2024年度灘中学校入試分析(理科)
全体概観
例年通り出題のしかたなどに工夫があり、広く理科的興味を問う問題群である。理化学を楽しんで吸収していける生徒にとっては点数がとりやすい一方、暗記のみではなかなか点数が伸ばしにくい。本年は比較的素直なテーマが多かったものの、各分野の本質的な要点を理解しているかが試された。一方で全体としての計算量は少なく、じっくり考える時間はとりやすかった。しっかりと、時間をかけるべきところで落ち着いて考える決断が点数に反映されただろう。
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