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【R4訪日方針】東南アジア各国の観光再開状況と旅行博の予定。最も早くインバウンド再開する国は?(2021年9月版)

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東南アジアで最も訪日再開が早い国は?

9月の現時点では東南アジア諸国の中ではフィリピンがもっとも出口が見えない状況ですが、上図の通りタイ・マレーシア・シンガポールではコロナ禍でも観光再開に向けた動きや改善が始まっています。

●最も早く訪日インバウンドが再開しそうなのは、シンガポールとインドです。
●その次が予断は許しませんがタイ、マレーシア、ベトナム。

●最後に内外的に厳しい状況が続くインドネシア、フィリピン。
※コロナ禍・政治・経済等複数要因を踏まえた現時点での当社の予測です。日本の開国状況と、日本政府が決定する受入条件次第でもあります。

R4の訪日PRはオンライン? オフライン?

コロナ禍の状況と、経済再開の状況は必ずしも一致しないのですが、今後の旅行博覧会の実施予定はオンラインが基本なものの、出展する旅行会社は売上を立てるのが大目的のため、消費者に直接ツアーを販売できるリアルでの開催を各国旅行博は強く模索している状況です。

R4の予算立ては、平常時への影響を踏まえオフラインを基本としながら「コロナ禍や災害等で実施できない場合は、オンラインでの代替事業の検討を行う」など仕様に追記することになるでしょう。

ところでオンラインでの注意点ですが、東南アジア人も豊富なコンテンツのネットテレビを見慣れているため(こちらはTVでもスマホでも見れるインターネット放送が主流です)、オンラインでのイベントやセミナー、商談会でも他にないユニークなコンテンツや利点を明確に見せていかないと見劣りしてしまいます。
参考までに、新潟県でR3年度行ったオンライン事例を紹介します。記事下部より事例をまとめたPDFが登録無しで直接ダウンロードできます。

またご参考までに、日本在住者を含めた東南アジア各国のインフルエンサーやKOLリストも配布しています。

R4に向けての基本方針

地方にとっての東南アジアでの実施方針としては
・優先順位は、シンガポールとタイが重点市場、
 次いで新市場で伸ばしたいならフィリピンやベトナムの新規開拓市場
 貿易と絡め中長期目線ではシンガポール、タイ、ベトナム。

・オンラインでのセミナーや商談会、記事風広告やSNSでのデジタルプロモーションとして柔軟に予算をとっておく。
・予算が少ない場合で最も有効な施策は、各国ともFacebookでの週1程度の発信。ただしタイならタイ語、ベトナムならベトナム語など現地語でないと効果が出にくい。
・この際に、グループインタビューやアンケート調査などをオンラインで行っておくのも良いタイミング。

もちろん、当社にて現地での出展・運用代行が可能です。
PR事例や調査事例など、ASEAN諸国からの訪日インバウンドについてお気軽にご相談ください。

アジアクリック 高橋学(バンコク駐在)
http://asiaclick.jp
実績や会社概要はこちら

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