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旭川でも、子どもたちに「もっと自由で安心な遊び場を」。旭川冒険遊びの会

はじめまして。私たちは、旭川市内を中心に「子どもの居場所づくり」「遊び環境づくり」「プレーパーク」「多世代交流拠点づくり」などのテーマを持って活動している旭川冒険遊びの会といいます。

まず、プレーパークに遊びにくる親子や地域の方々から聞かれた声を紹介!
↓   ↓   ↓   ↓
「最近、子供を連れて遊びに行く場所に困っている」
「うちの子、まだ小さいし大きな遊具のある公園に行っても不安」
「もっと自然の中で遊ばせてあげたいけど・・・場所がないんですよね」
「同じ想いを持った子育て中の保護者が集まっていたり、異年齢の子どもたちで遊ばせたい」
「旭川市内で室内遊びではなく、外で子どもたちが自由に遊べて保護者も安心して送り出せる場所が少ない」

など

昨今、社会の変化や、子どもを取り巻く環境の変化に煽られる形で子どもの「遊び」にも大きな変化・影響が出てきており、それは子どもだけではなく、子育て中の保護者や子ども社会集団の在り方にも関係してきています。だからこそ、子どもが自由に遊べる環境を保障するべく団体として活動しています。

こんな緑溢れる場所で活動しています(旭川市常磐公園)

どんな団体なの?どんな人たちが関わっているの?

旭川冒険遊びの会は、2021年10月に設立されたばかりの比較的新しい団体です。

旭川市内に居住する様々な事情、様々な職種の人たちが「旭川にももっと自由で子どもが主体的に遊べる場所をつくりたい!」という想いを持って集まり設立され、運営されています。当会は現在会員制で運営されています。

「じゃあ、会員にならないと遊びにいけないじゃん!」

って思ったそこの貴方!大丈夫です。会員は団体を構成するスタッフや大人、応援してくれる人のことを指しています。なので、「誰でも気軽に遊びにくることが出来ますし、会員になって支える側になるのも自由です。(会員については団体のインスタグラムにて紹介しています。ご確認ください。)

旭川冒険遊びの会では、現在(令和6年時点)で正会員(団体スタッフ)が5名。みんなそれぞれ職種も違えば、普段どんな形で子どもと関わっているかも異なります。お母さんもいれば、お父さんもいる、子どももいれば、障がいを持ったスタッフもいます。スタッフそれぞれが足りない部分を補い合って、誰でも気軽に参画できる環境をつくっています。

その他にも、各種会員とボランティアで組織された任意団体です。プレーパークに遊びにきて、実際に体験してからスタッフになった方が多くいます。なので、運営経験は現場経験のあるスタッフは殆どいません。

プレーパークでの関わりが未経験でもスタッフになれます!実際に自ら遊んでみての実体験から生まれた視点と、現場に入ってみて子どもたちと直に関わり、遊びを見守り生まれる視点の両方が大切だと思っています。なので、未経験でもスタッフを目指せますし、見守りや子どもたちと遊び、時には子どもたちと一緒に考えながらプレーパークの専門的な知識や技術を身につけることが出来る環境づくりを団体としてつくっています

興味のある方は、ぜひ当会で私たちと一緒に旭川市を盛り上げ、子どもたちが自由に遊べる環境づくりをしてみませんか?

いつ、どこで、どんな活動をしているの?

旭川冒険遊びの会は、昨年度(23-24年度)から継続目標として「同じ場所で、同じ時間にプレーパーク」という目標を掲げています。

活動当初は、隔週開催、活動場所も2ヶ所で活動していましたが、「分かりづらい」などの指摘を受けて、昨年度から常磐公園を活動拠点とし、毎週末同じ曜日の同じ時間にプレーパークを活動しています

遊びに来てくれる親子や、地域の方々にも覚えてもらいやすいようにという想いや願いもあります。そして「プレーパークに遊びに行く時の合言葉」として「いつもの場所にいつも時間で集まろう」がプレーパークに遊びに行く時の合図になってくれたら嬉しいと思っています。

春、夏、秋、冬それぞれで見るプレーパークの遊び過ごし方

プレーパークは、1年を通して外遊びができる環境づくりをしています。
季節によって遊びの素材も変わりますし、遊びながら見える風景や匂いも北海道らしさを感じさせてくれる魅力だと思います。

今年度の参加者の推移と子ども年齢別の内訳

遊び場の特徴として、遊びにくる多くが未就学児で上は小学生(特に5年生まで)が多く遊びに来ているという印象を持っています。そのため、プレーパークで使っている素材は、小さい子でも簡単に作り替えのできる素材を中心に揃え、団体で準備したバケツや塩ビ管、おままごと道具や昔遊び(駒やけん玉)、ロープや野球ができるような道具を常時準備しています。遊びに来た子どもたちが「その時その時にやってみたい!挑戦してみたい!」と思うことを納得がいくまでできる環境づくりをしています。

[左]お絵描き黒板と虫取り道具など、[右]塩ビ管とおままごと道具など
子どもたちに大人気のモンキーブリッジ!

プレーパークのモットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」
禁止事項が増え、管理が厳しくなり、遊び場を子どもたちから奪ってしまうこと、それは子どもが自分たちで工夫して遊びを作ったりすることはもちろん、遊びの中で危険を察知したり、防いだりする力を身に付けることも難しくなります。子どもが自分で判断する力を取り戻すための場と機会を作りたいという考えのもとにプレーパークはあります。そして「やってみたい!」は行動しようと思う力の源です。それを奪ってしまう「責任」の使い方は間違っていると思います。責任は誰かに負わせたり、負わすものではなく、まず自分に向けられるものだと思います。「自分で責任をもつ」から、自分のしたいことができる「自分の責任で」は、やりたいことをするための「権利」だと考えます。責任を追及する人が少なくなっている世の中ですが、「自分の責任で自由に遊ぶ」から生まれるものを大切にしてプレーパークを運営しています。

プレーパークには、「遊びのプログラム」がありません。今日は「これ」をやりましょう!みたいなものは一切なく、「やってみたい!」を納得するまでやってみる。それがプレーパークのルールのようなものだと思っています

プレーパーク/子どもの居場所づくりへの想い

私たち旭川冒険遊びの会として、プレーパーク/子どもの居場所づくりについての想いはスタッフそれぞれが持ち合わせて活動しています。団体として各スタッフの想いや考えは大切にしていきながら、これからもそれぞれが思い描く形を実現していくために、団体としての想いも合わさり、ひとつの形になっていけばいいな思っています。

ここでは、団体設立時に思い描いたプレーパーク/子どもの居場所づくりへの想いを簡潔に綴ります。

子どもの居場所というと「貧困」などのマイナスなイメージが未だについていることも多いと思いますが、そうではなく「自分が自分らしく居られる場所」というイメージのもと活動しています。様々な事情を抱える人が集まる場所。だけど前向きに捉えれば「新しい何かを見つけに来ている」とも受け取ることができる。それは「横の繋がりかもしれない」「特定の誰ってわけじゃないけど、一緒にお話ができる相手を探している」かもしれない。地域から失われつつある「ナナメの関係」かもしれない。プレーパークに来るすべての人がそうじゃないかも知れない。だからこそ、遊び場としてのプレーパーク、居場所が必要な人がいる限りはできる限り開け続ける必要があると考えています。今はまだ常設は難しいけど、毎週末とか開け続けたい。プレーパークは予約制じゃないから、もしかしたら誰も来ない日だってあるかも知れない。そんな時は、地域の方々とお話ししながら過ごしながら待てばいい。だからこそ、「同じ曜日で、同じ時間にいけばプレーパークの人がいる」という共通認識がとても大切になってくると思って活動しています。

将来的には、市内の子どもたちの生活圏内で常設のプレーパークをつくることが団体設立時からの目標です。常設のプレーパークと言っても、遊び場(プレーパーク)だけではなく、子育ての拠点、地域活動の拠点、中高生の活動の拠点など様々な活動が複合的に利活用できる場所にしたいと考えています。

当団体の活動について

旭川冒険遊びの会では、今年度(24-25年度)2種類のプレーパーク活動を実施しています。

① 基本活動:毎週土曜日(時々日曜日も開催)のプレーパーク
開催時間:10:00〜14:00
開催場所:旭川市常磐公園内風の丘広場(↓MAP上赤旗の地点↓)

参加費:無料  
参加の事前予約:基本は不要。団体での利用の際は事前に連絡をもらえると   
        嬉しいです。
活動の定員:なし
お問い合わせ;団体インスタグラムDM/下記のメールアドレスまで

【Eーmail】asahikawa.bouken.asobi@gmail.com

活動の視察、開催依頼のための見学も随時受け付けております。


② 普及啓発活動:出張プレーパーク
旭川市内にてイベントや町内会などから依頼を受け、常磐公園ではなく市内の別会場でプレーパークを開催して活動を広めています。活動の依頼は随時受け付けております。

[過去の実績として]
昨年度(23-24年度)は2件実施しました。
・市内町内からの協力開催依頼
・イベント内での子どもの遊び場としてのプレーパーク開催

昨年度のアースフェスに出張プレーパークした際の室内遊び場の様子

[今年度(24-25年度)は、6月末時点で4件。うち2件は実施済みです。
・北彩都ガーデンフェス出張プレーパーク(6月15日・16日実施)
・買物公園まつり出張プレーパーク(6月29日実施)
・北の散歩道@プレーパーク(8月10日実施予定)
・アースフェス出張プレーパーク(8月31日実施予定)

北彩都ガーデンフェス出張プレーパーク初日
[左]暑くてケースに水を溜めて浸かり出す子どもたち[右]蟻に水をかけたがる子どもたち


北彩都ガーデンフェス2日目の様子
この日は、103人がプレーパークで遊びました。


買物公園まつり出張プレーパークの様子
[左]チョークでお絵描きしてデッキブラシで消す子ども[右]ピタゴラスイッチを組み立て中

また、出張プレーパークと併せまして、旭川市内で新しくプレーパークを始めたいという個人や団体、町内会などに向けた「出前講座」及び「立ち上げサポート」も随時受け付けていますのでお気軽に団体までお問い合わせください。

今年度、旭川市内のすべての小学校にはプレーパーク開催チラシを配布させてもらっています。市内の保育園、幼稚園、子ども園、児童クラブ、児童デイなど多くの子ども施設がプレーパークを子どもの外遊びの機会の場として利用していただければ嬉しく思います。

プレーパーク開催にチラシは、開催時はもちろん以下の旭川市内施設等でもご確認いただけるようになっています。
旭川市内掲示協力施設・店舗
・(市内すべて)公民館
・(市内すべて)児童センター
・(市内すべて)地域子育て支援センター
・もりもりパーク
・旭川市子育て世代包括支援センターwaka・ba
・社会福祉協議会
・旭川市市民活動交流センターCoCoDe
・市内のカフェやサロンなど数箇所

新たにチラシの掲示・設置にご協力いただける施設や店舗は、お手数おかけしますが、団体までご連絡お願いします。

プレーパーク開催情報や団体としての活動の情報は団体SNSでも発信していますので、「フォロー&いいね」をよろしくお願いします。

最後まで、読んでくれてありがとうございます。
旭川冒険遊びの会では、一緒に旭川市を盛り上げ活動してくれる仲間(各種会員)を大募集しています。

旭川冒険遊びの会 代表 小川純平

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