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【8月最終週】ASEANニュースまとめ。「タイ人に日本の観光列車人気が上昇中」「インド人や中国人がちゃぶ台返しをする理由」他10本

2021年8月最終週のアセアンニュースをまとめました。
ビジネスに関連する、東南アジア主要国とインドのニュースのヘッドラインに、現地在住でないと見えてこない「現地事情と解釈」を補足しています。
海外マーケティング担当、経営者、投資家の方向けに最新情報を短い解説付きで毎週まとめますので、当noteのフォローがおすすめです。
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●タイ
「タイ人に人気の観光スポット」ランキングNo.1が決定! 「東京ディズニーリゾート」を抑えた1位は?【2021年調査】
→1位は富士山です。マッターホルンをみないとスイスに行った気がしないというのと同様です。2位東京ディズニーリゾート、3位白川郷と定番がトップ3。地上から約5mで日本一入れにくいとお賽銭箱の山口元乃隅神社や第11位の山形の銀山温泉、第8位に上高地がランクイン

タイ人の間で観光列車人気が上昇中
→日本には、車両ごと時間借りができる電車が多くあります。
当社もタイからのインバウンドで、秋田県の内陸縦貫鉄道や、山形県のフラワー長井線、東北の四季島などを現地旅行会社に営業しており、四季という異文化体験を大切な人と体験でき写真映えもし飲食もできると大変好評です。

タイのCPフーズ、国内のKFCに植物肉を供給
→タイは実はムスリムも多く、ハラル食品は日常。また仏教徒でも動物の肉を食べない人も多く、国を上げての菜食期間もあります。私も体調が悪い時などはハラルコーナーに足が向きますね、きれいな食品ですから。

●マレーシア
マレーシアが9月初旬に観光再開の方針 ワクチン接種者対象、段階的に海外からの観光客受け入れも、ランカウイ島などを含む複数の離島から
→タイや韓国同様、島しょ部からのインバウンド再開です。
日本はどこから段階的にインバウンド受け入れ再開するのでしょうか。

●シンガポール
英HSBC、仏系AXAを628億円で買収へ
シンガポールを東南アジアの資産管理・保険事業のハブと位置付け

→規模は違いますが当社でのシンガポール企業設立支援も、IT、士業に次いで主にフィンテック関連の金融業が多いです。

伊勢丹の東部カトン店、22年3月に閉鎖
→高級品も、ネットで買う時代です。しかも世界のECサイトから買えるため、最も定番のAmazonイギリスやアメリカ、ドイツなどのほうが信頼が高く、4日程度で東南アジアに到着します。そこまでして欲しいのですから、商品価格の1割前後の送料と関税はそこまで気にしません。

●インドネシア
76回目の独立記念日を迎えたインドネシアも、邦人290人以上が感染、連日1千人超が亡くなっています。
珍しいところでは、福島県が在日インドネシアメディア招請の企画競争入札を公示しました。

●ベトナム
ホーチミン完全封鎖、対応に追われるサムスンの家電工場

●フィリピン
人口1億1100万人を超え、人口急増で日本を抜きそうなフィリピン
経済、投資、一般市民の生活において良いニュースは見当たりませんでした。 訪日インバウンドではタイの次にフィリピンが訪日数伸びるというのは旅行業界の定説ですが、貿易・進出・投資・移住においての選択肢としてのフィリピンは、ベトナムやインドなど他の新興国と比べられ益々厳しさを増しています。

●東南アジア
「すでに“世界の工場”はASEAN」…直接投資、中国を上回る

東南アジアで新型コロナ感染がピークアウトの兆し
→シンガポールは既にコロナウイルスは流行り風邪扱いですが、その他ASEAN諸国でも取り立てて新しい対策はしていないにも関わらず新規感染が自然減していることからピークアウトしたのではないかと一部で言われています。 しかし、ワクチンの接種率が大変低いため予断は許しません。

●インド
インド株式はなぜ堅調?--国際分散投資先としての魅力と注目ETF
→株式は新しい期待値が織り込まれ続けている限り上がります。堅調なのはインドの経済の力ではなく、GAFAMを始め、欧米企業が現地企業に投資し続けているからです。その背景として、インド全土を挙げての経済開放政策が着実に進んでいることと、先進国経済の頭打ち、中国の台頭があります。 

中国人やインド人が、すぐにちゃぶ台返しをする理由
→記事内のマトリクス表の通り、日本人が世界で最も合意形成・階層主義なだけです。 相対的には、世界で日本人が特殊であるとも読めますね。

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●今週、タイで話題となった一枚

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「タイでパラリンピックやったら死者続出」とのこと。
この写真の場所がタイにおいて特殊なのではなく、バンコク都心以外は歩道が整備されておらず、下を見ながらでないと歩けません。


次回は、来週以降のニュースの内容を見て更新します。
当社アジアクリックは訪日インバウンドと貿易輸出の脱中国頼り→東南アジアへのシフトを応援しています。
もっと詳しく知りたい方は mana@asiaclick.jp に気軽にご相談下さい。

アジアクリック 高橋学(タイ・バンコク)
http://asiaclick.jp

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