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【10月第3週】ASEAN画像ニュース。「タイで大規模イベント再開へ」「タイ、外国人富裕層に土地権利」「ベトナム新鉄道9線」「インドネシアにイオン4店目」他7本

2021年10月第3週のアセアンニュースを厳選し、まとめました。
ビジネスに関連する東南アジア主要6カ国とインドのニュースのヘッドラインと、その背景にある「現地事情と解釈」をオリジナルで補足しています。
週に一度目を通すだけで、東南アジアとインドのビジネスのトレンドが把握できるようになります。海外マーケティング担当、経営者、投資家の方は当noteのフォローがおすすめです。
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●タイ

・【朗報】タイ政府発表の日本からの隔離なし入国条件に際し、タイ在住の方は、21日間日本に滞在する必要はなしと梨田在タイ日本大使館大使。詳細はまもなく大使館HPに掲載される予定。
タイ航空も、日本発タイ便を10月20日から31日までセール。
東京/羽田・東京/成田・名古屋/中部・大阪/関西発着バンコク行きなどが対象で、往復運賃はエコノミークラスは32,300円から。搭乗期間は10月31日から2022年3月26日出発分までですので、タイ出張を計画しましょう。
※また、在タイ邦人の一時帰国の条件が2021年10月23日に大使館HPに掲載されました
「タイ在住外国人が、これらの国・地域に渡航し、21日以内にタイに戻る場合は、これらの国・地域に21日間以上滞在しなくても隔離免除措置を受けることができます。」と明記されています。あとは日本での自宅隔離期間が問題ですね。

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・タイは段階的に大規模イベント開催再開へ。
→11月はペットエキスポ、12月はタイ旅行博TITFが開催予定。 夜間外出規制や酒類販売等各種規制がほぼ全撤廃される見通しで、バンコクは賑わいを取り戻しつつあります。

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タイでもニッポンが楽める! 日本のホテルが大人気 コロナ禍でもうれしい悲鳴 シラチャのホテル呉竹荘(記事内に動画あり)

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タイへ1億円以上投資の富裕層に、労働許可証発給・土地の購入もも認める。タイランドエリート会員向けから。
土地を持っている25%の国民のうち、5%の富裕層が80%の土地を所有しています。不動産でも株にお金を変えても良いという低ハードルで、中国富裕層を念頭に置いた政策であり、ますます格差が広がっているタイです。

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●マレーシア

マレーシア、外国人インバウンド観光再開へ ランカウイ島に限り11月から
→マレーシアやタイ、インドネシアなども島しょ部からインバウンドが再開しており、コロナ禍中もカジノなどコンテンツが富裕層向けに洗練されました。

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●シンガポール

・配車サービス大手グラブの金融部門、ECサイト構築サービスの提供開始
→米Shopifyを筆頭に、個人でもECサイトで世界に商品を簡単に売れる時代。

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●インドネシア

・イオン直営の国内4番目のイオンモールが11月に開店。
2021年11月に南ジャカルタのJalan TBSimatupangのイオンモール・サウスゲートレジデンスがソフトローンチ。広さ30~122m2を揃える居住3棟と連結、若い裕福層のビジネスマンと周辺大学生をターゲットに、ビジネス・アカデミック拠点としての機能も狙う。

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●ベトナム

2030年までにハノイ~ホーチミン間など9つの新たな鉄道新設を計画。
最大のルートはハノイからホーチミン市までの1,545km。運輸省はこのルートで、ハノイから中部の都市ヴィン、ホーチミンから中部の町ニャチャンまでの2区間を優先的に整備することを提案中。
北部には、ハノイと観光地ハロン、港町ハイフォンを結ぶ3つのルートを設けます。北部には、ハノイと観光地ハロン、港町ハイフォンを結ぶ3つのルートがあり、首都の東側の境界線に沿ってもう1つのルートあり。
中部では、ハティン省のブンアン港とラオス国境を結ぶルートが1本計画。
南部には4つのルートが予定されており、1つはドンナイ省のビエンホア町とブンタウ省を結ぶ予定。また、ホーチミン市とカントー市、カンボジア国境を結ぶルートが2本。残りのルートは、ホーチミン市のトゥティエム駅とドンナイ省のロンタイン国際空港を結ぶ。

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●フィリピン

アディダス、首都圏マカティ市にフィリピン最大店舗を22日開業。
10月22日にマカティのグロリエッタ3にオープンする「ブランドセンター」は、1,500平方メートルの巨大なスペースで、スポーツ用品やライフスタイルグッズをフィリピンの消費者に提供。ゴルフ、トレイル&アウトドアのアディダス製品、m&m'sフォーラムやMelting Puppetsフォーラムなど、ブランドセンターでしか手に入らない限定商品も用意。またサイクリングやマタニティ向けの製品など、より多くのエクスクルーシブなコレクションが同店に登場予定。
→東南アジアは欧米中韓が中間層~裕福層向けの消費力が確実に伸びる市場として過去の中国市場のように進出を強めています。サイクリングやゴルフ、トレイルなど趣味趣向性が強まっていることに注目です。

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●インド

・インド株ETFの $INDA はまたも最高値を更新です。
→$INDAはインドの時価総額のトップ50企業をまとめたETFで、ネクスト中国マーケットとしてGAFAMを中心にBNPLなどフィンテックやなどに巨額のIT技術革新投資が続けられています。

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●今週の一枚

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タイ・バンコク観光再開に向けて
タクシー内部のパーテーションを2,192台に設置。
狭所恐怖症には困る、移動式サウナになるなど外国人からは好評の様子。

アセアン髙橋の独り言:
ようやく、バンコクの街も賑わいを取り戻してきました。現地メディア含め1週間に400本以上は記事に目を通していますが変わらずビジネスに動きがあるのは開国進むタイと、IT・投資関係でシンガポールとインド、そして発展が目に見えるベトナム。マレーシア、フィリピン、インドネシアのニュースは政治関連が主です。
ともあれ、そろそろリアルで皆様にお会い出来そうですね。11月からの皆様のタイへのお越しを、お待ちしています!

次回は、来週以降のニュースの内容を見て更新します。
当社アジアクリックは訪日インバウンドと貿易輸出、海外進出の脱中国頼り→東南アジアへのシフトを応援しています。
もっと詳しく知りたい方は mana@asiaclick.jp に気軽にご相談下さい。
アジアクリック 高橋学(タイ・バンコク)
http://asiaclick.jp


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