サステナビリティと消費者行動

ファッション業界で話題のサステナビリティ。今は企業側が先行して動いている状況なので、消費者行動の観点から考察。

各種ニュースにもあるように、特に海外ブランドから始まるサステナビリティの動きは、企業側は近年非常に強まっている。↓

サステナ関心

ただし、消費者側から見た時には購買行動への影響はまだ限定的なようで、「社会的消費に影響される人」45.0%、そのうち「サステナビリティに影響される人」5.9%という結果であった。消費者全体に換算すると45.0%×5.9%で約2.7%程度。↓

サステナ影響2

社会的消費の中でも上位にある項目を見ても、社会的消費の思想だけでは広がらず、「オーガニック≒健康」「エコ≒経済性」のような明確な消費者利得と結びついた時に定着するのだろう。

よく言われる「Z世代はサステナビリティへの関心が高い」はもちろん間違いではないのだろうが、現在のオーガニックやエコと同程度まで広がるかどうかは、今後の消費者利得の打ち出し方にかかっているように思う。

若年層→ナチュラル志向、故のサステナ 子育て層→安全志向、故のサステナ シニア層→品質の証明、故のサステナ・・・など。どの消費者にどの利得があるそうかを探していくのが重要になりそう。

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