2024年度甲陽学院中学校入試分析(算数1日目)

甲陽学院中学校、算数の分析です。

本年度、算数の平均点が両日ともに非常に低くなっておりました。
1日目は41.8点。難化といわれた前年度と比べても10点以上下がっており、苦戦した受験生が多かったのではないかと思われます。
要因はいろいろあるのでしょうが、1日目については作業量が非常に多かったことにより時間的な余裕があまりなかったことに加え、ミスしやすいポイントがいくつかあり気づきにくかったことが大きいのではないか、と考えております。
数年前のような「算数を得意にし、しっかり走って勝ちきる」合格パターンは通用しにくかったのではないか、と思います。
得意な生徒が来るからこそ、の難易度調整になっている、ともいえるのでしょうが、このレベルを「長所」とできるレベルまで伸ばすことはなかなか難しいところです。
むしろ、とれるところをしっかりと、確実に確保する「負けない」立ち回りを意識したいところです。完答ではなく小問単位の確保を目指すこと、うまいやり方だけでなく力押しでもできる処理力を身につけておくことが不可欠です。

解答・解説は以下のファイルをご確認ください。

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