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詩 「放火」
命はずっと不便だ。うつろなコンテンツは許されない。みんなより幸せにならなくちゃいけない。従って、一番澄ました顔をする。ふざけた街で、言えない傷だらけ。略奪されたい真っ赤なスカート。
いつも恐ろしい要素ばかり検索した。もうすぐ灰になりそうなこと。使いものにはならないけど、胎児のように包んでいるもの。眠れない夜を数えて眠る夜。本当はドーナツの穴だけを食べて生きたい。
最終日。きみを処分して、大きな家に小さな絵を飾る。それを眺める。それを眺める人生に火をつける。それを眺める。
遠雷が遠雷じゃなくなるとこでショートケーキの苺をあげる