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許豊凡くんの話

INI2ndアリーナツアー仙台公演に2日間行った。5thシングルTAG MEのオフライントーク会に参加して豊凡くんとお喋りをさせていただいた。

私は語彙力があまりないので、ついイベント後は「発光してた」「記憶ない」「世界で1番」とかそういう言葉で終わらせてしまう。たまにはこの豊凡くんへの気持ちを文章にしてみようかなと思う。

なんで文章にしようかと思ったかというと、何より私が、豊凡くんの書く文章が好きだから。文章に残すことで、気持ちを整理したいなと思ったから。

私が豊凡くんのことをしっかりと「推し」として応援するようになったのは、2022年の7月ごろ、ちょうど3rdシングルMの発売が決まったあたりのことだ。全く古参に入る部類ではない。

私はもともと(今も)JO1のオタク。ちょうどJO1をあるきっかけで好きになったころに、INIがデビューした。JO1に弟いるんだ〜へ〜って感じ。11人のパフォーマンスもかっこよくて、クセになるデビュー曲のロケティーは一時期鬼リピしていた。当時付き合っていた元彼は、JO1の曲は全然覚えてくれないのに、「アジト〜アジト〜」だけは覚えてた。一回馬鹿にされて、喧嘩になった。
はっきりと推しが決まらなかったけど、ストイックな性格と可愛いタレ目に惹かれて、I期で初めてCDを買い、威尊のヨントンに応募した〇〇枚は儚く散った。👈これ未だに謎)いつのまにかINIのFCには入っていたし、いつかライブがあれば行きたいなと思っていた。でも「その程度」だった。なにプリは好きだけど、強いて言うなら威尊が好きだけど、推しをはっきりとは決めず、全体をゆるく追っていた。ただ、あくまでJO1の弟、という存在だった。

そんな中、3rdシングルのビジュアルが公開された。ふむふむ、今回の弟グルのコンセプトはこういう系なのね〜と流し見ていた。I期の時も前髪がちぎられて大変なことになっていたメンバーがいたことだし、今回も見てみるか程度の興味本位だった。

その中で、ベレー帽を被った君を見つけた。
ベレー帽から見える紫色の前髪、
いつもと少し印象が違うまんまるの目、
あまりにも小さすぎる顔、
真剣な眼差しの中に、どこかあどけなさが残る表情、
とにかくビジュアルが刺さりまくった。
こんなに可愛いとかっこいいを兼ね備えた人、INIにいたっけ…?と思ってしまった。

それまで正直ノーマークだった許豊凡という存在が私の中で急激に大きくなった。

急に意識をし始めて、いろんなコンテンツを漁った。中国人であることと、プデュの練習中に怒って部屋から出て行った人だよな…くらいしか情報をもっていなかった。けれど、知れば知るほど許豊凡という人物の魅力が面白いほどに溢れてきた。

その中で、確実に豊凡くんを推しとして応援するきっかけになったのが、FCのMemberDiaryだった。


「 2022/07/12  夜間飛行 」


この文章を読んで衝撃を受けた。
特に重大発表があったとかじゃない。何かすごい秘密を書いているわけでもない。ただ、豊凡くんの書く日本語があまりにもスーッと入ってきて、心が浄化される感覚になった。

今まで、お気に入りの音楽を聴いて癒されたり、大好きな推しの動画を見て、元気をもらってきた。私の人生には、昔からいつも、そういったエンタメが常にそばにあった。
シンガーソングライター、ロックバンド、アイドル。
歌声、歌詞、ライブでのMC。
そういうものに救われて生きてきた。

ただ、誰かの書いた文章を読むことで、こんなにも感銘を受けたのは初めてだった。冒頭でも言ったけど、語彙力がないので、何がどう良いのかうまく言葉で表せない。けれど、今まで読んできたどんな有名作家の小説より、許豊凡くんの日本語が好きだと思った。

そのころ、職業柄もあり、とてもとても忙しいくて、仕事でいっぱいいっぱいになっていた時だった。1人で泣きながら帰りのバスに乗ることもあった。でも、そんな時に豊凡くんから送られてきた文章を読むと、スーっと心が落ち着いた。夜1人で散歩をして、公園でこの文章を読んだりもした。何度読んでも、豊凡くんの文章は、わたしを夜間飛行に連れてってくれた。

話は少し変わるけど、菅井先生もプデュの中でこういうことを言っていた。↓

日プ2 菅井先生のありがたいお言葉
日プ2 菅井先生のありがたいお言葉

菅井先生はこの時から見抜いてたんだろうな。豊凡くんがとても言葉を大切にしている人だと。それまで気づけなかった自分の勘のなさというか、感覚の鈍さみたいなものが悔しかった。豊凡くんの魅力に気づかず生きていた今までの時間がもったいないとさえ思った。

正直、理解不能だった。中国出身のアイドルが書く日本語の文章に感動している。今まで読んだことのないような彼の美しい表現は、きっとわたし以外にも多くの人の心を動かす力があると、いつもMemberDiaryが更新されるたびに思う。だからこそ、MINIだけが読むMemberDiaryや、登録制のプラメだけでしか見れない現状がもどかしい。これは1オタクの願望だけど、どうかフェンファンくんの文章力がもっと世に出るようなお仕事が来て欲しいなと思う。ねえ豊凡くん、note書いてみない?でも無料で読めるのも、ちょっともったいないな。


RTP仙台初日(2023/11/11)で、豊凡くんはこんなことを言っていた。

「11月はスケジュールが本当にいっぱいで忙しくて、初めての番組とかも出させてもらったりして、それは僕たちにとっても『挑戦』の日々です。だけどそんな中でのこのライブは、自分にとって『癒し』になっています。」(意訳)

ぎゅっとマイクを握りしめて、一つ一つ、大切に選んでくれる言葉は、やっぱり心にスーッと入ってきた。
癒しを与えてくれるのはいつだってそちら側なのに。どうしてそういう言葉が出てくるんだろう。やっぱり豊凡くんには敵わないなと思わせられた。

まだまだ仙台公演のの豊凡くんの魅力については語れる。短パンから見える膝小僧も、靴下の高さが両方ちぐはぐだったことも、HEROで裏拍をとりながらCO2を撒き散らしていたのも、タイミングを間違えた洸人を見逃さないで、洸人の頭を押さえつけて無理やり謝罪させようとしてじゃれていたのも。仙台はどこか懐かしい気がしちゃうと言って、「ただいま」って言ってくれたことも。仙台まで会いに行ってよかった。


ただひたすら書きつらねただけの、駄文でごめんなさい。でも文章を読むこと、そして書くことに前向きになれたのは紛れもなく豊凡くんのおかげ。
日本語の美しさに気付けたのも。

豊凡くんの存在がわたしの癒しです。
いつもありがとう。

2023/11/20

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