【10月第二週】ASEANニュース厳選。「タイやバリで観光が着実に始動」「ドンキ、イケア等出店好調」「タイでも日本車厳しく」他9本
2021年10月第二週のアセアンニュースを厳選し、まとめました。
ビジネスに関連する、東南アジア主要6カ国とインドのニュースのヘッドラインと、その背景にある「現地事情と解釈」を補足しています。
週に一度目を通すだけで、東南アジアとインドのビジネスのトレンドが把握できるようになります。海外マーケティング担当、経営者、投資家の方は当noteのフォローがおすすめです。
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●タイ
・タイ、官民で「医療観光」再開へ
コロナ回復診療を新設: 日本経済新聞
バンコクの国際病院バムルンラードは感染からの回復を支援する新たな診療部門を新設。タイは11月までに本格的な外国人観光客の受け入れに着手する方針で、医療業界は富裕層向けサービスの拡充を急ぐ。
→タイは貧富の格差も激しく、超富裕層の数は既に日本超え。バムルンラード病院など裕福層向け病院は、高級ホテルのような待遇と施設、そして現地日本人駐在員家族からも信頼を得ています。
・タイ旅行博TITFが2021年12月23〜26日にアイコンサイアム7階で開催と発表されました。
95%のブースが埋まっていると主催から発表がありましたが、決定優先となるとのことですがまだ空きがあるようです。他にも、
✈マレーシアMATTAとフィリピンTTEが11月に延期。
✈外国人観光客受入、島しょ部から続々開始。
✈タイとインドネシアは日本人入国可能へ。
など海外旅行が再開してきました。
・タイ入国、梨田大使が低リスク国に日本も加えてくれるようプラユット首相に直談判
→回答はもらえませんでしたが、12月からの隔離なし入国に日本も加えられる可能性は高いと考えられています。
・「日本車王国」に異変 タイになだれ込む中国自動車メーカー
→裕福層は欧米車ですが、一般層には安く信頼も高くなった、タイ国内のEVの8割以上を占める中国MGやKiaなども人気です。テスラも少し見かけるようになりました。タイ国内の日本勢はEV化という現実から目を背けたいそうです。裾野が広すぎる分仕事がなくなる影響は計り知れないためと、精密に組んできた恐竜的プライドがあるため。
●マレーシア
・アリババ、マレーシア政府のクラウドサービス事業者に。
政府と公共部門で、クラウドの導入を促進する役割を担う。
→世界はウィンドウズ11からゲームから銀行の基幹システムまで、クラウドへ移行しています。
●シンガポール
・家具イケア、フランチャイズ3店舗目開業で21/2%増収
・ドンドンドンキ、東部タンピネスに11号店
●インドネシア
●ベトナム
・アニメの影響? 高まる日系企業人気
→アニメが好きだから収入の何年分も親戚に借金して外国まで出稼ぎに行くのでしょうか。日本ならベトナムにいるより5~10倍稼げるからです。そこが人材の質を伴わない一部の送り出し機関の人身売買とも言える中抜きビジネスの食い物にされてしまい、現在のベトナム人犯罪頻発という結果につながっているわけです。
●フィリピン
・ソーシャルコマース件数、1~6月は倍増、過去最高の伸び。
→フィリピン人は、老人から子供まで家族間や知人間をFacebookでやり取りしている。タイやフィリピンのFacebookでは、Facebookコマース機能が長年搭載されており、服飾からスマホまで市井でC2Cで気軽に売買しあっており人気。
●インド
・インド 祝祭シーズンにおけるテロ等への注意喚起
インドでは、ヒンドゥー教の祝祭日である「ダシェラ」(10月15日)や「ディワリ」(11月4日)を控えるなど、祝祭シーズンに入っています。祝祭シーズン中に多くの人出が見込まれる行事・場所はテロ、街頭犯罪等の標的となりやすいことに留意し、安全確保に十分注意を払ってください。と日本外務省。
→一部のヒンドゥー教徒が、イスラム教徒を嫌っています。特に金曜日の礼拝時は気をつけましょう。
●今週の一枚
危ない電線。
(記事から抜粋)今やバンコク名物とも言える、素人目には何が何だか分からない街の電線。2016年には、ビル・ゲイツ氏がバンコクの電線の写真を自身のFacebookに掲載して、世界的な話題になりました。
→このような写真の状態が普通です。電線が歩道まで垂れ下がっている箇所も珍しくなく、首にひかかっての事故なども時折起きています。道路は穴があるし、スクンビット以外は本当に危なくて歩けないバンコク都です。
次回は、来週以降のニュースの内容を見て更新します。
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