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はじめて街頭に立ったとき(あしなが育英会職員編)

あしなが学生募金では、寄付月間に合わせて「#一緒に募金しませんか?」キャンペーンを実施中です。
学校や会社、仲間内で募金してみませんか?コロナによって街頭での募金活動ができなくなってしまいました。しかしながら、奨学金を必要としている家庭ではコロナの影響でより一層厳しい状況にあります。私たちは街頭に立てない分様々な形でこの問題を皆様に届け、一人でも多くの親を亡くした子どもや親が障がいを持っている家庭の子どもたちが進学できるように応援しています。みなさんもぜひ、学校や会社、仲間内で募金をしてみませんか?

はじめて街頭に立ったとき(あしなが育英会職員編)

こんにちは。あしなが育英会職員のイングリッドです。
去年の春、初めて街頭に立ちました。社会人1年目のことでした。

街頭ではたくさんの出会いがありました。一緒に募金活動をした遺児大学生や高校生、社会人の方。なかにはペットの愛犬と共に募金活動を行うボランティアの方もいました。

「がんばってね」「あしなが、知ってます」「いつも寄付しています」という暖かい声をかけてくださった方や、長時間の呼びかけは大変でしょう?と飴やお茶をプレゼントしてくれた方もいました。寒い秋の日や雨の日でも心温まる出会いやお言葉に励まされました。

募金活動当日は急に私の両親、叔母、そして祖母があしなが募金を見たいと言い出し、家から1時間半以上離れた駅までぞろぞろと押しかけてきたことをよく覚えています。

皆さんは街頭で募金活動を見かけたことはありますでしょうか。乗り継ぎや待ち合わせ場所に急ぐ人たちの視界に募金の姿は入っても寄付まで至ることは少なく、無視されることも多いです。

そんな中、私の家族は一緒に募金をしていた学生の呼びかけに耳を傾け、親を亡くしても進学を希望する意思や障がい者家庭の現状を訴える彼らの気持ちに圧倒された母は泣き出し、父親は街頭に立っていた学生一人ひとりの募金箱に寄付をしました。

遺児学生の前で私の家族が募金を見に来ることに対して初めは抵抗がありました。

来ないでよ…はずかしい…
と言ったことにも関わらず

「おーい!見に来たぞー!」
なんて笑顔でとことこ歩いてきた家族。

親を亡くしていない私に分からないことはたくさんあります。募金活動に関わる多くの学生は実際に親を失った経験があったり、親が障がいを抱えていたりと様々な背景をもつ学生です。

しかし、当事者じゃなくてもできることはあります。いや、当事者じゃないからこそ、できること、それは彼らの声に耳を傾け、彼らの事を「知る」ことです。

あしなが学生募金という学生団体は年間2億円ほどの寄付を街頭募金から集めるファンドレイジング団体です。今年は新型コロナウイルスの影響により街頭でお会いできることはできませんでした。しかし、現在の日本や世界にはまだまだ皆さんの支援を必要としている遺児学生がたくさんいます。

いつか、一緒に募金活動ができる日がいち早く来ることを願います。

それまでは彼らの事を忘れないよう、団体内や校内で、#一緒に募金しませんか?


キャンペーンのお問い合わせは以下から



今すぐ、何かしたい!という方は、クレジットカードでご寄付いただけます。募金に立つだけではなく、いろんな形で #一緒に募金しませんか



#あしなが学生募金
#募金
#いま私にできること


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