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「花束みたいな恋をした」から今村夏子のピクニックへ
先日ついに花束みたいな恋をしたを見てきました。恋愛をあまりしてこなかった自分でも感情移入できて、環境や状況が変わると、友人や恋人の距離感や価値観、考え方がまるっきし変化するんだなと感じました。
自分も小学校時代から縁のある友人は子供みたいな間柄で楽しく遊んでたりするんですが、どこか趣味や遊びが合わないな、これはしたくないのに、なんでこっちが妥協しなければいけないんだと思うことが結構あります。
なので、人って変化するんだなって。人との関わり、住む場所、時間の使い方で変わるって言うけれど、まさしくそれなんだなって、思いました。
映画では明大前での出会いやデートの積み重ね、交際、同棲、フリーター生活に発展していくのですが、劇中で出てくる絹が面接で圧迫面接をされた時に菅田将暉演じる麦が言った一言、
「今村夏子のピクニックを読んでも何も感じはしない人だよ」
と言っていたことから是非読んでみたいなと思いました。
読んでみた感想
読解力が全くない筆者は最初お笑いタレントの方と交際してる方が出てくるんだな、えー最後浮気で悲しんでるのかと悲観して読んでました。
正直何かこれとして変化は感じられませんでした。
だけれど2回目読んでみて分かりました。
この作品のピクニックは、ローラーシューズを履いた女の子たちがビキニ姿で接客するスタイルのお店で働く人たちの物語です。
ルミたちが所要メンバーなのですがある時七瀬さんという人がやってきます。
そこでお笑いタレントと付き合っていると発言するのですが、文章中に所々不可思議な部分が多く存在します。
七瀬さんの誕生日の日に彼とは会えないと言うと新人が「誕生日は2人で祝えばいいじゃん、当日無理なら会う日でもすればいいじゃん」
すると次の日もその次の日も会えないと七瀬さんは言います。(新人が七瀬さんを貶してる印象)
自分としてはそういうこともあるよね、会えない日もあるよね、と思っていたのですが、
結局会う日になっても公園で時間潰しをして東京に行っていないことが後になって分かります。(新人さんはやっぱりなシメシメと思っている様子)
あと交際歴を聞かれて17年でもいいですねと新人が嫌味っぽく言っていたり、
携帯電話を探していたことを日課と言い新人は揶揄っていた。
こともありました。
どこか仲良くしていたであろう皆が新人によって不穏に巻き込まれてしまいます。
(ルミたちも最初の時と比べて話を合わせている雰囲気。)
携帯電話を探している所も結構強く印象に残っている。
読んだ後には、なんだか修学旅行などに行った時にやたら心霊現象が見えたと言ってビビり倒す人に似てるなと思いました。
最初はめちゃくちゃ注目されるけれど、後になってから、周りの人にめんどくさられたり、距離を取られるのに近いなって感じました。
自分ももう少し小説や本を読んで文章力付けたいなと思います。
話を細部分かる人って凄いなって、
自分は全然だ。
少しのきっかけになったら幸いです。
とにかく花束みたいな恋をした!
最高でした!
おわり
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