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【11月第4週】ASEANトップニュースまとめ。「2月もタイ旅行博が開催」「MATTA開催」「EV加速」「日本より厳しい個人情報保護法が続々施行」「中国から東南アジアに直通鉄道」他7本

今週一週間のアセアンニュースを厳選し、まとめました。
ビジネスに関連する、東南アジア主要6カ国とインドのニュースのヘッドラインと、その背景にある「現地事情と解釈」を補足しています。
週に一度目を通すだけで、東南アジアとインドのビジネスのトレンドが把握できるようになります。海外マーケティング担当、経営者、投資家の方は当noteのフォローがおすすめです。
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●タイ

・2月もTITF開催
12月の第27回タイ国際旅行博覧会(TITF#27)開催に続き、2022年2月17~20日にTITF#28がバンコクにてリアルイベントとして開催されます。会場図のピンク色の部分内がジャパンパビリオン含むNTOエリアですね。

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●マレーシア

・マレ-シア旅行博「MATTA Fair 2021」が11月20/21日に開催、日本からは東京観光財団がブース出展、iPadなどでの資料データ配布や動画を流してのプロモーション。 主要ホールセラーや東南アジアのNTOやマレーシア国内観光地が参加、旅行需要想起喚起が目的。2022年6月までのマレーシア航空券35%オフや国内離島SABAH地域への旅行が目立ちました。

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韓国・現代自動車、同社初の電気自動車(EV)をマレーシアで発表
エネオス、水素製造でペトロナスと協業検討
→その複雑機械のプライドとサプライチェーンの重圧からEV化に難色を示すトヨタなど日本車メーカー勢は今更数兆円かけても既に5年も10年も米中税に遅れを取っているので、このEV化の波に乗れず落ちぶれるだろうと東南アジア自動車業界では話の種になって久しいです。

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●シンガポール

タイやカンボジアからシンガポールへ隔離なしで渡航可能に。日本は含まれず。
シンガポール民間航空局(CAAS)は12月14日より、タイからの旅行者は検疫のないワクチントラベルレーン(VTL)でシンガポールに入国することができると発表しました。
国内の新規感染1090人で、2日連続で低水準です(26日時点)。

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●インドネシア

スズキがワゴンR生産中止、電動車へ注力
→その他は変わらず蔓延る賄賂が国内ニュースを賑わせています

●ベトナム

市中感染1.3万人増、27日土曜に148人以上が死亡、累計感染119万人以上に。

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●フィリピン

フィリピン、来月から一部低リスク国から外国人観光客を試験的に受け入れ。
東南アジアでは、タイ、ベトナム、カンボジア、マレーシア、シンガポール、インドネシアが外国人観光客受け入れを始めている。

●東南アジア

新法が続々施行 中国、インド、タイの個人情報保護・最新動向
日本より厳しくEU一般データ保護規則(GDPR)に基づく。
個人情報の海外移転は違法です。 名前はもちろん、性別や年令などもお伝えできなくなります。

ラオス・中国鉄道12月3日に開通。
タイ北部をかすめベトナムとカンボジアに延伸を予定しており東南アジア諸国も人ごとではない。
ラオス政府が最も期待するのは、沿線の貿易量の増加による貨物収入及びラオスの地政学上の戦略的価値を高める。
中国にとっては、債務の罠という名のインフラ整備だ。

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・中国ーASEAN首脳会議が開催、習近平とASEAN首脳仲良さそう。
今回の中国とASEANの全面的戦略パートナーシップ宣言により、軍事取引も中国語教育もコロナ禍ビジネスも、現在も幅広く起きている各国政府下部組織との袖の下目当てによる連携が加速されてしまいます。
中国の覇権が東南アジアでも強まり、我々日本と自由民主主義の同盟国にとってはゆゆしき事態です。

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●インド

・タミルナードゥ州政府とマゼンタ社は、EV技術の設計、製品開発、アーキテクチャ規格に特化した製造ユニットを設立するため約2億5,000万ドル(約5,440億円)を投資し、59件もの事業で約500人の従業員を雇用する予定。
世界の投資の行き先は中国などではなく、もはやインド。

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次回は、来週以降のニュースの内容を見て更新します。
当社アジアクリックは訪日インバウンドと貿易輸出の脱中国頼り→東南アジアへのシフトを応援しています。
もっと詳しく知りたい方は mana@asiaclick.jp まで気軽にご相談下さい。

アジアクリック 高橋学(タイ・バンコク)
http://asiaclick.jp


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