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アセンション/次元上昇について心配しないでください

  地球は今、次元上昇していると言う人たちがいます。地球に合わせて、人類の魂のレベルも次元上昇していて、物質文明を重視する三次元の世界から、物質と精神と霊性のバランスのとれた5次元の世界へと移行しているのだと言います。でもなかには、物質文明に強いこだわりをもつ人や、精神性や霊性を高めることに馴染めない人もいます。
 もし、地球の次元上昇について行けなかったら、その人たちはどうなってしまうのでしょうか。もし、自分の家族がそうだったら・・・?
 今回は、そんな疑問を抱いたモスさんがヒプノセラピーで見てきた「新しい惑星」についてのお話しです。
 
 4回目のセッション。ヒプノセラピスト・ミセスインヤンの誘導で、モスさんが深い催眠状態に入ると、広大な宇宙空間が見えてきました。そこに、大きな惑星が浮かんでいるのが見えます。モスさんとミセスインヤンは、この惑星について詳しく調べてみることにしました。ミセスインヤンが、モスさんに、見えたビジョンについて質問していきます。
 
Q(ミセス・インヤン):その惑星の周りにリングなどはありますか。
A(モスさん):あります。一個の太いリングがあって、それが三つくらいの帯に分かれています。惑星の色は、黄色から茶色の間ぐらいの色です。
Q:その星の周りには、月のような衛星はありますか?
A:いいえ、見えるのはリングだけです。距離が近過ぎて、他のものは見えません。
Q:では、せっかく近くにいるのだから、もう少しその星の中に入っていってみて下さい。
 
A:・・・何か、クレーターのようなものがあるように見えます。ごつごつしています。・・・火山のようなものが見えますが、活動はしていないようです。・・・この惑星は・・・最近できたばかりの新しい星か、あるいは、遺棄された(捨てられた)星のようです。人の気配がないのです。生命の気配がないとうか。・・・コケのような感じの緑は見えるのだけれど。さっきの火山も死火山でした。惑星の生命を終えようとしているのでしょうか。あるいは、これから生命が芽吹くのかもしれません。
Q:生命体は何もないのですか?植物も何も?・・・もっと上の方に昇ってみて、そこから惑星全体を見渡してみて下さい。他に何か生命体は見えますか。
A:・・・どうやらまだ、生命が生まれる状況には至っていない星のようです。
Q:なるほど。それでは、若い星ですか?
A:そうかもしれません。この星は何なのでしょうか。・・・でも、これはもしかすると、人類の一部の人たちが、これから行く星かもしれません。
Q:人類の一部の人ですか?
A:地球の次元上昇に付いてこられない人たちが行くための星です。今、次元上昇がだいぶ進んできているので、新しい波動レベルに付いていけない人たちが出てきているようです。地球という惑星そのものの意識が変化していて、それに伴って、人類全体の集合意識も大きく変わりつつあります。そのため、以前の地球の状態と比べると、かなり変わってきているのです。その変化について来られない人たちが、地球を去って、その後に転生するのが、今見ている、この惑星なのではないでしょうか。
 
