配布企画こぼれ話-オーバーヒートオアデッドライン編
※歌詞では"Over heat? Ohデッドライン"です。
前川みく紹介冊子配布企画のDTPデザイン担当させて頂きました、あしゅりゐです。プロジェクトリーダーのよせぐとさんと二人三脚で入稿した話をします(?)
企画に参加したとき、活版レイアウトって、気持ち良く文章を読ませることが出来れば勝ちなので、今回はシンプルに文字を読ませるだけで良いと思っていました。それが求められていたし、僕ならそれができるとも。まぁ甘かったんや。
特殊な段落が結構あって、コールガイドの関係上横書縛りだったのも手伝って、この辺りで妥協しよう、と作った最初の配置案をよせぐとさんに見てもらったときのこと。良いとは言ってくれたのですが、提案もいっぱいしてくれて。この冊子はもっと良くなる、ならなきゃいけないんだと叫んでるように聞こえたんです。燃えますよね。
それで、ここから先はもう遊びじゃなくデザイナーのお仕事だと思って。
Adobeの力ぁ゛〜手に入れた〜
り、使い方勉強したり、スケッチブックを持ち歩いたり、1月半くらいずっとレイアウトの事ばっかり考えていました。
とはいえやっぱり途中で逃げて別の絵描いたり他のこともしてました。当たり前のようにスケジュールも遅延するんですけど。
終盤は打ち合わせ回数を増やして僕の進捗確認までよせぐとさんにお願いしていたので〆切への重圧が半端ではなかったと思います。本当にごめんないさい。二人三脚?肩車だよ。
途中、クリアファイルをどれくらい綺麗に作るか?という意地悪な選択肢を投げました。すると迷わず一番綺麗に仕上げるために動いてくれました。このピンクは専用のインクでないとくすむだろうと言いました。特色印刷が出来る印刷所に白羽の矢が立ちました。
常に最善しか選択しないんだこの人は!と思って。本気で応えない訳にはいかないんだよな。
印刷が綺麗に行ったのは、偏に彼の熱意と執念のお陰です。
最終盤もデッドラインギリギリまで妥協せずにとことん要望を伝えてくれて、僕はそれに応えるのが嬉しくて。最後には2人で確認して、お互い納得するものが出来たと信じています。
この企画に関わってたことで人と繋がれて、成長も出来て、最高に楽しかったです。ありがとう、みく。そして凱旋ライブ大成功おめでとう。
話のオチとして、デッドラインは回避しましたが連日朝までオーバーヒートしてたせいかガッツリ風邪引きました。はよねろ。
デザインの話をしよう。
今回デザインの目的はみんなから考えてくれた文章を読んでもらうように誘導すること。開いてすぐ閉じられたとしたら、それはデザインが悪いのせいです。
一番人の目を引くのは顔ですが、今回はメインコンテンツの表紙がまさにその通りなので、今回はシンデレラとねこをメインテーマに、至るところにねこと小ネタを飾り罫として配置しました。できるだけ冊子を開いている時間を長くするのが狙いです。装飾を描くのは好きなので、結構楽しんでやってました。
はい、ここから一人反省会です。
文字より装飾が目立ってどうする
小奇麗にまとまったとは思うけど、文字を読んでもらわないと全部が無意味になっちゃうので。あと今回はいけるかなと思ったのですが、暗い背景に白文字の長文は重要でないと認識させるので、今なら上下だけ残して白地にしていたかもしれません。あと冊子を開き切らない事態を想定できていなくてページ奥までの興味の誘導が弱い。そう考えるとやっぱりデザインで飯食ってる人ってすごいんだよなぁ。
以上だ。
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