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2022.8.11 和歌山ポルトヨーロッパ暴太郎戦隊ドンブラザーズvs忍風戦隊ハリケンジャー スペシャルバトルステージレポート

プロローグ 開演まで

道中トイレ休憩を入れたため、ポルト開場5分前くらいに到着。
遊園地待ちのお客が門前に集まる中、係員さんに「バトルステージで」と言って小扉を開けてもらう。ちょっと通みたいでハナタカ。
1回目はかなり客席が埋まっていた。3回目は寂しめ。夏休み&通常回のため、ちびっこファミリーが多い。握手会や撮影会について、システムを係員さんに聞いたり、家族で相談している人もよく見かけた。ガチの方は前の方でガチカメラやぬいを持っておられる。我々もチェンジヒーローズを持って中央の演者出入り口付近に(1回目左、3回目右)陣取る。

ショー

○アクションの素晴らしさ

・ドンモモのキレがすごい。剣の回転(手元で回す、振りかぶって回して斬る、いずれも)が美しい。速いのに軸がぶれない。身体も剣もピャッと回してピッと止める。速くて美しい。
・ドンモモの立ち方がよい。真ん中のお立ち台にことあるごとにカッコよく立つ。敵味方乱戦の中、真ん中にすっと立つと目を引く。目を引いたところで素早くアクションが始まる。ちょっとシンケンレッドを思い出す。
階段やお立ち台の段差を利用して片足を曲げて立ったり座ったりするのもえらそうでよい。
・(まとめ)ドンモモ様は動きの緩急と制動が素晴らしく、とにかく速くてキレキレで美しい。かっこよすぎてクラクラする。

・ドンドラゴクウは、戟での棒術もポーズ決めつつスーッと落ちるのも美しく、悠然と絵になるかっこよさ。
・バトル以外の場面ではちょこまかと可愛らしく、落差がいかにもジロウ。
・長い戟をぶん回すアクションは中華的で盛り上がる。1回目の会で落としたところがあったが、演出?と思うほど支障がなかった。3回目を見たときは落とさなかった。やっぱり大変なんだなぁ。

・お供たちも「らしい」アクションでよかった。ワンちゃんの低いキックとオニシスちゃんのローパンチのコンボ。猿原さんのヒラリ。今回は雉野さん飛ばなかったのちょっと残念。

〇演技演出など

・終盤のバトルで、主題歌に合わせて動くアクションがとてもエモかった。
特に、ドンモモが敵の剣斬をのけぞって避け、反撃するシーン。避けるところは曲に合わせてスローモーション、反撃から一気に曲も動きもテンポが上がる。音と動きのタイミングがドンピシャで高揚感がすごい。
暗めの照明とピンスポットを駆使した絵作りも相まって、ミュージックPVのようなスタイリッシュな音と映像。これが生でできていることに関係者の技術を感じる。公式がここだけでもネットでチラ見せすればこの舞台の素晴らしさが伝わるのではと思う。

・お供メンバー4人のヨボヨボ演技が上手かった。イヌの足わなわな、オニの座り方、キジの腕の動き。サルは転び方がかわいい。せりふ回しも年寄りっぽいがかわいらしく、不快感なくコミカルに年配者を表現していた。わちゃわちゃ年寄りシーンはジブリみたいで楽しい。

〇みんなが見たい、いつものパターン

・キジ「行きましょう皆さん!」ドンモモ「お前が仕切るな!!」オニ「そうだ雉野が仕切るなー」キジ「はるかさんまで~」
・イヌの条件反射お手「しまった!」
・助けてもらったお供たちがドンモモにすり寄る。オニシスはいつもの足元ズザー。イヌが「今回は俺も」とワンコご主人大好きムーブをして可愛さ爆発。オリジナルではまだない動きだが得した気分。
・ジロウが仲間ムーブをするがだれも乗ってこず浮く。。。
・サルの1句(×5くらい)。考える人えらい。「私に名案がある」(別に名案でもない)。

〇グッと来たセリフ、やりとり

・年老いたオニシスがジロウに背負われ登場。「なんだかんだ言ってジロウは優しいのう」とジロウの顔をペチペチして嬉しそうだったのに、ドンモモが視界に入った途端にバシバシ叩いて降ろせと訴える。タロウの前ではジロウに頼ってるとこなんか見せたくないんだな、はるか。

・ハリケンレッド「君の仲間は?」ドンモモ「仲間?...あぁ、お供たちか。」
定番となりつつあるやりとり。ドンブラの関係性の特異さがよくわかるセリフ。
だが、聞くたびに胸がギュウっとなる。またこの時の声と言い回しがオリジナルそっくりで。

生の舞台でしか得られない栄養素

〇ガチで君もお供になれる!

