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うちのネコ、ボクの目玉を食べちゃうの?#読書ログ

作者:ケイトリン・ドーティ

天気が良いので図書館へ行き、タイトルの勢いで手に取った一冊。

葬儀コーディネーターの著者が、子どもたちから届いた質問に丁寧に回答していく形式。
インパクトあるタイトルも無邪気な質問のひとつ。

『死んだらうんこが漏れるって本当?』という素朴な疑問から、『ミイラはどんなにおいがするの?』、果ては『宇宙空間で死んだらどうなるの?』など、
広く『死』について投げかけられた疑問を丁寧に回答していく。

作者の軽快なトークに引き込まれ、人が死んだらどう処理されるか、未知の世界へ扉が開く。

身近に死を感じる時、恐怖が襲ってきて動けなくなる。これは自分がいなくなることもだけど、何かよく分からないもの、自分が知らない事象がいつか、急に襲ってくるという恐怖も含まれる。

漠然と死への恐怖で立ち止まるよりも、
少しでも死について興味を持つことで、
恐れないまでも、死にたいしての向き合い方が変わっていけば良いなと思う。

おすすめの読み方は、
目次の質問を先に全部読んで、
自分ならどう答えるかなーと考えつつ答え合わせする進め方。
死亡後の細胞の変化などは予想通りだったり、海外の埋却事情についてはまったくの新知識だったりしてワクワクしながら読めます。

死についてもっと知りたいと思うし、生物の終わりを知った上で自分はどう生きるか考えるきっかけにもなる。

ちなみに文頭の答えは、『死んでどのくらいたったのかにもよるけど、きっと君のおうちのペットは君のことを食べたりしないよ』
この答えに行き着くまでのトークと共に、他の質問もぜひ読んでいただきたい。


読後はインプットのモチベーション上がって、追加で3冊借りました。
感想も当日のうちに書けた。えらい。

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