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男女が共に活躍するまちづくりの推進について

令和2年年12月定例会で最初の一般質問を行いました。
この記事では質問のやり取りをまとめたいと思います。

質問のテーマは以下です。

  • 男女が共に活躍するまちづくりとは何を目標とするのか



浅野千紘です。
令和2年12月定例会に当たり、通告に基づいて質問をいたします。
「男女が共に活躍するまちづくりの推進について」

11月9日に、令和2年度まちづくり市民アンケート報告速報版をいただきました。その中で、男女が共に活躍するまちづくりの推進という項目がありましたが、アンケートの項目の中では満足度60%で下から7番目、つまり満足度の高い施策とはなっていないようです。平成30年度のアンケートまで遡ってみますと、重要度が低く、満足度も低い施策となっています。
しかし、第4次見附市男女共同参画計画の成果指標、満足度60%としては目標値を達成しています。

私がこの項目に注目した理由は、新型コロナウイルスの影響の一つである自殺率に男女の差が顕著に表れていると感じたからです。そして、この差は日本社会における女性を取り巻く環境がそうさせているのではないかと考えたからです。もちろん市内ではこのような最悪の事態はないようですが、社会が変わらなければ同じような状態が繰り返されるかもしれません。コロナ禍の現状の対策では、メンタルヘルスのフォローのための相談窓口や経済的な支援があると思いますが、そのような対策では対応し切れていないというのが数字に表れているのではないでしょうか。この現実を変えるためには、一人一人が意識していくしかありません。その意識を高めるのが総合計画や男女共同参画計画の役割の一つであると考えております。以下、お伺いいたします。



  


【Q1】
第5次見附市総合計画後期基本計画では、男女が共に活躍するまちづくりの推進の観点は盛り込まれておりますでしょうか。盛り込まれているとすると、どのような点でしょうか。

【A1】大野務まちづくり課長
浅野議員の男女が共に活躍するまちづくりの推進についてのご質問にお答えします。

  市では、「男女がいきいき、共に輝くまち」を目指し、第5次見附市総合計画前期基本計画と整合性を持つ第4次見附市男女共同参画計画を平成28年度に策定いたしました。同計画では、男女平等を推進する社会づくり、男女が共に活躍できるまちづくり、男女が共に参画する家庭と地域づくりの3点を基本目標とし、目標の達成に向けた各種取組を実施しております。第5次見附市総合計画後期基本計画に男女が共に活躍するまちづくりの推進の観点が盛り込まれているかについてですが、人口減少が予想される中で持続可能なまちづくりを推進していくためには、女性が活躍できる環境づくりは非常に重要なことだと考えております。そのことから、後期基本計画では引き続き主要事業の一つとして男女共同参画の推進を掲げるとともに、第4次見附市男女共同参画計画の3つの基本目標の考え方についても、雇用対策の推進や子育て環境の充実などの施策に盛り込むことで、これらの施策を通して男女が共に活躍するまちづくりの推進につながるものと考えております。
  
  


【Q2】
 今年の市民アンケートでは結果が変わっているかもしれませんが、平成30年度の市民アンケートでは男女が共に活躍するまちづくりの推進の項目は重要度が低く、満足度も低い施策、施策の方向性を再検討するべき項目となっています。この状態から満足度も重要度もまだまだ上げる必要があると考えます。第4次見附市男女共同参画計画の進捗状況表では、目標を達成している項目も多数ありますが、今後強化していくべき点や新たに取り組むことがあれば教えてください。


【A2】
次に、男女が共に活躍するまちづくりを推進するために今後強化していくべき点や新たに取り組む点についてお答えいたします。第4次見附市男女共同参画計画では、3つの基本目標を達成するため、33事業、72の指針、指標を設定し、男女共同参画事業推進懇談会において計画の進捗管理を行っております。計画の進捗状況については、令和元年度末時点で約72%に当たる52の指標について、最終年度である令和3年度の目標を達成しております。一方で、目標を達成していない子育て支援や情報交換を行う子育てネットワークづくりの支援、育児・介護の男女共同責任意識の啓発の促進等の施策については、取組を強化していくべき課題だと認識しております。令和3年度は新しい計画の策定年度となることから、現状や課題等の整理及び検証を行い、国や県の状況等も勘案し策定作業を進めるとともに、女性が安心して活躍できる社会の実現に向けて男女共同参画の重要性について市民の皆さんに一層理解が深まるよう取り組んでいきたいと考えております。
  以上でございます。



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