「会場のみんな」としてドンモモ様に呼びかけられ、応援することで一緒にもに戦い、よくやったと労われることに喜びを覚える自分がいた。
そうか、私もここでドンモモ様のお供になったんだ。
これが、縁ができお供になるということ!
あなたに忠誠を誓います!!

〇目があったような気がしてしまう

若い頃、関西小劇団に足繁く通った頃、ある舞台の佐々木蔵之介さんが神々しすぎて、お顔をまともに見られなかったのと同じ症状が出た。
ドンモモ様がかっこよすぎて目が合わせられない。
いや、目は合わないよ。私を見てるわけではない、しかもガワだぞ。
本当に10年以上ぶり。生の舞台でしか出ない感情だと思う。アイドルのライブと同じ感じなのかな。

撮影会、握手会

〇開始時(再登場)、終了時(退場)にポーズ決めてくれるのでできれば見よう!


まだ慣れていないのでうまく撮影できない。誰かに絞ったほうがいいかもしれない。

〇キャラ同士のわちゃわちゃが楽しい

・ハリケンレッドがドンモモと一緒にわーはっはと反る。オニがハリケンレッドを支えたり。
・ハリケン主題歌に合わせて、オニがキジに手裏剣を投げるふり、キジがやられるふり。
・ドンドラゴクウがタイガードラを他のキャラに撃つ。なんかうれしそう。

〇撮影ポーズもいろいろ

お客さんの背や人数に合わせて変えている。お客のポーズに合わせてくれる(オニポーズしたらオニもしてくれるとか)。他の人のを見るの楽しい。

〇握手会も対応それぞれ

・子供に合わせて低い姿勢でやさしく握手するのが基本。サルイヌは座っていた。
・大人ファンに対しては、ゴクウとドンモモは立ち上がり力強い握手をする。
・「かっこよかったです!」とゴクウとドンモモに言ったら、ハンドサインを返してくれた。嬉しい。
・オニシスちゃんがピョンピョンしてくれるのも、キジが丁寧に頭下げてくれるのも嬉しい。
・ガチファンの方が持っていたドンモモちびぬいを、ドンモモが頭丸ごとガシッと掴んでたのが俺様でよかった。ファンの方も嬉しそうだった。

要望のようなもの

バトルステージファンクラブがあればよいのに。
・ショーとしてのレベルが高く、大人ガチファンにおすすめなのにイマイチ来ていない。
・メインは子供なのは当然だが、大人ファンもサポートすればもっと来るしお金も落とす。
・ファンクラブとか作って、遠方ファン向け宿泊セットプラン(席は自由のままでいい、駅の行き帰り込みでスケジュール案内あり)とか、ペラペラ印刷でいいから演者脚本スタッフ入ったリーフレットとか(めっちゃ知りたい)、オンライン配信とか円盤とか(ゼンカイはGロ、FLTありがたかった)、オリジナルTシャツとか。

エピローグ 親子の会話

娘と昼食時や行き帰りの車で感想などを語り合う。
「久々の生の供給!」等と発言する娘。立派なオタクに育ってしまった。
一方「母ちゃんがヒィとなってる瞬間を見た」と、こちらが堕ちているところもしっかり見られており面映ゆい。
細かな台詞のやり取りや仕草については若い記憶力が勝り、語彙力は大人のほうが当然多い。話すことで補い合い、伝え合うことで感想がより明確になる。結構いいコンビではないかと思う。「いつまで一緒に行けるかな。お母さんが年寄りになってお前が運転しても行ってたりして。」と半分希望を込めて軽口を叩く。同じものを好きで一緒に楽しむ、この日々を大切にしていきたい。