開場する夜中でも日本より2時間早く取り掛かれ、2時間遅く関わることができ日本にいるより日常生活への負担が小さくなります。事業をされる方はタイに住みながらシンガポール企業でHSBC銀行など口座を活用し更に節税しつつ、東南アジアでの売上拡大を起業家の皆様のマーケティングとしておすすめしています。
まとめ 〜節税と積立を加速できるタイ移住
節税に有利で資産防衛・運用しやすいだけでなく、豊かな生活が低コストで可能なタイ。
何より自分スタイルの生活ができそうか、下の記事を参考にコロナ禍明けにぜひセルフ視察にきてみて下さい。
ここ数年、「タイへ移住したいが何から行えばいいか」「海外銀行口座を持ちたい」「タイで事業を作って期間移住したい」などコロナ前より相談が増えています。
現地の最新状況についてツイッターで毎日投稿しています。
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東南アジアで資産形成 ~有料マガジン~
タイやシンガポールを併用した「東南アジアで資産形成」を目的とした記事を書いていますが、過去掲載した有料記事をマガジンとしてまとめました。
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2024年に至るまで8年に及ぶ自身の体験をもとに、タイにおけるセミリタイヤのライフスタイル、資産運用、現地でのビジネス情報などをまとめたマ…
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