 ・・・もしかして、私の父がここに来ることになるのでしょうか。父は病気なのですが。お酒の飲み過ぎなどの、今までの生き方やライフスタイルからきていて、地球の波動とも合わなくなってきているのです。父の魂は、地球に留まることが少し辛くなってきているようです。
 何年か前に一度、もうギブアップしたいとなったんです。その時、父は、夢の中で三途の川を渡ろうとしたそうなのですが、ご先祖様の霊が出てきて「まだ来るな」と言うので渡らないで帰ってきたと言っていました。その時はまだ、もう少し生きてやるべきことがあったので、父の守護霊団が説得して、待ってもらったというかたちです。
Q:守護霊団が説得したのですか?
A:そうです。地球人の魂を管理している大きな霊団がいるのが見えます。その中で特に、父の魂が属しているクラスターがあって、そこに父の守護霊団がいます。
Q:それは、魂の霊団ですか?
A:そうです。
 地球人の魂を管理している大きな霊団の中にクラスターがあり、そのクラスターの中に、彼の魂が位置付いている、彼の系譜のクラスターがあるのです。そのクラスターの守護霊団が、父の魂に対して、もう少し浄化された状態になってから還って来るようにと説得したかたちです。魂が十分に浄化されていない状態で亡くなってしまうと、次の段階への移行がスムーズにいかないためです。それで、何年間か浄化の期間を与えられているのです。
Q:守護霊団との話し合いはいつ行われたのですか。
A:父が病院に入院していた時に、夢で三途の川を見たという話です。渡ろうとしたら向こうから先祖の誰かと、亡くなった私の祖母が出て来て、「まだ来るな」と言われたので、川を渡らないで帰ってきたらしいのです。
Q:おばあ様は、今はどこにいらっしゃるのですか。
A:祖母は、今は霊界にいて、私のことも守ってくれています。亡くなった後も、地球を守護する霊団と一緒に活動しているようです。宇宙の星に還るというよりは、主に地球の霊界を助けている感じです。
Q:お父様は、今見えているこの星に行くことになっているのですか?ご自身でそう決めているのでしょうか?
A:父がこの星に来るのは、もう少し後のことかもしれません。でも、こちらの星では、人類が転生するための受け入れ準備がけっこう整っているのではないかと思います。
 でも、新しい星に人類が転生を始めるサイクルというのは、そうすぐに始められることではないようです。3次元から5次元くらいの次元に、魂の物理的な入れ物を造る必要があります。そういったものの準備がまだこれからなので、この星に転生する魂は、それができるまで霊界で少し待機しないといけないようです。
Q:なるほど、霊界で待機するのですね。この新しい星に転生するそのために、地上を去って霊界に還る人間の魂が、今だんだん増えているとか、これから増えていくということはありますか?
A:それについては、何とも言えないのですが。というのは、もう既に亡くなっていて、今現在、待機をしている人たちもいるからです。今、この瞬間に死人が増えるのかというと、そういうわけではないようには思います。
Q:なるほど。霊界ではもう既に、準備段階で待っている魂たちがいるということですね。ということは、地球と一緒に次元上昇しないで三次元世界でさらなる体験を積みたい人は、もう地球に転生することはないということでしょうか。

ナレーション(朗読する) 
ここから先は、モスさんの通常の意識が入れ替わって、ハイヤーセルフが質問に答えています。
 
B(ハイヤーセルフ):そうです。この先の地球は三次元世界ではなくなるので、三次元世界を体験したい魂は、地球ではなくこの新しい星に転生することになります。
Q:なるほど。もう計画は、かなり進んでいるのですか。
B:そのようです。
Q:その新しい星も、地球のようにきれいな緑の星ですか。
B:そうです。似た造りにはしてあるようです。そこに人類のような生命体を入植させていきます。地球を造ったときと同じやり方です。
 ただ、地球で現代的な生活をしていた魂たちは、原始的な生活には慣れていません。原始的な生活をしている世界にいきなり転生してしまうと、ショックを受けて上手く適応できない魂たちも出てきます。ですから、この新惑星での生活レベルが現代の地球と同じくらいにまで進化したところで、現代の地球から来た魂たちがこちらの転生サイクルに入れるようにします。その意味では、地球の輪廻の輪を出てからこの新惑星の輪廻の輪に入るまでのあいだ、少し待機時間が長くなるとも言えます。でも、宇宙には時間の概念がないので、待機している魂にとってはあまり関係のないことなのですが。
Q:なるほど。確かに。
B:待機している間も、見るものはたくさんあります。言うなれば、コックピットの中に入るのです。私たちの乗っているコックピットのような大きな魂の乗り物があり、その中に入ってもらいます。そこでは、宇宙の仕組みなども勉強できますし、待機しながら学べます。
Q:他には何を学べるのですか?
B:例えば、他の人たちの経験した人生について勉強することができます。本を読んだり、映画を見たりするようなイメージです。
Q:なるほど。コックピットに入って他の人の過去生について学ぶといった話は、他のクライアントのセッションでもよく出てきます。やはり、そうなのですね。
B:はい。そしてこのコックピットは、宇宙の図書館、アカシックレコードにつながっています。コックピットの奥に、図書館に通じる通路があります。
 
