おそらく二度と読めない本たちについての覚書
■はじめに
まあ自分もいい加減いい歳なので人生についてふと振り返る瞬間なんてものがあったりします。
よくTwitter(X)で「自分を構成する10冊」みたいなものが回ってきて自分でもどんな本読んできたかな~と思い出したりしてみるのですがおそらくもう二度と読めないものがあるなと気づいたのでのでここでそれらについてメモ&放流しておこうかと思います。
二度と読めないと言っている理由は
そもそもタイトルが思い出せない
過去過ぎて現存していない/現存しているか調査ができない(インターネットの限界)
情報が少なすぎて候補がありすぎる
思い出の捏造の可能性
などが挙げられますが、いまなんとか思い出せたものだけでも書いておこうと思いまして。
もしかして入手/再読できるかもしれないという微かな希望を添えて、ではゴー
■萌え体験の原風景、「出雲阿国」が登場するゲームブック
もうあやふやすぎて草も生えないけれど、これです、どれですか?わかりません。おそらく35年前、感覚的には1989年辺り、自分がおそらく小学生高学年~中学生のころに読んだもの。
当時ゲームブックが流行っていましたね、『火吹山の魔法使い』をはじめとしてそこから正統進化したもの、派生として生まれたものが続々出てきた頃です。この本は友人が持っていて借りて読んだ記憶があります。火吹山みたいな本格アドベンチャーではなくポップ寄りなタイムトラベル物。おそらく途中でイベント?みたいなものが挟まるんですがそこに出てきたのが出雲阿国というキャラクター。イラストと文章から醸し出すキャラクター像が非常に可愛くて今で言うところの「萌え」が発生したことを強烈に覚えています。当時もはやそれは恋だったような気すらしてます。
確か背表紙は青よりの水色で、この話以外にもシリーズで何冊か出ていたはずなのですが「ゲームブック 歴史」などで検索しても書影すらピンくるものがなく、いまや「ゲームブックではなかったのでは?」と疑う始末です。
でも会いたいのですよね、私が恋した出雲阿国さんにもう一度。
■通信教育の冊子に出てきた岡崎京子のインタビュー記事
もはや誰が見てもナンソレなやつです。
1992年前後、当時高校生だった私は通信教育を受講していまして。もう何の通信教育だったか忘れてしまったのですが(これが痛いのだけど、Z会でも進研ゼミでもなかったはず)、そこに付録として小冊子がついてきてたんですよね。そこには著名人のインタビューとか載ってて。そのうちの一つ、岡崎京子のインタビュー記事が非常に印象に残っています。
印象に残っている理由はインタビューに添えられれた写真。高架上&ヤンキー座り&舌出し&中指立てという謎構図だったのを覚えています(うろ覚えだけど)。インタビューもとにかく勢いのあるねーちゃんって感じだったような気が(うろ覚えだけど)。
このインタビューから数年後、岡崎京子は事故に遭うことになるのですが、それが印象を残す理由の一つになっているのかも。印象に残っているだけで内容は全然覚えていないのだけどね。だからこそ今再読して当時の岡崎京子に会いたいのです。
■哲学入門的な内容の文庫本
これはあまりに記憶が抽象的すぎて候補がありすぎるパターン。
これが一番見つかる確率が高いかなと思ってるんだけど。タイトルが全く思い出せない。
これ読んだのは大学生(1996~1998年くらい)の頃だったかな。文庫で読んでいる。当時は哲学(入門)書がブームで(「ソフィーの世界」が1995年)、それに乗った形で買ったはず。哲学入門書のベストセラー的な触れ込みだったので当時の新刊ではなかったはず。日本人著者。
印象に残っているのは「正常とは何か / 異常者(犯罪者だったっけ…)を見ることで自分は正常だと認識する」というような記述。たしかこんなんだったような…
相変わらず内容は覚えていないので再読したいと思っているんだけど本当にタイトルも著者も出てこなくて。1996年くらいに哲学の入門書として紹介されていた文庫本、ってどうやって調べればいいんだ教えてくれインターネット。
■おわりに
これ以外にももう一度読みたい本というのはきっとたくさんあるのだけれど、もう記憶から引き出すことすらできないのであろうなと思うのです、でも、もしふと引き出せたときにはここに追加していきます。その、記憶の置き場としてのnoteをここに作りました。
あと、もしかしてこれかも?という情報をお持ちであれば、何らかの手段で私まで教えていただけると助かります。では
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