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街頭募金で出会った、小さな「あしながさん」

あしなが学生募金では、寄付月間に合わせて「#一緒に募金しませんか?」キャンペーンを実施中です。

学校や会社、仲間内で募金してみませんか?コロナによって街頭での募金活動ができなくなってしまいました。しかしながら、奨学金を必要としている家庭ではコロナの影響でより一層厳しい状況にあります。私たちは街頭に立てない分様々な形でこの問題を皆様に届け、一人でも多くの親を亡くした子どもや親が障がいを持っている家庭の子どもたちが進学できるように応援しています。みなさんもぜひ、学校や会社、仲間内で募金をしてみませんか?

街頭募金で出会った、小さな「あしながさん」

こんにちは。一般財団法人あしなが育英会職員の角田です。
本日は、あしなが学生募金の「#一緒に募金しませんか?」キャンペーンに際して私も学生募金の思い出をお話しさせていただきます。

私は高校、大学とあしなが育英会の奨学金を借り、現在はあしなが育英会に勤めています。
私は4歳のときに病気によって父親を亡くしました。
あしなが学生募金に出会ったのは実は高校生の時でした。その時は存在を知っていましたが、友人などに知られるのが恥ずかしく募金を見かけるたびに避けて通っていました。街頭募金大学生になり私もあしなが学生募金のスタッフとして活動をはじめました。
当時私は首都圏の大学に通っており、大学からほど近い町田で募金をすることが多かったです。
その時も町田駅で募金を行っていました。
「募金をお願いします!」「親を亡くした子どもや親が障がいをもった子どもの高校・大学の奨学金として使わせていただきます!!」と大きな声で呼びかけを行っていました。
募金は約8時間、駅などで声をだし、想いを伝えます。
もちろん、良いことばかりではなく、「うるさい!」「カネがないなら働け。」「学校に行くな」など声をかけられることも少なからずあります。
反面、「応援しているよ」「私もあしながさんです」のように温かい声をかけていただくこともあります。

小さな「あしながさん」との出会い

あるとき、小学校2,3年生くらいの男の子が目の前を通り過ぎました。
その子は塾に行く途中のようで、私の目の前を通り過ぎると、ちょっと端っこによけてこちらを見ていました。
呼びかけをしている私の目の端に男の子がうつっていました。
募金箱にお金を入れてくれる人に対して「ありがとうございます」とお礼を伝え、また呼びかけをして、と何回か繰り返していたとき、男の子が恥ずかしそうに近くに寄ってきました。
男の子は鞄から小さなサイフを出しました。
そして、そこから100円玉を1枚、取り出しました。
「がんばってください」
男の子の目線までしゃがみ募金箱に100円玉を入れてもらった時に声をかけてもらいました。
それと同時に私のもっていた募金箱は心なしか重くなったように感じました。
男の子はぺこりと頭を下げて去って行きました。きっと男の子はこのお金が何に使われるのか正確に理解はしていなかったと思います。
そのお金でおやつを買うためにお母さんやお父さんにもらったものかもしれません。
でも男の子はそこにいる私を含め高校生のボランティアや他の大学生の一生懸命な姿に寄付をしてくれたのだと思います。今から15年ほど前の話ですが、私の心に深く刻まれている印象的な出来事でした。
私の小さな「あしながさん」はすでに大人になり、社会人として世に出ているかもしれません。キミの応援は今も遺児の原動力としてあしなが学生募金を支えています。「ありがとうございました。」募金にはいろいろなストーリーがあります。
ぜひみなさんも「#一緒に募金しませんか?」に参加してあなただけのストーリーを見つけてみませんか??



キャンペーンのお問い合わせは以下から

https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/news/lataest_update/entry-527.html


今すぐ、何かしたい!という方は、クレジットカードでご寄付いただけます。募金に立つだけではなく、いろんな形で #一緒に募金しませんか

https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/donate/



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