ナレーション(朗読する)
アカシックレコードとは、宇宙霊界に存在する図書館のことです。宇宙のあらゆる時空間における情報や、あらゆる魂の経験した過去生、現生、未来生の記憶を保管している記憶の貯蔵庫です。ヒプノセラピーでは、例えば、個人の経験した過去生が一冊の本や一本の映画のようなイメージで見えることがよくあります。
 
Q:やはり、そうなのですね。コックピットから図書館に行って、本を読んだり、ホログラムで映像を見たりして、他の人の過去生について学ぶということでしょうか。
B:そうです。そういうふうにして、他の人の過去生について学んでおかないと、ある惑星から別の惑星に転生した際に、どうしてもショックを受けることになります。「何か違うところに生まれて来てしまった」というような違和感が生じてしまうのです。
 また、宇宙の歴史を振り返ると、これまでにも、ある惑星から別の惑星へと多くの魂が集団で移動することは何度もありました。ですので、そういった集団移動を経験した人たちの記憶をアカシックレコードから取り出して、どんな感じの体験なのかをあらかじめ学んでおくのです。
 
Q:そうなのですね。よく、同じ人物の前世を複数の人たちが共有している場合がありますよね。例えば、「私の前世はクレオパトラだった」という人はたくさんいます。それは、本当に前世がクレオパトラだったわけではなく、図書館でクレオパトラの前世について学んだから、その記憶が残っているということでしょうか。
B:それは、何とも言えません。クレオパトラの人生について本や映画で学んだのかもしれないし、あるいはもしかしたら、その人はクレオパトラの分霊なのかもしれません。一つの魂がいくつかの魂に分かれて転生するということもあるので。ただ、本当にクレオパトラだった場合、「私の前世はクレオパトラだった」とはあまり言わないとは思うのですが。
Q:なるほど。
 
A:・・・ちょっと待ってください。リーダーが話したいかもしれません。
Q:リーダーですか。お久しぶりです。ではリーダー、お願いします。
 
C(リーダー):お久しぶりです。通常、過去生の記憶を思い出すといった場合、過去生での自分の名前は分からないまま、体験したことだけを思い出すのが普通です。しかし、「自分の前世はクレオパトラだった」と言う人の場合、なぜ過去生での自分の名前が分かるのかと言うと、それは、「クレオパトラの人生」というラベルの付いた記憶(本や映画など)を客観的に見ていたから、ということが多いです。
Q:なるほど、確かに。
C:分かりますでしょうか。誰かから「クレオパトラ」と呼ばれた記憶があるのなら別ですが。ただ、当時はクレオパトラという呼び名ではなかったはずです。それがクレオパトラの人生だと分かるということは、客観的に覗きに行っているからからで、大抵はクレオパトラ本人ではありません。
Q:なるほど、そう考えると面白いですね。
C:そうです。筋が通っているでしょう。
Q:確かに、とてもよく分かります。
 
ナレーション(朗読する)
 二極化や次元上昇、アセンションといった言葉を聞くと、自分はその波に乗れているのだろうか、自分の大切な人がアセンションできなかったらどうしよう、などと不安に思うことがあるかもしれません。
 大切なのは、三次元より五次元の方が優れているとは限らないこと、また、次元上昇できなければ不幸になるわけでもないということです。次元の違いというのは、世界観のルールの違いにすぎません。そこで体験できる内容が違うというだけのことです。
 魂にはそれぞれ体験の好みがあり、成長のペースがあります。どの次元や世界を選ぶことも、その魂の自由であり、尊い選択です。


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